「下流の宴」　林真理子著　毎日新聞連載｜掲示板スレッド

「でも…」さま。
「しめじ」の歌の作者の名前はひょっとしたら、佐藤弓生さんではないでしょうか。
結社「かばん」に所属の人でユニークな歌を作っておられます。
しめじの歌もおもしろいですね。人の心の厄介さや、軽薄さを、
しめじやトリュフという具体を通して詠んでいるのが手柄です。

ブランド品を扱っている人から聞いたことがあります。
ブルガリとかグッチとかいろいろなブランド品は、まだまだ廉価にできるけど、しない。
高いから売れる。安くなると誰もが持てるようになり、その価値が低くなる。ふんふん。
可奈のような特権階級の子が持ち「見たれや！」みたいに見せびらかしたいのに、
どの子も持っていたら、価値半減ですもの。
うまく人間の虚栄心を利用しています。

毎朝毎朝腹を立てつつ、今日はもう少しましなことが書いたあるかと思いながらついつい読んでしまい、また腹を立てているバカな読者です。
ほんとに腹が立つ。ばかばかしい！表層的なことをチャラチャラ書く林真理子という作家という私のレッテルは、まさにこの作品で再確認された
珠緒は頑張って医者になればいい。動機は不純でもよい医者になれる素地がある。価値観がしっかりしている。翔は一生不肖の人生でも本人の選択だからそれでよい。自分の人生自分の選択の責任は自分で負う。当然のことだ。加奈は多分北村に遊ばれていると思う。その程度の娘だということが見え見えだから、自業自得でしょうがない。
登場人物が大概共感も感情移入もできないうすっぺらい造形で、度を越した単純化のため、あり得なさばかりが鼻につく。実在の大学名を散々使っているが、作者の時代錯誤なブランド意識が鼻もちならない。

可奈のキャバ嬢化が著しいですね。
このまま結婚するにしても、可奈の計画を知って成田離婚になりそう。というかなってほしい。
ふざけるな！みたいな。

北沢さんは遠まわしに言ってるけど、可奈と結婚する気はなさそう。
京都のボンという予想も外れたようです（笑）


今日のを読んで「デキ婚！？」と思ってしまいました。
朝の連載小説とは思えない展開になってまいりました。

皆さん、なかなかに小説を深く読み込める人たちだ、
と感嘆しています。
そういえば今日の北沢レイ君、普段と違う行動をした
のですね。
小説の終わりから2行目の「大切な手順を忘れている
云々」があります。
「デキ婚」までゆくのも解決かも。可奈が期待して
いるほどにレイ君がリッチでなかったりして。
いまひとつ、絶対産んでくれるな、と懇願されたり。
こうしていろいろなバージョンを想像できるのも、
新聞小説の面白さかな。
本なら食事を忘れて読みふけりますから。

パイナップルさん

＞こうしていろいろなバージョンを想像できるのも、
新聞小説の面白さかな。

ほんと、そうですね！
続きを想像しながら読むのは楽しいですね。
そして、その続きが次の日には読めるのもちょうどいい感じです。


日曜版の「ひそやかな花園」も好きなのですが、
いかんせん、間が開き過ぎて先週の内容を覚えていない（笑）

「リングじゃなかった、私はリングが欲しかったの」って泣く･･･
ダメだこりゃ、このキャラもう勘弁して～　って感じでした。林さんの思うツボ。
林さんも、きっと可奈を好きではないのでしょう。
制裁が待っているのでしょうね。

久々の由美子登場。
相変わらずな様子ですね。
大卒正社員なら、親が離婚してようが問題なしというのは、由美子らしいなと思います。
この分だと、珠緒が医学部に合格しても「どうせまぐれ」とか「インチキしたに決まっている」と思いそう。
医者になっても「長続きしない」とか「医療ミスを起こすに決まっている」とか思ってそう。
翔との結婚も露骨に反対するか、心から祝福することは有り得ないと思います。