サウナの惑星~南柏天然温泉すみれ編~

写真はイメージです
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サウナ浴。
それは「全く運動をしないスポーツ」である。
座ったままで得られる高揚感。
水風呂で何もかも忘れる瞬間。
全身の代謝を活性化した後に、暴飲・暴食という生きる悦びが待っています。
心の内に秘めた野生を解き放て!!

はじめまして。
インターエデュ・ドットコムの「サウナ四天王」の一人”ミキ☆ミキ”(33歳・男性)です。
令和の御代も幾星霜。
激変する世界で、私たちの現実に最も強く直結している社会現象は何か。
それは間違いなく……

「サウナブーム」

六本木に本社を構える某テレビ局ではサウナをテーマとしたドラマが放映されました。
きっと日本が変わる歴史の転換点と言える出来事なのでしょう。

「南柏天然温泉 すみれ」は“YAVAY(ヤバい)”

ミキ☆ミキも週4回サウナに行く立派な常習者。
心に残った温浴施設について語りたいと思います。

各界の「プロサウナー」が審査員となり全国から優良温浴施設を選出・表彰する「サウナシュラン」。2022年の第1位に輝いたのは「スパメッツァおおたか 竜泉寺の湯」でした。皆さんにとっても、もはや知っていて当然の施設なのではないでしょうか。

しかし、こちらの施設が位置する千葉県流山市には、もう一つ素晴らしい温浴施設があります。その名も……

「南柏天然温泉 すみれ」

「南柏天然温泉 すみれ」も近年オープンした俗に言う「令和スパ銭(令和時代のスーパー銭湯)」。
常磐線・南千住駅からミキ☆ミキの健脚で15分ほど歩くと、ふと空気中に風呂の気配が漂います。さすがはサウナ四天王。常に第六感を研ぎ澄ませてきた成果です。

「この波長……泉質は『含よう素―ナトリウム―塩化物泉!』 」
「その通りじゃ!」
私の髪の中に隠れていたとても小さいサイズの親父が正解と判定してくれました。
「通称『熱の湯』と呼ばれるほど、体が温まる効能で知られる泉質だぞい!」
「父さん、詳しい解説ありがとうございます」

施設に到着すると、その大きさに驚かされます。学校の校舎くらいはあるかもしれません。
何かを学ぼうという気にすらさせられます。国語・算数・理科・社会ではなく、それはおそらく「生きる喜び」でしょう。
都心の小規模なカプセルサウナを行脚するミキ☆ミキとしては、施設がデカイというだけで、テンションがブチ上がります。

都会の隅で/いつも鮨詰め/マジで推薦/南柏すみれ/露天風呂の水面/青空の写し絵……

ラッパーとしても活動しておりますミキ☆ミキの手帳(通称:ミキ☆ミキノート)に残っていたメモです。

ロビー、食堂、浴場、露天風呂のすべてが広い。
それはサウナ室も同じです。もちろん広さだけではなく、その熱・ギミックも素晴らしい。

熱風オートロウリュサウナは、20分に1回のペースで熱したサウナストーンに自動で水が注がれ、マイナスイオンを豊富に含んだ蒸気が発生する仕組み。
ぐでんぐでんに仕上がったあと、柔らかい水質の水風呂が私を、そしてあなたを待っています。

私、常々思うのですが、映画「ターミネーター2」でアーノルド・シュワルツェネッガーはなぜ、サウナを出現地点にしてタイムスリップしなかったのでしょうか。

「それは、サウナが苦手だからじゃ!」

と、父さん! またまた解説ありがとうございます。
もしも、こちらの記事をお読みの方がアーノルド・シュワルツェネッガーのようにサウナが苦手だとしても、露天風呂と岩盤浴で充分楽しめる施設だと思います。「詳しくは検索してみてください」なんて野暮なことは言いません。今すぐに行ってみてください。

日本の明日はサウナから生まれる

私が訪問した際に、印象的だったのは若者の多さです。

日本の若者たちは、昭和時代は「ジャズ喫茶」なるところに、平成時代は「ボーリング場」なるところに集まったと歴史的資料から読み取ることができます。

もしかしたら令和時代の若者が集う場所はサウナなのかもしれません。

彼らは、彼女たちは、いかなる精神をサウナで培うのか。
これからの日本人の心の在り方が、サウナ室の中で次第にととのっていくような気がしています。
皆さんも明日の日本を探るため、サウナに足を運んでみてはいかがでしょうか。

最後に「ととのう」という言葉について一言お断りを入れさせていただきます。
本記事では便宜上、流行にのって使用いたしました。
しかし、実際のところどのような状況を指す言葉なのかはきちんと定義されていないのが現状です。そして医学的根拠も微妙なようです。

たまに「ととのった~」と言いながら、足がふらつくなど危険な状態の方も見受けられます。きちんとした言葉の定義がないために、とにかく長時間サウナ浴をしようという発想に陥っているのではないか。ミキ☆ミキはそのように憂慮しています。
お酒と同じようにサウナも適量で楽しむのが最高ですよ。

それではこのへんで!またお会いしましょう。