国際交流での学びの目的は「多様性」を身に着けること
エデュ:国際交流に力を入れているとのことですが、生徒さんにどういったご指導をされていますか?
菱山先生:海外の方とコミュニケーションを取るには、やはり英語が欠かせません。知識としての英語ではなく、「使える英語」を身に着けられるように指導しています。
相手の言っていることをまず理解できないと、会話になりませんから、リスニングの力を養うようにと伝えています。
たとえば、ラジオ講座を聞く、ポッドキャスティングやCNNニュース、映画を字幕なしで観るなど、なるべく多くの時間「英語の音」に触れるように指導をしています。また、「多少拙い英語でも、自分の考えを表現できるのは大切」と話をしています。
「国際交流での学び」という点では、生徒が多様性を身に着けることを大切にしています。日本の生活というのが当たり前ではないことを海外に行って始めて知ることができます。
“When in Rome, do as the Romans do(郷に入っては郷に従え)”の言葉通り、現地で行っているやり方を学んで生活しないと、現地の方と上手くいかないということも伝えています。
また、海外に行くと日本のことを質問される機会が多くあります。日本の歴史や政治、文化、習慣、伝統をきちんと理解した上で、外国の人に説明できるような課題にも取り組んでいます。
早実の多彩な国際交流・海外留学プログラムの紹介
正規留学・交換留学
プログラム名 | 期間 | 内容 | 人数 | 対象 |
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イギリス Rugby School |
1年間 | 正規留学 | 2名 | 中3 |
イギリス Stamford Endowed School |
1年間 | 正規留学 | 2名 | 高1 |
オーストラリア Canberra Grammar School |
8週間(10月~12月) | 交換留学 | 2名 | 高1 |
※2020年度は新型コロナウイルスの影響で中止となっています。
高等部では1年間留学した場合でも、留学先での学習成果が認められれば進級でき、早大内部推薦も受けられる。個人留学も同様。
語学研修
プログラム名 | 期間 | 内容 | 人数 | 対象 |
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イギリス Eton College Summer Course |
夏休み中 2週間 |
語学研修 文化交流 |
最大30名 | 13歳~17歳 |
イギリス Harrow School Summer Course |
夏休み中 2週間 |
語学研修 文化交流 |
最大10名 | 15歳~17歳 |
オーストラリア Rockhampton Grammar School |
春休み中 2週間 |
語学研修 文化交流 |
附属系属校で 20名程度 | 中3~高3 |
※2020年度は新型コロナウイルスの影響で中止となっています。
他にもアメリカ、ニュージーランド、ドイツ、スイス、中国などとの国際交流プログラムがあり、国際感覚を身に着けられる機会が豊富にある。