父親が主体の中学受験で気を付けること ‐1.小川大介先生からのアドバイス

最近、私立中学校の説明会や塾の面談などでお父さまの姿をよく見かけるようになりました。父親が主体となってお子さまの受験をサポートするご家庭が増える中、母親はどういったことに気を付けたらよいのでしょうか。ご自身も“中学受験パパ”であった教育家の小川大介先生にうかがいます。

【お悩み】父親が積極的な家庭の注意点は?

【お悩み】父親が積極的な家庭の注意点は?

いつも興味深く拝見させていただいております。
1年先になりますが、新4年生からの通塾を予定しています。現在の習い事は水泳だけで、公文やそろばんといった勉強系の習い事はしていません。

妻も私も、中学受験の経験がないため、先生方の書籍やインターネットの情報を拝見し、それらの情報をもとにアドバイスされていることを実践し、控えるべきことには気を付けながら市販の中学受験を念頭にした問題集を使いながら息子と毎日学習しています。

一般的には、中学受験を積極的にさせようとしているのは父親よりも母親のほうが圧倒的に多いように感じております。
しかし私の家庭では、父親である私の方が熱が入っています。
妻は私が中学受験をさせると言うならそれなりに協力する、私がさせないと言うならそれでもよい、という立場です。

息子は4歳ごろより毎日一定の時間で私と学習しているため、毎日中学受験のために学習するというよりも、半ば習慣で取り組んでいるという感じです。
私としては、このまま学習習慣を保持した状態で入塾してほしく、入塾後は積極的に通塾のサポートをしていきたいと考えております。

そこで、通塾の前後で父親の方が積極的に中学受験に関わる場合でのアドバイスや、陥りやすいトラブルについてご教授いただければ幸いです。