神奈川県2022年中学入試、新型コロナ対応「共通追試」で受験生に配慮

2021年の中学入試では新型コロナウイルス罹患及び濃厚接触者となった受験生への配慮として、開成中学校をはじめ「追試験」を設けた学校がいくつかありました。しかし、追試験は学校側の負担も多く実施は容易ではありません。
そこで、一般財団法人 神奈川県私立中学高等学校協会は「共通追試」の実施に踏み切りました。詳しい内容を同協会池田事務局長にうかがいます。

共通追試の実施に至った経緯は?

共通追試の実施に至った経緯は?

池田事務局長:学校から、新型コロナウイルスの感染あるいは濃厚接触によって、これまで頑張ってきた受験生が試験を受ける機会を失うことのないようにしたいと声が上がりました。
しかし、日ごろの学校生活における感染防止対策を行いつつ、本試験問題の作成や入試当日の運営準備を行い、その上で追試験の作問を行うことは並大抵のことではありません。
そこで、受験生の努力に報いるためにも当協会が追試験問題を作成し、共通試験として追試を実施することにいたしました。

共通追試の実施校は?

池田事務局長:県内私立中学約60校のうち、現時点で複数校が導入を決定しています。詳しくは、学校説明会や募集要項等でご確認をお願いいたします。