【中学受験2022】 コロナ禍での志望校選びのポイントとは?(2ページ目)

リアル学校説明会に参加できなくても、学校を知る方法はある!

希望の学校の在校生・保護者の生の声を聞く

学校見学が叶わない中でも、学校を知るための手法はいくつかあります。
1つは、塾の先生が知っている情報を聞くだけでなく、お子さんが受けるかもしれない、気になっている学校の先輩を紹介してもらうことです。

弊塾では、先輩生徒に来てもらい、部活の様子やどんな雰囲気の在校生が多いのか、行事はどんなものがあって、コロナ禍の今の授業は実際どのように行われているのかなどを話してもらうイベントを設けています。
その場には保護者は同席させずに、子どもから子どもに向けて話をする機会にしています。
なぜかというと、保護者がいないことで生き生きとした情報をお子さんに届けられること、話を聞くうちにやる気になるという2つのメリットがあるからです。

小学6年生からすると中高生の先輩は憧れの存在です。制服姿で来てもらうとさらに気持ちも高まります。そういったルートは塾の先生が持っているケースも多いので、ダメ元で頼んでみるのも一つです。
保護者は、希望する学校の先輩保護者と繋がって、良いところや学校の課題など聞くことをおすすめします。一人だと偏りがあるので、できれば複数の方に聞ければなおよいです。

自ら動いてそういった場をどう設けるか、今年の中学受験生の保護者に求められているスキルの一つであると思います。

下校風景を見る

定番ではありますが、下校時の在校生の様子を見ることです。学校から出てくるときに在校生たちがどんな表情をしているか、そこにわが子の姿を重ねられるかどうかです。学校見学ができない場合は、下校風景を見に行くことが学校の雰囲気を知る重要な手法となります。

オンライン説明会で聞くことは1点に絞る

オンライン説明会であれもこれも聞こうと思うと、学校の全体像がつかめなくなってしまいます。
聞くポイントは「6年間でどういう子を育てようとしているか」の1点に絞りましょう。
この学校はこういう手法で、こういった工夫を凝らして子どもたちの成長を後押しするのだなということを説明会でつかみます。

それが、自分たちが考える教育の理想像と合致しているかどうかを見ます。それが具現化されたものが在校生の姿ですから、下校風景を見ることと一脈通じています。