「下流の宴」　林真理子著　毎日新聞連載｜掲示板スレッド

久しぶりに続きが読みたい小説です。
今後の展開予想ですが、まずは珠緒編
広瀬という紳士と会っている所を翔に目撃された珠緒は、翔を広瀬に会わせる事に。
広瀬が珠緒の相談役になっている事を知った翔は、自分も大学受験をして互いに支えあおうと決意、通信教育を始める。
薬剤師となって医者の珠緒をサポートするという夢を抱いた翔は見違えるように努力をする。
６年後、それぞれ無事に医者と薬剤師になった２人は数年間の勤務と結婚を経て、珠緒の故郷に診療所と薬局を開く。
子供も生まれ、幸せな生活を送るのだった。

続いて、その他の面々
可奈は、条件に見合った男と結婚するも、ＤＶに悩まされる日々を送る。
離婚すれば、再び上流の生活に戻れないと考えるもついにＤＶに耐えかね、夫を殺害、死体を遺棄し、逮捕される。
息子の薬剤師合格、医者との結婚に娘の逮捕で傷ついたプライドを取り戻した由美子。
息子に会いに、珠緒の故郷を訪れるが、横柄な態度を取り、島民に嫌われる。
娘の逮捕で東京には居られないと息子夫婦に同居を申し込む。
一旦は翔にすげなく断られるが、珠緒は快く受け入れる。
しかし由美子の島民に対する横柄な態度は治らず、ついに酔った島民とトラブルを起こし、島からも追い出される。
結局、とある地方都市に行きついた由美子たち夫婦はそこでひっそりと暮らすのだった。

「楽しみにしています」さん、小説のあらすじを書いて
戴き、有難うございました。
加奈が夫を殺すあたり、林さんなら書きそうでクスリと
しました。
太っちょの珠緒も愛らしいし、美人の加奈もそれぞれに
作者の手に掛かると活き活きとし、どこにでも居そうな
タイプに描出さてれますね。
ただ私の周囲には、加奈みたいな女の子が多いように思
います。
珠緒みたいな健気な子は、当節お目に掛かれなくなりま
した。
ま、大人も年寄りも昔とは変って来たのかも。
賢くなったというべきか。
生きかた上手になったというべきか。

遅ればせながら、初回からずっと読んでいます。
やっぱり楽しみにしておられる方、多いんですね。

このところ、突然の京大エリートと一橋老の出現で、どんな展開に
なるのかなとワクワク感が高まっています。

京大君といい一橋老の広瀬氏といい、エリート路線なのにそれを
前面に押し出していない人々、というのがキーポイントですね。
たまちゃんを医学部受験へとたきつけたのも理三卒なのにちょっと変わった経歴の人ですし。

広瀬さんと北沢さんが今後どうかかわってくるのか楽しみですね。

それにしても、たまちゃんも可奈も少しずつ自分の知らなかった世界へ
接点を持ちつつあるし、翔だってそれなりに変わりつつあるのに
由美子だけは頑固で変わらないイメージで描写されてますよね。

個人的には「たまちゃん頑張れ」です。

翔は意外になかなか大物じゃないかと思うんですね。
高校中退でバイト生活して親と喧嘩して家飛び出してネットで知り合った年上の
女の子の家に転がり込むような男の子だったら、
ふつうありそうなパターンとしてはいつの間にかしんどいとか言ってバイト辞めて
金をせびりつつゴロゴロ居候しながら彼女のいない隙に女の子引っ張り込んで
彼女に咎められたら実家に逃げ帰ったり、実家に居づらくなったらまた彼女のとこに
舞い戻るとかあるいは別の女の子のところに行くとか、まあそんな感じですよね。
それなのに翔はそんなに好きでもなさそうな仕事をまじめに続けて、
少ないとは言え自分で毎月収入を得、浮気もせずに珠緒にもやさしく理解があります。
こういう経歴でこれほど悪いこと覚えない子も珍しいと思うのです、偉いと思うのです、
なんだかんだ言ってそこは由美子の教育のうまく行った部分、やはり育ちの良さは
争えないですね。
にしてもせめて高校くらい出たらいいのになとか思うんですが、
たまちゃんがお医者さんになるんなら私は翔はこのままでいいかもって気もするんです。
男も女も自分の足で立つ、自立するのはとても素敵なことですが、
かと言って一つの家庭に船頭が二人いるような状態になっても
現実としてしんどいと言うのはあります。
ていうか知り合いにほとんど働いてない旦那さんと言うのもけっこういて
しっかり稼ぐ奥さんとそれを支えるまめなお父さん、
それでちゃんとうまくいってる家庭も沢山世の中にあるわけです。
可奈ちゃんは結婚後働く気ゼロでそれを当たり前って思ってますが、
外で働くのに根っから向いてない男性だってほんとはいるんだけど
みんな我慢して働いてるんだよって、そこは一言言いたいですね。

翔も可奈もクセのあるタイプではあるものの、由美子さんはそれぞれ面白い子に
育てたと思うので、そんな自分をもっと認めてあげれば人にも優しく
なれるのになと思いますね。

楽しみにしています。様、そのあらすじ凄すぎます（笑）
私も由美子には、ギャフンな展開が必要だと思いますが、
加奈には、今までの価値観がぶっ飛ぶようなロマンティックな展開を密かに期待しています。


それと書かずにおれないので・・・すみません、
近い身内に一橋爺がいます。その妻（婆）が「はぁ～お友達は皆、もっと出世されてるのよ、、、」とため息をついていた事が思い出されて。もう広瀬氏かぶりまくりで一人ツボってます（笑）失礼しました。

単に珠緒が医者になっただけでは、翔との結婚を由美子は許さないと思うんですよね。なんだかんだ言って別れさせようとする気がします。
だからといって翔も医者になれば、大病院の院長と結婚させようとするでしょう。由美子ならやりかねません。
結局珠緒と翔が結ばれるには翔もそれなりの職業に就いていることが前提だろうなと思い、先日の投稿内容となった次第でございます。

林真理子氏の『聖家族のランチ』は、面白いですよ。
小説の展開のテンポも速く、現実にいかにも起こりそうなリアリティーもあります。
エンターテインメント性にも富み、読み手を引き込みます。
登場人物の個々のキャラクターも抜群に描かれていて、一気に読了させます。
林真理子氏は才女ですね。