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【3801557】ミステリー(推理)小説のレビューをどうぞ

投稿者: アラフィフの読書   (ID:SZRj/VH51r6) 投稿日時:2015年 07月 23日 14:03

こんにちは。私はずっとテレビでワイド劇場などを楽しんできました。
山村美沙や西村京太郎シリーズなどです。

趣味が高じてしまい、最近になって、ミステリー(推理)小説を読み出しましたが、何を読もうかと迷ってしまいます。

皆さんが好きだった本をぜひとも教えて下さい!
ネタバレでも大歓迎です!!!
どうぞよろしくお願い致します。

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  1. 【4031570】 投稿者: 海外の作品から  (ID:PiAWs9CRnhs) 投稿日時:2016年 03月 10日 21:16

    連投お許しを。

    いくつか紹介させてください。

    まず、映画好きさまご推奨の、11/22/63
    私も、やめられずに一気読みしました。しかし、なんせ27万語、普通のペーパーバックの2倍はありますし、King特有のしつこい描写もあり、疲れることは疲れました。
    Kingは、アメリカでは、まあ小学生の定番のような位置づけですが、意外に日本人には読みにくいように思います。アメリカの日常に密着しており、たぶん、中年以上のアメリカ人ならなつかしいんだろうと思う、テレビ番組、音楽などが、ひんぱんに登場します。冒頭に、AA meetingというのが、なんの前触れもなく出てきて、心折れそうになりました。これを、Alcohollics Anonymous Meetingだと一発でわかる日本人は、あんまり多くないんじゃないかと思ったり。

    同じように、harry Boschシリーズの新刊、The Burning Roomの数ページ目に、BoschはDROP contractで働いている、とあり、これも、私は????になりました。
    Deffered Ritirement Option Programなんですが、こういうのがあるので、原書は難しいです。

  2. 【4031747】 投稿者: 海外の作品から  (ID:PiAWs9CRnhs) 投稿日時:2016年 03月 10日 23:40

    うわぁ、すごいミススペル。
    Deferred Retirement Option Program
    すみません。

    ということで、まったく紹介になっていないので、ちょっと追加。

    これは、Harry Boschシリーズの14冊目。Boschは定年延長にはいっていて、殺人捜査の一線から、未解決事件を地道に捜査する役割になっています。
    ほとんどアクションは無く、娘のような年齢の女性刑事を教育しながら、地道に証拠を固め、聞き込みをして、犯人を絞り込んでいきます。
    ルール無視のはみ出し暴力刑事の最後の舞台(いや、Boschは死にませんが)、静かな静かなクライムスリラー、なかなかこれはこれで味わいがあります。

    でも、Black EchoやConcrete Blondeあたりのほうが、ハードボイルドでよかったかな。

  3. 【4034607】 投稿者: ロディ  (ID:M/uXAzWaGCc) 投稿日時:2016年 03月 12日 23:03

    海外の作品さま、

    邦訳で、マイクル・コナリーの作品は読んでいますが、日本で出版されるまで、タイムラグが長いですね。


    一応、『スケアクロウ』までは読破。『ナインドラゴンズ』はこれからですが、
    4、5冊遅れていますかね?

    最近、読んだのは『夏の沈黙』、ネタバレになるので、詳しく書けませんが、
    こちらでも最初の方で挙がっていた『ゴーン・ガール』を彷彿させます。
    と言っても、私は映画の方しか観ていないのですが・・・

  4. 【4034789】 投稿者: ロングライダー  (ID:eLcQl2dxMzo) 投稿日時:2016年 03月 13日 01:52

    「海外の作品から (ID:PiAWs9CRnhs)」さん
    >気障、感傷、皮肉をちりばめた、人間を洞察するような小説、ずいぶんとセンチメンタルでWetなんですね。

    いやあ、まさしくその通り。
    名探偵と言ったらシャーロック・ホームズ、ハードボイルドと言ったらフィリップ・マーロウというぐらい、その名は浸透しているものの、マーロウは、と言うかその作者チャンドラーは、ハードボイルドの中ではかなり異端児であると言うのが俺の説。
    そもそもハードボイルドはハメットをその嚆矢として、感情表現を徹底的に排したドライな文章が特徴。ところがチャンドラーは「海外の作品から」さんが書くように、「センチメンタルでWet」。むしろリリカルですらある。
    ということで、ハードボイルド好きな連中の中には「チャンドラーはちょっと…」という人もいる。
    俺は大好きなんだ、チャンドラー。
    でも原書で読んだのは「赤い風」と「Trouble is my business」ぐらいなので、大きなことは言えない。
    さて「Trouble is my business」だけ何で欧文かというと、この作品の日本語タイトルが最近は「事件屋稼業」に統一されてるっぽいんだが、俺は昔の「怖気づいたら商売にならない」が好きでね。

    最後に関係ないことを。
    「チャンドラー」で画像検索しても、「レイモンド・チャンドラー」はなかなか出てきません。
    では何が出てくるか? それは画像検索してのお楽しみ。

  5. 【4035693】 投稿者: 海外の作品から  (ID:PiAWs9CRnhs) 投稿日時:2016年 03月 13日 19:07

    ロングライダーさん

    Chandlerの文章があまりにきれいなんで、抜書きをつくりました。
    いくつかご披露しますね。

    ほかにも、箴言、警句、あぶない会話に満ちていますので、ぜひ原文で。

    “Who is this Hemingway person at all?”
    “A guy that keeps saying the same thing over and over until you begin to believe it must be good.”
    (迷訳)
    そのヘミングウェイつう奴は誰やねん?
    もしかしたらええことちゃうかと思わせるまで、同じことくどくど言い続けるやっちゃ。

    #解説:Marloweは、髭面の刑事にヘミングウェイというあだ名をつけます。刑事はヘミングウェイを知らず、誰だ?と聞いたときの、皮肉な答え。
    ただし、1940年の作品ですので、彼の代表作やノーベル文学賞のはるか前のことになります。

    “I said I’d call you.”
    She sighed. “All men are the same.”
    “So are all women-after the first nine.”
    (迷訳)
    電話する、って言いましたよね。
    男の人は皆同じね、彼女はため息をついた。
    それは女性も同じでしょう。最初の9人の後はね。

    #この危ない会話の後、Marloweと彼女の間は、まったく進展しません。

    There was a long dark hair on one of the pillows. There was a lump of lead at the pit of my stomach.
    (迷訳)
    枕の上に、一本の長い黒髪が残っていた。胃袋の底に、一塊の鉛が残っていた。

    #見事な韻を踏んでいますね。唯一心を通わせた女性との一夜のあと、別れを決意したMarloweの独白。

    I rode down to the street floor and went out on the steps of the City Hall. It was a cool day and very clear. You could see a long way-but not as far as Velma had gone.

    #あまりに切ない、Farewell, My Lovelyの最後。余韻をお楽しみください。

  6. 【4035853】 投稿者: ロングライダー  (ID:eLcQl2dxMzo) 投稿日時:2016年 03月 13日 21:43

    「海外の作品から (ID:PiAWs9CRnhs)」さん
    ありがとうございます。
    「Farewell, My Lovely」のラストは、さらっと書いてあって、読み終えた後、しばらく無言になりました。

  7. 【4036013】 投稿者: 折原一  (ID:dTtH63UoL/w) 投稿日時:2016年 03月 14日 00:03

    海外の作品の話題の中、すみません。
    もう出ているかもしれませんが、私は叙述ミステリーが好きです。
    特に折原一さんの作品は大好きです。

  8. 【4036024】 投稿者: 折原一  (ID:dTtH63UoL/w) 投稿日時:2016年 03月 14日 00:12

    おすすめの作品は、「沈黙の教室」「冤罪者」などの「~者シリーズ」「被告A」
    「倒錯」シリーズ他、どれをとってもはずれなしでした。但し黒部警部シリーズとクラスルームだけは私には面白くなかったです。

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