小学校受験、考査や面接当日に向けた準備とは?

私立小学校の考査や面接は、埼玉・神奈川では9月から、東京・千葉では10月から始まります。試験期間中はスケジュールが過密になる方も多いのではないでしょうか。万全の状態で入試本番を迎えるために準備しておきたいことをご紹介します。

本番1か月前までに準備しておきたいこと

入試直前は、お子さまの体調管理や勉強の仕上げなどに時間を充てるために、持ち物の準備や学校の下見などを早めにすすめておきたいものです。考査や面接が始まる1か月前までに確認・準備しておきたいことをまとめました。

募集要項をチェック

入試当日に必要な持ち物や注意事項などは、募集要項に詳しく記載されています。絵画制作のときにスモッグが必要など、考査の内容によって必要な持ち物があるため注意が必要です。直前に慌てずに済むように、募集要項は事前によく確認し、必要な持ち物を前もって準備しておきましょう。

願書の内容を読み返す

願書の記事でご紹介のとおり、小学校は願書を参考にしながら面接を行います。面接前には、願書の内容をよく読み返し、願書と面接で話す内容に食い違いがないようにしましょう。

本番当日に着用する服や靴に慣れておく

子どもは着慣れていない服だと落ち着かないものです。本番当日で着用する服にそでを通し、慣れさせておくと安心です。また、入試当日に靴ずれができてしまうと、学校に着くまで時間がかかりますし、お子さまが調子を崩してしまうこともあります。靴に慣れさせることはもちろん、応急処置ができるよう絆創膏などを用意しましょう。

公共交通機関で移動するシミュレーションを

入試当日は公共交通機関で来校することを推奨する学校が多いようです。公共交通機関は利用する時間によって混雑状況が異なります。入試当日に学校へ行くシミュレーションをしておくことをおすすめします。また、駅構内や学校までの道のりに、コンビニやトイレがあるかチェックしておくと安心です。

本番前の過ごし方

入試本番前は、面接や考査対策に余念がないと思います。つい勉強に熱が入りがちですが、お子さまや保護者が考査や面接で実力を発揮できるように、心身をケアしながらリラックスして過ごせるように心がけましょう。

お子さまができることに着目を

お子さまができることに着目を

お子さまが生き生きと考査や面接に臨むためには、リフレッシュする時間も大切です。勉強の合間に遊びの時間をつくりましょう。入試前はお子さまができないことに目が行きがちですが、入試本番前は特にお子さまができるようになったことに目を向けて、お子さまに自信をつけてあげるよう心がけてください。

親子のコミュニケーションを大切に

小学校受験においては考査の点数と同じくらい、普段から親子でどのようなコミュニケーションをとっているか、どのように躾をしているかをチェックしています。本番前は普段以上にコミュニケーションを大切にしてください。食事のマナーやあいさつの練習は、子どもだけでなく親も一緒に楽しみながら取り組むとよいでしょう。

体調管理に気を付け規則正しい生活を

入試当日に体調を崩すことがないよう、うがい手洗いなどの感染症対策をして、規則正しい生活を送るようにしましょう。

入試当日、あると安心なもの

入試本番で親子ともに実力を発揮するため、不測の事態が起こっても落ち着いて試験が受けられるよう、万全に準備をしたいものです。考査や面接に必要な持ち物のほかに、準備しておくと安心なものをご紹介します。

入試当日、あると安心なもの

・マスクの予備(家族分、不織布がおすすめ)
・お菓子、軽食(食べやすく、服を汚さないもの)
・常備薬、絆創膏(子ども用の酔い止め、大人用の頭痛薬など)
・体温計、消毒液(念のため持参しておくと安心)
・待ち時間に遊べるもの(絵本、折り紙、あやとりなど)
・身だしなみを整えるもの(ヘアブラシ、ヘアゴム、整髪剤、衣装ブラシ、手鏡など)
・予備の着替え(子どもの着替え一式、保護者用の靴下、ストッキングなど)
・雨具(傘、傘入れ、レインコートなど)
・黒や紺色など落ち着いた色のエコバッグ

保護者が慌ててしまうと、お子さまもいつもと違う様子に戸惑ってしまいます。準備をしっかりと行い、家を出てから入試本番までのイメージトレーニングしてみましょう。