ほぼ全員が早稲田大学進学の「早稲田実業」が目指す教育

早稲田実業の魅力を伝える連載。最終回の今回は、おそらく知らない方も多い、早稲田大学系属校ならでは、早稲田実業ならではの教育についてお伝えします。

高校で大学の単位が取得可能! 系属校ならではの「高大接続」

校内は緑も多く、教室から外に出ると気分もリフレッシュできる。

エデュ:早稲田大学の系属校ならではの教育制度はありますか?

菱山先生:高校2年生と3年生の希望者が、早稲田大学の正規授業を受講することができます。学校の授業が終わった後に早稲田まで行って、夕方の大学の授業を受講します。

生徒は、グローバルエデュケーションセンターの「特別聴講学生」として登録され、試験も受けます。

所定の成績を収めると、高等部に在籍したままで2単位ほど先に取得することができます。

大学のような校舎のたたずまい。

エデュ:高校を卒業していないのに、大学の単位が取れるのはすごいですね!

菱山先生:他にも、高校2年生の夏休み前には、早稲田大学の先生が来て、模擬講義をしてくださいます。

また、高校3年生は12月末に、進学先である早稲田大学の学部が内定します。大学進学への準備がいよいよ始まりますので、年明けの1月、2月は通常カリキュラムではなく、大学への橋渡し的な特別授業を行います。

エデュ:大学への移行がスムーズにいきそうですね。

菱山先生:将来的には、早稲田大学との繋がりをもっと強めたいと考えています。たとえば、ゼミのようなものを作って、高校3年生の時に卒業研究レポート、または卒業論文を書かせる。その時に、本校の先生だけではなく、大学の先生にも指導を受けられるといったことなど。「高大接続」をより推進していこうと検討しているところです。