中学受験 いつから塾に通い始める?(2ページ目)

中学受験対策はいつから?

独自調査の結果では、3年生の2月「以前」に塾に通い始めたという回答も、全体の約24%と、大きな割合を占めています。

低学年のうちに入塾した理由として、

・難関私立中高一貫校が志望校として視野にあり、少しでも早くに対策を始めたかったから
・中学受験率が高いエリアで、早くに募集を締め切ってしまう大手塾の校舎があるから
・習い事の延長で中学受験のための学習塾に通い始めたから

などが挙げられます。

しかし、「早ければ早いほど志望校に受かる」といった考え方ではなく、「今わが子にとって必要な学びは何か」という視点に立って、入塾の時期を考えることが大切です。

早期教育として詰め込み学習を低学年から続けた結果、考える力が身につかず、小学5、6年生で伸び悩んだというケースもありますし、早くから中学受験を意識させられ、受験前にお子さまが勉強に疲れてしまったというケースもあります。

入試本番に受験の仕上がりのピークを持ってくることが成功の秘訣

低学年から入試のための先取り学習をし、毎日数時間の勉強をすれば、お子さまは4、5年生で成績優秀となるかもしれません。しかし、6年生になるとライバルたちが徐々に力をつけてくるため、6年生から伸び悩む可能性もあります。

大事なのは、入試本番にお子さまの受験の学力をピークにすることです。6年生の夏休みに全力疾走ができ、秋にまた通常に戻り、12月から受験本番まで走り切るモチベーションを維持していくためにも、早くから受験モードにならないようにしましょう。