小学校受験の面接特訓でお父さんの新たな一面を見た!【ママまる vol.2】

小学校受験直前! 願書&面接に緊張MAX

小学校受験直前! 願書&面接に緊張MAX

みなさん、こんにちは! ママまるです。前回の記事をたくさんの方が読んでくださったようで、ありがとうございます。次男の小学校受験直前、去年の今頃のことを思い出すと、あのときのなんともいえない気持ちがこみ上げてきます。今回はわが家の次男の願書&面接について、お話をしたいと思います。

今まさに、面接に向かおうとしている方もいるでしょう。
大丈夫!これまで頑張ってこられたのですから! 応援しています

通っていた小学校受験塾の夏期講習を終えた次男。私にはひとまわりもふたまわりも大きく成長したように見えました。わが家は志望しませんでしたが、大人気の東京農業大学稲花小学校を受験する子がたくさんいるクラスにいたため、ペーパーの量が多く、スピードもどんどんup! いろいろなパターンの工作もして。「楽しかったよ!」という次男からの感想にホッとしつつも、面接練習の評価を見ては肩を落とす日々でした。

とにかく声が小さいのです。6月頃から「もっと大きな声で話せるとカッコイイよ!」とか、「今日の2倍大きな声で話してみようね」などと声をかけていました。声の大きさの項目にバツ印がついていたり、“無言”と書かれているのを見つけると、ついつい「どうしておうちにいるときみたいに大きな声が出せないの?」というような、本人が回答に困るようなことを言う始末。

これはいけない。言ってはいけないことまで言ってしまう…

幼稚園の預かり保育から帰宅した18時ごろから、ごはんを食べさせて、毎日のノルマとしていたペーパー20枚。そして面接練習。私も仕事の疲れと受験に対するプレッシャーとで、ストレスが溜まっていたのでしょうね。長男の中学校受験の担当は夫が、次男の小学校受験は私が担当すると決めていました。先に受験の時期を迎える次男と緊張感を持ちながら生活していた私と、塾に付き添っていない夫との間に意識の差が生まれていたような気がします。

願書で改めて考えた次男の性格とわが家の教育方針

受験でもしない限り、他者に対して自分の息子の性格の長所・短所をわざわざ発表することなんてほとんどないですよね。日本には謙遜の美学がありますから、特に長所をわざわざ“褒める”ということに、はじめは慣れませんでした。

塾の先生に教えていただいたテクニックは「短所を聞いて、相手が長所ともとれるような言い方をする」ということと、「今後どのように親がはたらきかけて、短所を克服しようと思うのか」を表現することでした。

たとえば、引っ込み思案でなかなか行動に移せないということを、長所に変換してみると、慎重派で思慮深いとなるとか。好き嫌いをしたときには、ひと口でも食べられたらと調理を工夫するなど…。ごく普通のことでも、親が寄り添っている様子を他者に表現して伝えるという難しさを知ったのです。

練習用の願書の、「長所」・「短所」の欄を見てみると、行が少ない! 文章は短い方が、当然難易度が高いわけで…。この2~3行を埋めるために、夫と頭を悩ませることに。まず夫がとった行動が、『小学校受験の願書の書き方』という本を買うということでした。私は内心、「えー! そこには私たちがほしい答えは書いてないんだけど」と思いました。なぜなら、塾では「具体的エピソードを入れて、印象に残る願書に」と教えられていたから。

そのことを夫に伝え、これまであったできごとを思い返して、次男の成長を感じたときのこと、失敗したときのことなどを洗い出します。この作業をしているうちに、夫も私も次男ってこんな性格でこんな風に頑張ってきたのか…と愛おしく感じてなんとも言えない幸せな気持ちになったのです。家庭の教育方針、いわゆるどんな子に育ってほしいかということもここで改めて話すことができたことも、小学校受験のうれしい誤算でした。