最終更新:

209
Comment

【1915856】大阪府私立高校も授業料無償化へ

投稿者: 公立高校はどうなる?   (ID:SjYkatn3dog) 投稿日時:2010年 11月 11日 13:59

大阪府は23年度から私立高校の授業料の無償化を拡充予定
年収610万円以下の家庭は授業料なし。
800万円以下でも年間10万円以内の支出となり
対象は全世帯の7割に相当するという。

これでほとんどの学生にとって
私立・公立の費用的なハンデはほぼ無くなり
中低所得層=公立の図式はほぼ崩壊。
純粋に学校の特色のみで選択することが出来るようになります。

これに伴い公私の生徒割合7:3も撤廃となり
完全なる実績・特徴による自由競争が始まります。

文理科設置もこの流れの布石だったのかもしれませんが
今後の公立学校は実績で上回る中堅以上の私立高校に生徒を奪われ
ますます実績を落とすのでしょうか?
それとも文理科の無い学区2、3番手校も危機感を感じて
なりふりかまわず学力の実績重視に動くのでしょうか?
(公務員教師も危機感を感じる?)

補助金カットで値上げで中学受験回避の動きも加速するかも?
今後大阪府下の高校はどのような勢力地図となるのでしょうか?

返信する

管理者通知をする

マイブックマーク

  1. 【1948666】 投稿者: 国立医学部の一般枠と地域枠  (ID:2jNLoYL4RLo) 投稿日時:2010年 12月 11日 11:21

    公立高校が無償なのは、欧米やオーストラリアなど先進国はみなそうですよ。

    理由?
    高校までが義務教育だから。

    公立高校どころか、フランスやドイツ、北欧4か国、ギリシャなどヨーロッパ大陸国家やスコットランド(英国を構成する4つの地域のうちのひとつ)やアイルランドに至っては国公立大学の授業料も無料(授業料とる国でも年額10万円未満が大半)→財源は高い税金です。

    ただし、国によって義務教育の年数が異なり、高校卒業年次までだったり、16歳までだったりしますが、その間は公立学校の授業料は無償です。

    欧米やオーストラリアなど先進国の公立のなかにも、激しい競争の入試選抜制の進学校があったり、だれでも受け入れるopen enrollmentの学校があったりとさまざま。

    日本は義務教育は15歳までですから、福祉の一貫として公立高校を無償化しているだけでしょう。
    日本においては高校は義務教育でないから公立無償化は不要という論理も正論ですし、いや、福祉国家として公立高校を無償化するのが政府の役割という考えもあるでしょう。

    個人的には義務教育でない日本の公立高校の授業料を無償化するのは、単に政府の福祉政策の一環だと認識しています。
    当然、財源の確保ができなくなれば、無償化も打ち切られます。
    財政難に悩む英国のうちイングランド地域の大学授業料が1998年以降に無償化を打ち切られ、どんどん学費があがり、2年後にはついに年間100万円突破の法案が通ってしまったように(スコットランドは公立大学無償化を続けています)。

  2. 【1948679】 投稿者: 無償であるわけ。  (ID:giGkG.pKnTk) 投稿日時:2010年 12月 11日 11:41

    我が国でも長く義務教育は無償であるが
    明治期の学制初期からそうであったわけではない。


    国民の教育。富国強兵策を確立遂行する上において
    教育水準の確保は国家にとって命題でもあり、
    とくに兵隊が読み書き出来ないようでは戦どころ
    では無いため義務化・無償化された歴史があります。


    翻って現代。
    最低限、後期中等教育は国民に受けさす必要ありと
    行政が判断していることに他ならんですね。
    それだけ社会が高度になっている訳です。
    ただ、義務教育化するには教育の専門性の問題も
    あって一気に出来ないのと、ニーズが必ずしも
    揃っていないためです。


    このような事情は年限の差こそあれ諸外国も同様でしょう。
    女子教育の必要なしとする宗教観念も然り、
    国家の考え方です。


    福祉とかそういった観点では無いですよ
    為政者が「施し」めいた文言で国民に恩を売って
    人気取りしてるだけの話。

  3. 【1948746】 投稿者: 怒られるかな?さんへ  (ID:Fw7ZSGsoW6w) 投稿日時:2010年 12月 11日 12:45

    大阪市のホームページ「わくわく市税教室」によれば・・

    公立学校の児童・生徒一人当たりの年間教育費の負担額
    (平成18年度・大阪府内)
    小学生  830,393円
    中学生  947,581円
    高校生 1,257,387円

    だそうな。
    125万-58万=67万
    公立高校の生徒数、約2万人
    公立高校も一人58万円でやりくりしてくれれば
    2万×67万=134億円浮きますね!

  4. 【1948748】 投稿者: 訂正  (ID:Fw7ZSGsoW6w) 投稿日時:2010年 12月 11日 12:51

    公立高校生徒数、約2万じゃなくて
    約20万人でした
    67万×20万=1340億ですね。

  5. 【1948771】 投稿者: それは  (ID:3mwlVf8L0sM) 投稿日時:2010年 12月 11日 13:35

    >個人的には義務教育でない日本の公立高校の授業料を無償化するのは、単に政府の福祉政策の一環だと認識しています。
    >当然、財源の確保ができなくなれば、無償化も打ち切られます。

    今回の公立高校無償化がどういう経緯で出てきたかというと、

    国連の「国際人権規約」の中等・高等教育の学費無償化条項をずっと留保したままでいたところ、
    条約加盟国160カ国中(09年5月現在)、あとは日本とマダガスカルの2ヶ国だけとなって
    しまったという・・ちょっと情けない状況が背景にあるんですね。

    追い詰められて、やっと重い腰をあげた話で、 
    強制力を伴う国際条約への対応であり、新法(時限立法ではない)を制定してのことですから、
    単なる政府の福祉政策としてではなく、恒久的に行われる(べき)ものだろうと思います。

  6. 【1948789】 投稿者: 国立医学部の一般枠と地域枠  (ID:WpvxrZ.I.7I) 投稿日時:2010年 12月 11日 14:13

    >国連の「国際人権規約」の中等・高等教育の学費無償化条項

    OECDの教育リポートで、国の高等教育(大学・大学院)への公的支出が先進国中、ほぼ最下位というデータが最近公表されましたね。

    結果として、国立大学授業料が(学費無償の欧州各国や低額のカナダ等と比べて格段に)高いこと、私立大学生の比率が高いこと(日本は8割が私大生。欧州・カナダ・オーストラリアの大学生の9割が国公立、米国でも7割は州立大学生です)、が日本の特徴とされ、家庭の学費負担の多さが、そのレポートでも指摘されていました。
    返済不要の奨学金はなくて、ほぼすべてが学費ローン。
    国公立大学に、国がお金を出さなかったのが日本ですね。

    今の政府の考えでは、公立高校無償化で終わってしまうんでしょうかね。
    国立大学を無償化ないし、年間10万円以下の授業料にするかわりに、公立高校を無償化したのが日本。
    ほんとは、大学のほうが学費はかかるんですが、それには目をつぶったまま。

    高等教育への公的支出の多い国は税金負担も高いんですよね。
    日本は、税金の負担は先進国と比べれば低いので、財源が確保できないからでしょう。

  7. 【1948801】 投稿者: 国立医学部の一般枠と地域枠  (ID:WpvxrZ.I.7I) 投稿日時:2010年 12月 11日 14:25

    >公立高校も一人58万円でやりくりしてくれれば

    日本の公立高校は地方自治体の公的支出でカバーされることを、法律で義務付けられているので、私学なみの学費にすることはできませんよ。
    米国やカナダや欧州、オーストラリア等は公立高校無償化が法律で義務付けられています。
    日本も、欧米先進国にならって、公立高校無償化を導入したのでしょう。

    逆に言えば、公立高校無償化は先進国では、当たり前のシステムで日本が遅れていただけでしょう。

    むしろ、欧米並みに私学への公的負担をしないというシステム(法律で私学に教育コストの公的支出が禁じられています。オランダやベルギーは例外的に、私学にも公的支出がありますが)に変われば、私学の学費は欧米同様に年間350万円~400万円にアップすると思います。
    私学は金持ちだけが選ぶ学校となっています。

  8. 【1948811】 投稿者: 意味がないかも  (ID:3mwlVf8L0sM) 投稿日時:2010年 12月 11日 14:42

    >今の政府の考えでは、公立高校無償化で終わってしまうんでしょうかね。

    しかも、その高校無償化も、特定扶養者控除廃止と引き換えなんでしょうから、

    なんだか、小手先だけという感じがしますね・・・

あわせてチェックしたい関連掲示板

学校を探す

条件を絞り込んで探す

種別

学校名で探す