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【1972828】遺伝子を学びたい

投稿者: DNA   (ID:r6bx4jhz.po) 投稿日時:2011年 01月 08日 22:05

大阪在住の子供(高一)が、遺伝子に興味を持っていて将来(大学・就職)においてもその分野で頑張りたいそうです。
具体的にどこの大学に進みどういった就職先があるのか見当がつきません。
理系が苦手な子供でも希望はかなうのでしょうか?
ご存じの方、アドバイスをお願いいたします。

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  1. 【1973045】 投稿者: 大学教授  (ID:Mq1bnrcn/wY) 投稿日時:2011年 01月 09日 02:48

    >理系が苦手な子供でも希望はかなうのでしょうか?
    頑張って勉強して、京大に入って、山中先生の研究室に入ればいいのでは?
    将来大学教授になれば、好きな研究をして、楽しく過ごせます。

    一般企業だと、DNAで飯を食うのは難しいだろうから、海外でもいいので、大学の先生になるのがいいのと思います。

    未だ高1なので、本人の努力次第で何にでも成れますよ。

  2. 【1973831】 投稿者: 生物化学科へ  (ID:Bt.uzmihMnA) 投稿日時:2011年 01月 10日 00:16

     遺伝子ですか?当方は医学部を卒業し、基礎研究にも携わったことのある人間です。医学部に入って病理学や生化学系の教室に入り、医師免許と2足のわらじを履く人もいれば、東大や京大、阪大などの生物化学科や農学部などで遺伝子を専門に研究される方もおられます。
     しかし、本当に研究が好きなのに最初から2足のわらじを履くというのは、いつでも研究から逃げ出せる姿勢が感じられ、あまりお勧めできません。かの利根川進氏も理学部から遺伝子の研究に入り、晴れてノーベル賞を受賞されたのですから。それでも花が開いたのは海外の研究室に留学(それも、おそらくかなりの部分を自費で)されてからということです。
     ところで、悲観的な見方かもしれませんが、海外で研究者で食っていく成功例を身近にあまりなければ厳しいものではないかと感じます。 また、日本人は中国人や韓国人に比べ、必要な英語力をつけるのになかなか熱心ではない学生が多いという面もあるようです。すなわち、最近の米国での日本人留学生が少なくなっていると言われている2つの原因は、1)スピーチ力、語学力がついていけないことと、2)アメルカンドリームがなかなか成就しえないものであることが学生にもわかってきたことの2点があると思います。(このあたりは、他国の留学生の場合は、政府からの学資資金援助が十分あるのでしょうか?我が国の場合はどうなんでしょう?)かといって、国内でも研究者としての成功例はあまりなく、大学院大学乱立によって大学院卒のオーバードクターを最近たくさん作ってしまった現状では、先行きが暗いと言わざるを得ません。
     実際、米国人自身、借金の肩にやむを得ず強いられたイラクへの兵役などで疲れ、なかなかアメリカンドリームを成就できないでいる現在、これからの見通しは本当に明るいのでしょうか?
     大学教授様、お答えください。

  3. 【1998462】 投稿者: 一研究者  (ID:QxyEBQmhO6Q) 投稿日時:2011年 01月 31日 00:15

    遺伝子関係(ライフサイエンス系)研究者です。
    このスレはしばらく動きがないので、もう閉じられたのでしょうか?

    まずはお子さんの進路ですが、大学の学部で遺伝子関連というと理学部、農学部、工学部(応用生物系)、保健学科などがあると思います。遺伝子にかかわる研究は多肢にわたります。生態や進化などのマクロな分野でも最近は遺伝子の研究が絡みますし、分子生物学や細胞生物学、医学研究は言うまでもなく、工学系でも生物がらみの研究はあります。また最近はコンピューターシミュレーションで遺伝子の機能を調べるといった分野もあります。ただし、各大学・学部にどのような研究室があるかで学ぶ内容が違うので、学力と照らし合わせて十分に情報収集をすることをお勧めします。研究内容は大学のホームページなどで調べることができます。
    また、学部でやりたい内容が学べなくても、大学院に進んで研究を続ける場合は他大学の大学院への移籍ができます。大学院の入学試験を受けるのですが、実は大学院の入試は大学入試よりもハードルが低い場合が多いです。東大、京大、阪大などでもさまざまな大学・学部から学生が入ってきます。
    学部で卒業して就職する場合、純粋に遺伝子学を研究するということにはならないとは思いますが、それでも遺伝子が絡む研究職に就くことは可能でしょう。

    研究者のキャリアパスということですと、確かに一昔前のように楽なものではありません。大学の独立法人化や不況の影響もあり、就職難で定職を得られない空白の世代が存在します。それでも優秀な研究者は国内外でそれなりの職を得てはいます。理不尽な状況はないわけではないですが、長い目で見れば全体的には公平な結果になっていくのではないかと、最近はそのように感じるようになりました。ここ5年くらいは研究者の厳しい就職状況を見て研究者になるのを避け、企業に就職する学生が増えているので、高1のお子さんが大学院を出るころには状況がさらに改善されているかもしれませんね。

  4. 【2002563】 投稿者: DNA  (ID:/9m4Ze1/qJw) 投稿日時:2011年 02月 03日 00:47

    皆様お返事が遅れて申し訳ありません。いろいろアドバイス有難うございました。

    子供に遺伝子ついてなぜ、興味を持ったのか聞いてみますと
    「自分の性格・顔・髪・爪全てにおいて父親似でなぜ母親似の部分がないのか?」
    「東洋人に蒙古班があってなぜ白人には、ないのだろう?」
    このようなきっかけから遺伝子を勉強したいと思うようになったようです。

    周囲が医師であり医学部に進んでくれたら・・・という期待も少しありましたが、
    子供の成績からしても難しい気がいたします。
    本人も医学部は入ったら暗記ばかり必要で、自分は暗記脳ではないから他の学部に
    行きたいと・・・
    どの学部に行っても暗記は必要なのに。

    子供が図書館で借りてきていた本は「マウス遺伝子」だったと思います。
    そういった類の本ばかり借りてきて読んでいるようです。
    そんな子供(娘です)の適切な遺伝子を学べる学部は、どこがありますか?
    私は文系なので見当がつきません。
    又、女子の院卒は就職があるのでしょうか?
    解らない事だらけですのでよろしければご教授下さい。

  5. 【2002591】 投稿者: 一研究者  (ID:07LCLJdlQcM) 投稿日時:2011年 02月 03日 01:56

    私は女性研究者です。
    少しでもアドバイスになれば嬉しいです。

    お嬢さんのご興味は高校生らしく微笑ましいですね。その手の本ばかり読んでおられるとのこと、その分野に合っておられるのかもしれません。研究の道に進まれるのであれば、最低限研究が好きでないといけませんので、まずはクリアでしょうか。
    大学選びはオープンキャンパスなどで見学に行かれることをお勧めします。高校生が科学書などで学ぶ内容は大まかなもので、大体の方向性を決める程度のものかと思います。科学の進歩は早く、実際の研究の現場では本で読むよりも先に進んでいます。大学に入って専門分野の勉強を始めたら、具体的な興味の対象も変わると思います。大学選びに関して現時点で考えるべきなのは、基礎研究がしたいのか、応用系がしたいのか、でしょうか。基礎研究なら大学院に残り、学位をとってアカデミックな職につくことになると思います。先に書いたように、アカデミックは今は就職状況が悪いですが、ここ数年は男女平等に雇用しようという意識が高まり、女性に有利な雰囲気になりつつあります。基礎研究に向いているか、やっていけるかは実際に試さないとわからないのでここでは助言できません。基礎研究の場合は理学部生物学科などが広く学べてよいでしょう。また最近流行の生命科学系の学科などもあるでしょうか。ただし、大学によっては分野が限られるのでしっかりと調べてください。応用系なら大学に残るのも、企業に行くのもありです。企業でも研究職なら大学院の修士以上をとるほうが就職のチャンスも広がると思います。学部は農学部、薬学部、工学部などに遺伝子を扱っている部門がある場合がありますし、もちろん理学部でもよいでしょう。どの学部でも、大学院で別の大学に移るのも手です。

  6. 【2002594】 投稿者: 一研究者  (ID:07LCLJdlQcM) 投稿日時:2011年 02月 03日 02:08

    書き忘れましたが、院卒女子の就職先でしたね。博士までとればアカデミックに残る人が多くいます。修士で企業に行く人は、私のまわりでは製薬会社、医療系企業、化粧品会社、食品会社などが多くいます。大学院の就職状況は場所により傾向が違う可能性があるので、やはり進学される際に調べてください。

  7. 【2002942】 投稿者: はい  (ID:TXoZymL6KJ.) 投稿日時:2011年 02月 03日 10:55

    各大学でオープンキャンパスとは別に高校生や一般向けのセミナーなどが
    開催されています。例えば、
    神戸大学理学部
     http://www.sci.kobe-u.ac.jp/seminar/index.htm
    大阪大学理学部
     http://www.sci.osaka-u.ac.jp/extension/public-lectures-jp.html
    大阪市立大学
     http://www.osaka-cu.ac.jp/community/kd/lecture.html
    など、 普段からwebをチェックして、興味ある講座があれば
    積極的に参加することをお勧めします。

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