難関男子校ママたちに聞く! 後悔しない受験直前期の過ごし方「メンタル・前編」

中学受験を体験した保護者による緊急座談会、続いてのテーマは「直前期のメンタル」。不安になったりイライラしたり、ちょっとしたことでケンカをしたり……。親子のトラブルが勃発しやすい直前期をどう乗り切ったらいいのでしょうか?
リポーターは、都内私立共学中高一貫校の高校3年になる娘をもつ、エデュママライター・KOKORO。すぐに実践できるリアルなエピソード【前編】をお届けします!

★座談会の参加者★

・開成中ママAさん
・筑波大学附属駒場中ママBさん
・駒場東邦中ママCさん

勉強漬けの年末年始。それでもやっぱり「正月気分」は必要です!

直前期は親の忍耐が問われます。
直前期は親の忍耐が問われます。

エデュ:年末年始のお子さま方の学習の様子を教えてください。冬期講習や正月特訓など、どんなように取り組んでいましたか?

筑波大学附属駒場中ママBさん:うちの場合、通っていた塾以外の模試や特訓なども受けていたため、スケジュールがパンパンで、かなり忙しい日々でした。特訓のあとには、仲間と一緒に開成中に行き、校門をタッチして写真を撮り、神社にお参りしました。

駒場東邦中ママCさん:うちも年末年始はずっと塾で過ごしていました。わが子の塾では、冬期講習もふだんと同じ17時からなので、午前中は家で勉強、昼食後に塾に行き、自習室で勉強してから講習を受ける、という生活でしたね。

開成中ママAさん:年末年始に参加した志望校別の特訓は、想像以上にハードでした。元旦以外は一日中、朝から晩まで塾で過ごすのですが、「最後に全員のレベルを底上げする!」という先生の宣言通り、相当なエネルギーを消耗して帰ってくるんです。授業後、塾から出てくるときは、うちの子だけでなく、どの子もどんより、ぐったり、声もかけにくい雰囲気で……。毎回テストを実施して、成績上位者から順に席に座るので、あまり順位を気にしていなかったわが子も、先生から強く発破をかけられ、帰宅して涙ぐむ日もありました。

エデュ:ただでさえ緊張感の漂う直前期。まわりの雰囲気や言葉に影響され、必要以上にプレッシャーを感じてしまいますよね。年末年始を少しでもリラックスして過ごすために、おすすめの方法があれば教えてください。

開成中ママAさん:まずはきちんと睡眠をとり、心と体を休ませることが大事だと思い、わが家では、元旦はゆっくり寝て、ゆっくりご飯を食べ、初詣にでかけて、お正月を家族みんなで過ごしました。なるべく楽しいことを考えるようにと、主人が「受験が終わったら一緒にこれをやろう」「入学したら、こんな楽しいことがあるよ」と、未来の話をたくさんして。それが功を奏したのか、本人の中で「今はちょっと大変だけど、これを乗り越えて、いろんなことを楽しみたい!」と新たな目標が生まれ、頑張る力に変換できたようです。

筑波大学附属駒場中ママBさん:うちの場合は、一緒に受験に臨む友だちの存在が大きかったと思います。「みんなで頑張ろう」「一緒にこの学校に行こう」と支えあう仲間がいたことで、長い受験期間も孤独にならず、安心して取り組めました。年末年始に家で勉強するときも、Zoomでオンライン自習室を作り、「19時から23時まで」と時間を決めて、仲間と一緒に勉強していましたね。

駒場東邦中ママCさん:うちの子も、塾の友だちや先生が好きで、年末年始も自主的に塾の自習室で勉強していました。家で孤独に勉強するより、自習室に行くと、友達との雑談で息抜きができたり、先生にわからないところを教えてもらったりできるのがいいみたい。あとは、ちゃんと睡眠時間を確保することも大事ですね。うちの子は、冬期講習や正月の志望校特訓などで、どんなに忙しくても、ふだんと同じように夜11時には寝ていました