女子美の中高大連携授業
あなたの中の歌(ピアノ)
ピアノを習っている5年生の娘がいます。
曲も難しくなった上に先生の指導があまり具体的でなくなり、どのように練習したらいいのか娘が悩んでいます。
譜読みは得意で指もよく動くタイプ、先生が「こういう風に弾いてみて」とお手本を示してくれた事を真似るのも得意です。
でも5年生になってから、お手本は示してくれなくなったとの事。
「もっと○ちゃんの中にある歌を聞かせて」というような内容に変わったようです。
自分の中にある歌とは?
私も正直、ピンときません。小5の娘には尚更です。
CDを聞いて練習していったら「△△(ピアニストの名)のCD一生懸命聞いたのかな?」と笑われてしまったとか(汗)
モノマネがバレバレだったのでしょうね(汗)
今、とても大事な事を学ぼうとしているんだという事はわかります。
でも、具体的に何をどのように練習したらいいのか解らず悩む娘を見ていて、何かヒントになる事を言ってあげられないものかと思ってしまいます。
先生に直接お聞きするのがいいのかとも思いますが、こちらには音楽に詳しい方も多いようなので相談させていただきました。
アドバイスよろしくお願い致します。
大学時代、私もホロウィッツのレコードを
聞きまくっていたら、先生から「それじゃ、
ホロウィッツのコピーだね。」と笑われました。
でも別の先生からは、「完璧にコピーしているのであれば、
それもまた良い練習。いくらコピーしようとしても君は
ホロウィッツとは別の人格なんだからね。自分の個性と
感性を素直に出したら?速さだって、彼ほど速くなくても
美しさは出せるよ。」とも言われました。
お嬢様の場合は、感性で弾くよりも頭で弾いていらっしゃるの
ではないですか?
何か御自分で感じるものってあるはずだと思いますが、
それを素直に出してみて、それを録音したものを聞いてみて
調整していってみては如何ですか?
何もわからないとか感じないという事は有り得ないと思います。
学ぶという気持ちで練習せずに、楽しむ/何を伝えたいかを
思って弾いてみては如何でしょう?
うちはバイオリンですが、先生から以前聞いたお話ですと、楽器とは人間が歌う歌を同じように楽器でも奏でてみるということらしいので、抑揚有りビブラート有り(これはバイオリンですが)、歌うように弾けると良いようです。
うちの子はどちらかというと「歌いたいタイプ」のようで、時々伴奏に来てくださるピアノの先生が「あらもっと歌いたいのね?」と言って伴奏を合わせてくれます。
ちなみに私はまったく楽器が出来ないので素人のような説明しか出来ませんが、うちの子を見ていて思うのは「楽しく(歌を歌うのとおんなじ様な感覚で)楽器を弾いている」と言うのを感じます。
ピアノも習っていますが、練習を聞いているとこちらも楽しくなるように弾いています。
音楽の楽しさを楽器に表すのはそれほど難しいことではないと思いますので、時々自分で弾いてみたい曲などの楽譜を手に入れて楽しく弾いてみてはいかがでしょうか?
先日あるピアニストさんのコンサートへまいりました。
とても席がピアノに近かったので、息遣いも聞こえてくるようでした。
実際、弾きながら歌っているらしく、歌のようなものが聞こえてきましたし、
口元は動いていました。
ふーっという鼻息?のような音も聞き取れました。
身体もすごく動いていましたし、全身で音楽を表現していたという印象です。
グレングールドなども歌いながら弾くので有名ですよね。
ピアノの曲でも、一度口で歌ってみたらいかがでしょう。
きっと、ルルルの歌詞をつけたいところや、ラララやあるいはタタタンパパパンなどなど、
いろんな歌詞を強弱付けながら歌えるんじゃありませんか?
それで悲しそうとかおどけた風に、とか曲想をつけてみますと、
随分と自分なりの表現がわかってくるのではないでしょうか。
それから改めてピアノに向ってみると変わってくるかもしれませんよ。
どんな風に音楽を作るか、ということですよね?
こればかりは、お嬢様自身で探す他はないと思います。
悩んでいるお嬢様を心配して、何とか手を出してあげたい気持ちは痛い程分かりますが
ご自身で考え、ご自身で体現したものでないと、結局自分のものになりません。
個人的には、高学年になると、学校の授業でアンサンブルや合唱を始めたり、
ダンスの授業があったり、聴く音楽の幅が幅が広がったりで
いつの間にか自然に見につけていくものだと思います。
お嬢様がどんな価値観で、どんな風に過ごしているか、必ず音楽に現れます。
お嬢様を信じて、見守ってあげてください。
私は「この曲はこんな風に弾いてほしいな!って自分が思う様に弾いてごらん」と話しています。
うまく説明できませんが、ここで頑張ってグッと表現力がつけば、娘さんまた一段と上達されるのでしょうね。
テクニックだけでなく、楽しい経験や別れや悩み、色んな経験をされれば自然と感情豊かに表現していけると思います。
何もしなくても感情込めて弾ける子もいますが、わかりやすく説明してくれないと小学生にはなかなか難しいですよね。
私の体験では(私は感情豊かに弾くのはどちらかというと苦手でした。)、恋をしたり、失恋中だったりすると音楽にぐっと入り込んで演奏できる気がしてます。まさに一緒に歌っているような感じかも。恋をしていない時は全く歌えませんね〜。
まずは、先生が「もっと○ちゃんの中にある歌を聞かせて」とおっしゃったとのこと・・・
それだけのことを要求される段階にきたんだということを、誉めて差し上げていいと思いますよ。
ここからが音楽として、おもしろくなるところだと思います。
我家でやっていることは、たくさん音楽を聴くことでしょうか?
色々な曲を聞くのもよいですが、同じ曲を繰り返し聴いて、一緒にハミング出来る位聴くのも楽しいです。
音楽性は、一朝一夕にはつかないので、気長に取り組む必要があると思います。
手っ取り早いのは、今練習している曲の色んな演奏家のCDをいくつか聴いてみると、おもしろいと思います。
いくつかの中で、「好きな演奏はどれかな?」と親子で話し合ってみるのも楽しいですよね。
曲の中でも「この部分はこのCDの演奏が好きだけど、この部分は違うCDの演奏が好き。」とか
色々出てくると思います。
それを組み合わせて練習していくと、自分なりの音楽ができてたりして・・・
何事も最初は、「まねる」ことから始まるそうです。
美術も模写、武道も型を学ぶ。(基本) → 守
基本を自分なりに応用する。 → 破
自分なりのものを作り出す。 → 離
練習しているピアノ曲をオーケストラで演奏するとしたら、どうなるだろうかと想像してみるのも楽しいです。
この部分は、トランペットが華やかにとか、
フルートがかわいらしくとか、イメージをしてみるのです。
色をイメージしてみる方法もあります。
私自身は他の楽器を少し経験して、ふたりの子供が長くピアノを習っていますので、
我家で色々やってみた事を、ご参考までに書かせていただきました。
うちの子は、歌いすぎることがあるので、「そこは少し抑えて」と笑われることがあります。
自分なりの音楽を作る。
本当にここからが楽しいところですよね・・・
お互いに楽しんで、音楽に向き合いましょう!




































