男子校で男子が伸びる本当の訳【男子校の先生座談会・前編】(3ページ目)

わが校の体育祭、こんな種目で盛り上がるんです! ~閑話休題~

体育祭はスポーツができる子どもが活躍する場というイメージがありますが、実は全員が活躍できる種目が一番盛り上がるようです。

高輪中学高等学校、体育祭の様子(公式サイトより)
高輪中学高等学校、体育祭の様子(公式サイトより)

高輪中高・真壁先生: 高校3年生の団体種目の「民謡」です。高校3年生が気合を入れて東京音頭を一生懸命踊るんです。あと一切点数にならない、ダンスなどのクラスの出し物も一生懸命やっています。女装も多くて、陸上競技場がセーラー服だらけ…そんな状態にもなります。高校3年生の大きなイベントでは体育祭が最後なのでそこでクラスごとに一生懸命頑張っているという感じですね。

京華中学・高等学校、体育祭の様子(公式サイトより)
京華中学・高等学校、体育祭の様子(公式サイトより)

京華中高・町田先生: 日本体育大学名物の「エッサッサ」です。高校生全員の約700名でやります。体育祭は土のグランドでやるのですが、全員が走ってくると地鳴りするぐらいの迫力。保護者にも人気です。クラス対抗リレーも盛り上がります。秋に行われる体育祭が高校3年生にとって最後のイベントになるので、みんな懸命です。

日本大学豊山高等学校・中学校、体育祭の様子(公式サイトより)
日本大学豊山高等学校・中学校、体育祭の様子(公式サイトより)

日大豊山中高・上沢先生: 部活対抗リレーです。点数にならないのですが、みんな部活の威信をかけてユニフォームを着て走るんです。ただ走るだけでなく、体操部は少し走ってバク転やバク宙やったり、柔道部は投げながらだったり。水泳部は地面を泳いでいました。文化部も走ります。放送部はインタビューしながら、理科部はスライム作りながら。野球部、陸上部、バスケ部、サッカー部は本気で走って競い合いますね。