【中学受験速報2021】女子学院の社会、時代とともに変化する「食」がテーマ!(3ページ目)

「植物由来の肉」はなぜ作られた?

問3はまちがっているものを2つ選ぶという、出題の仕方としては受験生泣かせの問題です。

日本でも最近、大豆ミートやアーモンドミルクなど、植物由来の食品をスーパーでみかけるようになりました。そのことをニュース等で知っていた受験生がいたかもしれませんが、さらに踏み込んだ知識が求められる問題です。

この問題においても、机に向かって勉強することがすべてでなく、日常生活を送る中でさまざまな興味を広げていくことが大事だと伝えている気もします。

「フードバンク」を必要とする人がいるのはなぜか?

最後の出題は、「フードバンク」と「憲法」に関する問題です。

人間らしい生活を送る権利があると日本国憲法が保障しているのに、なぜ食べ物の寄付を必要とする人がいるのか…。貧困問題に対する学校からのメッセージなのかもしれません。

女子学院の社会は、国語・算数同様に100点満点です。問題の数が多く、解くスピードが求められます。さらに、丸暗記では解けない難度の高い問題が出題されます。
歴史・地理・公民の分野を紐づけ、「なぜ起きたのか?」「なぜこのような制度ができたのか?」とそれぞれの因果関係を理解していないと、太刀打ちできない入試問題なのです。

ぜひ過去の問題にもチャレンジしてみてください!

参照元:
女子学院中学校の2021年度 入試問題
女子学院中学校の過去の入試問題

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