公立小学校に通った長男と私立小学校に通う次男の宿題の様子を比較してみた【ママまるvol.6】

長男・次男ともに宿題を「やっても出さない」ことが多い

長男・次男ともに宿題を「やっても出さない」ことが多い

皆さん、こんにちは! 前回は電車通学についてお話ししましたが、いかがでしたでしょうか? 今回は「宿題」にまつわるエピソードをご紹介したいと思います。

小学生の宿題の量は、学年×10分で終わるくらいというのが一般的だと聞いたことがあります。公立校だった長男も私立校の次男も、その範囲内だと思うので、特にどちらかが多いわけではありません。

次男が通っているのは女子の比率が高いミッション校。音楽発表会でも賛美歌を歌うという学校です。宗教の授業もあり、とても落ちついた雰囲気で日々の生活が行われています。授業中に暴れまわったりするような子はいないので、生活においてのトラブルはほとんどありません。

その分、みんな宿題などの提出率がとても高いのです。次男はというと、宿題をやっていったにもかかわらず、提出しないで帰ってくることがよくあります。連絡帳を書き忘れて帰ってきて宿題が何なのかも分からない…なんてことも。どうやったら忘れずに出して帰れるのかを、次男と話し合ってトライ&エラーを繰り返しています。

宿題の内容については、そこまで難しいものはありません。でも宿題やテストのプリントには必ず親のサインが必要です。また間違った問題を赤鉛筆で直すのか、青鉛筆なのかなど、細かいルールを親が把握する必要があるため、少々苦労します。

長男が小学生のときは、ほとんど宿題をしませんでした。一つひとつ納得しないと、行動に移せない性格で、「この漢字はもう知っているし書けるから、先生の丸をもらうだけなんだったらやる必要がないと思う」などと言われて、私が悩んだこともありました。

結局は、「先生が宿題を出してそこで拒否をしていないのだから、宿題を引き受けたことになる。先生との信頼関係で、宿題は必ずやってきて提出するのが当然だ。もしも宿題をやりたくない正当な理由があるならば、その理由を話して先生に交渉しなさい」と伝えました。そのように言うと、正当な理由が見つからなかったのか、面倒になったのか、宿題をやる回数が少しずつ増加。しかし、宿題をやっていても出し忘れるという次男と同じパターンも見受けられました。毎日しっかり決められたことをこなして、提出するというのが彼ら二人にとってはなかなかハードルが高いようです。それでも宿題は毎日続くので、少しずつでもいいから、できるようになって欲しいなと思うのが親の気持ちですね。

中学生になった長男の宿題事情

そんな感じで漢字ドリルと計算ドリルの宿題をやり残したまま、小学校を卒業した長男。

中学生になったら、こちらからは何も言わないようにしようと、私の中で決めていたので、口出しはしていません。毎日、見開き2ページの宿題が出ます。内容は短い日記、英単語練習、英文練習、漢字練習というもの。量的にはたいしたことはありませんが、なんせ日曜日も休んではいけないという毎日の宿題なので、ちょっとサボるとすごく溜まってしまうのが大変! 1か月分をまとめてやるなんてことは、かなりの無茶です。それでも声をかけるのは我慢、我慢(笑)。

このノートのほかにも、各教科でドリルのような冊子を渡されて、「〇月〇日までに提出してね」というように、本人がペース配分して仕上げる宿題もあるそうです。長男が通う中高一貫校は男子校。そのため(!?)、提出率は思うほど高くはないとのことで、みんな常に先生から「宿題を出しましょう!」と日々言われているようです。

小ゴールを目指していこう!

長男の学校は、漢検や英検、数検などの検定試験が参加必須で行われます。近隣の私立中学はそういうところが多いようです。結構みんな塾には通っているようですが、長男は部活の吹奏楽に参加する時間を確保したいということで、塾には通っていません。

宿題もそうですが、定期テストについても、あまり口出ししないようにしようと夫と決めました。ほったらかしていたらどうなったかというと、教科ごとのテストの点がいびつに。どういうことかというと、国語は学年トップの成績。しかし数学は17点! といった具合です。ちょっと極端だなと思いながらも、検定試験という小さなゴールをたくさん経験していくことで、点が取れていない教科での戦い方も分かってくるのではないかと期待して、見守ることにしました。

理想としては、「日々、予習復習をして、宿題もしっかりやって、テスト勉強も検定試験にも励む」ということですけれども、私自身の学生時代を考えても、それはなかなか難しいことだと思うので、できるだけ寛容に、サボりが連続しないように、目を配っていけたらいいかなと考えています。

皆さん“親”という漢字の成り立ちはご存じですか?「木の上に立って、子どもの様子を見ている」のだと聞いたときに、私はドキッとしてしまいました。ついつい口をはさみ、手を出してしまいます。本人の成長のためには、俯瞰して子どもを見守るほうがいいのでしょうね。うるさく言わない努力を続けてみようと思います。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ママまるさんのプロフィール

45歳ワーママ。中1の長男、小1の次男、夫の4人家族。どちらかというとお受験否定派だった我が家が、ひょんなことからダブル受験となった。長男は第一志望ではない学校へ。次男は第一志望の学校に通い始める。ふたりの学校のギャップに驚きつつも、学費を稼ぐために奮闘する日々を綴る。

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