発達障害・グレーゾーンの子だからこそ、勉強・中学受験で子どもの未来を切り開く!(2ページ目)

発達障害・グレーゾーンの子どもが抱える苦しみと親がしてあげられること

発達障害・グレーゾーンのお子さんについて「勉強ができなくても、勉強以外の得意な分野を伸ばしてあげれば良い」という見解を見聞きすることも少なくありません。しかしそれではお子さん自身の苦しみは解消されません。芦澤さんは、学校の成績は自己評価に直結しているため、「障害があるお子さんにとっても、学校の成績は重要」と考えています。

そして「学校で悪い成績をとったことによる自己評価の低さを補う才能を見つけるのは、学校の成績を上げることよりも数十倍、数百倍難しい」と述べています。
では、一体どうすれば良いのでしょうか。

芦澤さんは、「勉強が苦手でも、保護者の方は成績を上げることをあきらめないでください」とエールを送り、具体的な方法を説明しています。そして中学受験に合格することは自尊感情を大きく高めるチャンスとなり得ると提唱しています。本書に記されている言葉をひとつ一つ丁寧に拾っていけば、発達障害・グレーゾーンのお子さんの保護者さんは、中学受験に挑戦する意味を見出すことができることと思います。

芦澤さんは中学受験では、将来の夢探しを一緒にすることや一緒に受験を楽しむことの重要性を述べています。もちろん将来の夢は成長するに従って変わってしまっても構いません。親と一緒に夢探しをする経験がお子さんの心身を育てること、また親の上昇志向のために子どもを振り回すことなく、ご家庭での支援・メンタルケアを同時並行で行うことが大切だと述べています。

発達障害・グレーゾーンのお子さんの良質な環境を求めての中学受験、未来を切り開くために中学受験に挑戦するのであれば、本書を頼りになるアドバイザーとすると良いでしょう。