中学受験or高校受験どちらが向いているの?【ママまるvol.09】

小学生でのびのび遊んで中学生でがんばる?

こんにちは! ママまるです。中学受験が終わったご家庭の皆さま、本当にお疲れさまでした。それぞれにドラマがあったことでしょう。この春から、ご縁のある学校で、素敵な中学校生活が始まりますね。おめでとうございます!

さて、今回は長男がなぜ中学受験を選んだのかというお話をしたいと思います。
長男は公立の小学校に通い、中学受験をして中高一貫の私立男子校に入学しました。以前にこのブログでも書きましたが、5年生の夏前にいきなり「やっぱり中学受験するわ!」と言い出した長男。遅いスタートでしたが、彼がなぜ中学受験に挑戦しようと思ったかを振り返ります。

受験勉強が始まってからも、たびたび「今頑張るのか、中学生で頑張って勉強して高校受験をするのか…」とこちらから問いかける場面がありました。結局は諦めずに、中学受験を走り抜けたわけです。

内申点ってなあに?

内申点ってなあに?

長男が通う公立小学校の近くに校区内の中学校があり、登校時に先輩と話す機会が多くあったようです。ある日、先輩が何気なく口にした「オレは内申点がな……」という言葉を聞いて、長男は詳しく質問した様子。

「あのさ、高校受験ってさ、ナイシンテンっていうのが関係あるんでしょう? 欠席とか遅刻とか…。あと、提出物とか普段の態度とか見られるんだよね?」と長男。私の友人の中2の息子さんが、起立性調節障害になって学校に思うように行けずに、受験のことを心配しているという話をしていたことも、この時期でした。

学校によっても受けるコースによっても違いますが、高校受験では内申点が合格に影響することが多いようです。先生に気に入られるように行動しなくてはいけないとか、受験のために生徒会に立候補したなどという話も、先輩ママから聞くこともありました。

内申点は期待できなさそう!?

長男は小学校では、宿題を出せた日のほうが珍しいというほど、提出物の期限を守ることができませんでした。宿題をやっているにもかかわらず、毎日同じことなのに、「提出する」ということができないのです。とにかく忘れ物も多い。

また、「ここだけは譲れない!」というようなことを、先生が相手でも強く主張するタイプなので、先生によっては生意気だと少し煙たがられることもありました。そういうことを、長男なりに総合的に判断して、当日のテストの点数だけで戦うことができる、中学受験のほうが自分で納得ができると思ったようです。

中学受験のほうが出題範囲が狭い!

長男の小学校6年生のクラスメイトは3分の1が受験組でした。受験をしない子が楽しそうにゲームをしているのを知って、心が揺れていたときに、夫が長男にいいました。

「今思いっきり遊ぶという選択肢もあるよ。でも、今遊んでいる子は、高校受験で頑張るんだよ。高校受験は範囲も広いし、もっと難しくなる。中学受験ならば、お父さんが分かる範囲だからサポートできるよ」

それを聞いた長男は、今勉強を頑張って中学でのびのび好きなことをやれるほうがいいと判断したようです。実際に中学生になって私立中学に通ってみると…毎日課題があって、部活もあり…「思ってたのと違う! 忙しいじゃん! 好きなことする時間が少ない!」とぼやいていますが(笑)。毎日充実しているようです。

部活に6年間打ち込める

中高一貫校で良かったと思うことの一つが、部活です。吹奏楽部に入った長男ですが、高校生と一緒に部活に打ち込んでいます。夏には東京都吹奏楽コンクールにも出場させてもらいました。高校生に混じって、初めての楽器に四苦八苦する…これは私が想像していた以上に、人生において経験値がアップするような貴重な体験だったようです。

大学受験で引退する先輩を見送り、これから入ってくるであろう新入生のことも想像しながら頑張ってる姿には、1年前には想像できなかった頼もしさがあります。3月にはOBも参加する定期演奏会を控えています。大きな会場で、白いジャケットを着て演奏するそうで、今から私たち家族も楽しみで仕方がありません。

思春期の6年間、同じ場所で先輩や顧問の先生、OBに見守られて成長できるって、家庭以外に戻れる場所ができるような、そんな人間関係が築けるのではないかと期待しています。

もしも中学受験か高校受験かと迷っている方は、我が家の長男の一例ではありますが、参考にしていただければ幸いです。学校ですべてが決まるわけではありませんが、息子たちには、楽しく豊かな人生を送れる環境に身をおいてほしいなと思います。今回も最後まで読んでくださってありがとうございました!

ママまるさんのプロフィール

45歳ワーママ。中1の長男、小1の次男、夫の4人家族。どちらかというとお受験否定派だった我が家が、ひょんなことからダブル受験となった。長男は第一志望ではない学校へ。次男は第一志望の学校に通い始める。ふたりの学校のギャップに驚きつつも、学費を稼ぐために奮闘する日々を綴る。

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