新4年生・塾選びの注意点!中学受験のプロが教えます(2ページ目)

【回答】小川先生からのアドバイス動画

1月中に“わが子のスタートライン”を考えて!

動画ダイジェスト

小川先生:首都圏ならではのお悩みですね。まず、良い塾とは「お子さんががんばれる塾」です。
各塾の合格結果は気になりますが、これは子どもたちががんばった実績でしかありません。合格できる子がたくさんいた塾というだけです。塾を選ぶ際には、お子さんが学ぶ理由や、どんな学び方をさせたいかを考えることが重要です。

「周りのお友達も…」とありますが、周りと一緒なら安心というのは危険な考え方です。
20~30年前にはそれでよかったのですが、これからの子どもはオリジナルなものを作る力が必要です。塾名で決めるのではなく、学習環境などをよく見て、“わが子にとっての良い塾”を考えましょう。周りではなく、社会を見ましょう。

そのうえで、サピックスや四谷大塚を選ぶ場合は、4年生の2月に入るほうが良いです。
これらの塾は、かなり内容の濃いカリキュラムを4年生から行っていますから、途中からでも何とかなるかな?という安易な考えはリスクです。
途中入塾を考える場合は、入塾までの家庭学習計画も立てておきましょう。学習のベースを作っておき、夏休みから塾通いをスタートさせる判断であればよいと思います。

「なんだか大変そうだから2月から入れようかな…」と思った方、本当にそれでいいのでしょうか? お子さんのためになることでしょうか?
3年生の1月のうちに、たくさんのことを考えてみてください。

【YouTube】新4年生・塾選びの注意点!中学受験のプロが教えます

今回の回答者:小川 大介(おがわ だいすけ)先生

今回の回答者:小川 大介(おがわ だいす)先生

教育家。中学受験情報局「かしこい塾の使い方」主任相談員。
京大法を卒業後、社会人プロ講師によるコーチング主体の中学受験専門個別指導塾を創設。子どもそれぞれの持ち味を瞬時に見抜き、本人の強みを生かして短期間の成績向上を実現する独自ノウハウを確立する。塾運営を後進に譲った後は、教育家として講演、人材育成、文筆業と多方面で活動している。6000回の面談で培った洞察力と的確な助言が評判。メディア取材も多く、「親も子も幸せになれる はじめての中学受験」(CCCメディアハウス)など著書も多数。

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