中学受験 気を付けようと思えば思うほどミス連発…集中力がない小6が心配

6年生の秋ともなると、親御さんとしてはお子さまに受験生モードになることを求めがちです。それにも関わらず、どこか集中力に欠ける我が子を心配している方も多いのではないでしょうか。教育家の小川大介先生が、その原因と対策についてアドバイスをくださいました。

【お悩み】ミスが多すぎる息子への声掛けは?

小学校6年生男子のお母さまのお悩み

ミスが多すぎる息子への声掛けは?

理解しているのに点が取れない、という小川先生のアドバイスの方と同じような状況です。気を付けようと思えば思うほどミスをするようです。テストの後の見直しで、算数だけであと20点も30点も取れた、と言います。問題の読み間違えや、解答の仕方を間違えることが多いです。

本人はミスしないようにがんばろうと強く意識してしまっているので、「いつも通りに」や「気にしないで」という声かけでは伝わらず、どのような声かけをしたら良いのか悩んでいます。
また、目の前のことに集中することがなかなかできず、ふわふわしているような感じもしていて心配です。

【回答】小川先生からのアドバイス動画

「できていること」の点検をしてあげましょう

動画ダイジェスト

小川先生: 丁寧に育てられてきたお子さんに多いお悩みですね。このタイプのお子さんは、「気にしないで」という声掛けだと、何を気にすればいいのかがわからず、結局いろいろなことを考えてしまいます。そのため、具体的に伝える必要があります。計算問題だったら、「目の前のこの1問を終わらせてから、次の問題を見ればいいんだよ」というように、「●●すればいいんだよ」と、やるべきことを定めてあげましょう。

また、テスト中の対策として「ラベリング」という技術を活用するのもいいと思います。

動画では、「ラベリング」の具体例もお話してくださっています。ぜひ試してみてください。
YouTubeで視聴する方はこちら≫

今回の回答者:小川 大介(おがわ だいすけ)先生

今回の回答者:小川 大介(おがわ だいす)先生

教育家。中学受験情報局「かしこい塾の使い方」主任相談員。
京大法を卒業後、社会人プロ講師によるコーチング主体の中学受験専門個別指導塾を創設。子どもそれぞれの持ち味を瞬時に見抜き、本人の強みを生かして短期間の成績向上を実現する独自ノウハウを確立する。塾運営を後進に譲った後は、教育家として講演、人材育成、文筆業と多方面で活動している。6000回の面談で培った洞察力と的確な助言が評判。メディア取材も多く、「親も子も幸せになれる はじめての中学受験」(CCCメディアハウス)など著書も多数。

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