2022年東京都立高校入試はどうなる? 入試の仕組み、2023年以降に実施される入試改革とは(2ページ目)

2022年度の都立入試について

入試日程

2022年度(令和4年度)の東京都立高等学校の入試日程は以下のとおりです。

項目 入学願書受付 検査 合格発表
推薦入試 1月12日(水)〜17日(月) 1月26日(水)・27日(木)
(面接・実技検査。検査原則として、1日で実施)
2月2日(水)
第一次募集
分割前期募集
1月31日(月)〜2月4日(金) 2月21日(月)
(学力検査)
3月1日(火)

全日制第二次募集
分割後期募集(インフルエンザ等追検査)

3月4日(金) 3月9日(水)
(学力検査)
3月15日(火)
定時制第二次募集 3月22日(火) 3月25日(金)
(学力検査)
3月28日(月)

新型コロナウイルス感染症対策は?

2021年6月24日、東京都教育委員会より「令和4年度(2022年度)東京都立高等学校入学者選抜等における新型コロナウイルス感染症への対応について」の発表がありました。
2022年の入試も推薦入試では集団討論が実施されないなど、2021年に引き続き、新型コロナウイルス感染症対策が行われることになりました。

一方、出題範囲は例年通りです。
2021年入試では、2020年に長期にわたった休校による学習の遅れが出ていたことが考慮され、出題範囲を狭める(国語、数学、英語、社会、理科の5教科で、中学3年生が学習する範囲から一部を出題対象から外し、おおむね7か月程度で学習できる範囲)対応がなされました。

またインフルエンザや新型コロナウイルス感染症に罹患した場合、さらに新型コロナウイルス感染症への感染が疑われ、第一次募集で出願した都立高校を受検できなかった受験生への対応として、分割後期募集・全日制第二次募集と同日程で実施されることとなりました。(2021年9月24日発表、追記)

出願手続き

入学願書、受験校への出願手続き書類は原則郵送での提出になりますが、2022年入試では以下の都立高校においてインターネットでの提出も試行されます。(2021年9月24日発表、追記)

三田、小山台(全日制・定時制)、駒場、目黒、雪谷、豊島(全日制)、練馬、足立(全日制・定時制)、足立西、江戸川(全日制・定時制)、小松川、松が谷、立川(全日制・定時制)、福生(全日制)、清瀬、五日市(全日制・定時制)、工芸(全日制)、第五商業(全日制)、晴海総合、若葉総合

インターネット出願を実施する募集区分は、推薦に基づく選抜および学力検査に基づく選抜(第一次募集・分割前期募集)です。
出願手続きについての詳細は東京都教育委員会のホームページをご確認ください。
令和4年度東京都立高校等学校入学者選抜におけるインターネットを活用した出願について


※都立国際高校の国際バカロレアコースは、願書を直接学校へ届ける必要があります。日程は1月20日(木)および21日(金)のみです。

推薦入試

一般推薦では各学校が小論文、作文、実技検査、各学校の独自検査のうち一つ以上の検査+個人面接で行われます。2022年入試も集団討論の実施はありません。また、文化・スポーツ等特別推薦の場合、大会や資格・検定の成績は検査に含まれず、「実績等を証明する書類等の写し」の提出も不要となります。

特別推薦枠について

文化・スポーツ等の特別推薦枠の基準に、大会の成績や資格・検定等の取得は含まれません。新型コロナウイルスによる大会や資格・検定試験の中止や規模縮小によって生じた差をなくすための措置です。

合格者発表

従来の受験校内での掲示に加え、インターネット出願実施校では、実施校ごとの合格発表サイトで、個別のIDとパスワードを入力することによって、合否の確認をすることができます。(2021年11月9日追記)

※上記の詳細については、9月公表予定の令和4年度東京都立高等学校入学者選抜実施要綱・同細目等に定められます。

2022年入試の募集人員について

10月14日に、2022年度(令和4年度)第1学年生徒の募集人員が発表されました。

32校、33学級にて学級増となっています。2021年4月に都立初の家庭学科・福祉学科を専門とした赤羽北桜高等学校も2学級増、倍率が高い広尾高等学校も1学級増となっています。詳細は東京都教育委員会のホームページで公開されています。(2021年10月15日追記)

令和4年度東京都立高等学校等の第一学年生徒の募集人員等について