わたしを離さないで｜掲示板スレッド

一時間、目を離せませんでした。
設定はどうしようもないけど、心を揺さぶるドラマですね。

反対運動をすると警察につかまるのは何故なのでしょうか。

お金がある闇の世界が作った制度だから？

＞真美は、なんとなくですが、恭子に対して友情以上の気持ちを持っていたかもしれません。　最後の抱擁と、「幸せになってね」の言葉が悲しすぎました。

確かに。彼女にとって恭子は特別という感じがしました。幸福を追求してもいいんだよと恭子に微笑みかける真実は、まるで母親のような表情でした。美和に利用されてばかりの恭子を心配し、なんとかしてあげたいと思う気持ちは姉や母親のようなものだったのかもしれません。友達というよりも肉親の情に近かったですね。真実がいるおかげで、日本なのにイギリスのどこかのような現実感のない雰囲気が漂うのかも。またどこかで見たい役者さんです。


＞恭子は、たぶん誰よりも自分自身を守りたいタイプなのでは。

確かに。彼女はいろんな大切なものを選択のたびに潔いほどに捨てていきますね。自分では諦めているのでしょうが、私からは捨てていっているように思えます。友のことにしても、美和に奪われても取り返しに行かない。なのに２人と同じコテージに行ってしまう。ホワイトマンションに行った後、私は友の部屋に駆け込むのかと思いましたが、そうではなかった。それは愛ではなく寂しさを埋めるため、割り切った付き合いのできる先輩を選んだ。先輩が去った後も相手を変えて同じことを繰り返していた。

真実は他人のために動いていましたが、恭子は自分のために動いていますね。友も恭子のために行動しますが、恭子は人のためには動きませんね。



＞反対運動をすると警察につかまるのは何故なのでしょうか。
＞お金がある闇の世界が作った制度だから？

私もあんなに広く認知されていて驚きました。例えは悪いのですが、昔あった赤線のようなものなのかもしれません。みんなその存在を知っているが身近なものではない、誰かが犠牲になっていることはわかっているけど必要悪だと思ってる。その当事者が考えていることを聞くのは珍しいからあんなに集まったのかな。その前に候補者がしていた街頭演説は誰も聞いていなかったのに、真実の訴えが始まると人がどんどん集まってきたというのも、あの店長のセリフと同じなのかもしれませんね。

ホワイトマンションでの活動の場面は、ドラマで見る学生運動のようだと思いました。提供者たちは言論統制を受けているのですね。陽光出身者以外の提供者たちはどのようにして提供者になったのでしょうか。そこがとても気になります。原作本を買ったものの、ドラマの世界観を楽しみたくてなかなか開けることができません。

実は高校時代に美和と同じような性格の友人がいた。
私は女子特有の群れるのが苦手だった。でも彼女は人懐こく常にくっついて来た正反対の性格。
とにかく誰にでも自分から話しかけ、それは男女、先輩後輩問わず、教師に対しても。表面上は人気者だった。
そのうち私が密かに憧れていた部活の先輩にいつの間にか接近した。
男の子の友達が多かった私を羨ましいと言いながら、私と仲の良い男子には片っ端から媚びて、いきなり苗字でなく名前を呼び捨てにして仲の良さをアピールしたり、単なる友人なのに私との仲を取り持つようなことまでするようになった。

ただ私は、恭子と同様彼女に意見などしなかった。
今思えば、彼女は私以外に誰もいなかった。
私は1人でも平気だったけど、いつも気付くと彼女が側にいた。そして私の持っているものをいつも欲しがった。彼女の特技は媚びるくらいで取り上げられるのは大抵異性。取り上げると自慢げに私を見た。
そんな彼女が、私は可哀想だったんだと思う。

だけどある日、真美のような友人ができた。その子は彼女の言動を私にあからさまに非難した。なんであんな奴と付き合うの？真美と同じように言われた記憶がある。そして私はこの友人と過ごすことが多くなり、彼女に距離を置くようになった。卒業する頃、クラスが別になった彼女は目に見えて孤立していた。

今このドラマで、本筋とは別に美和の態度を見ていると、あの頃の彼女を思い出す。哀しいかな私は、彼女を心のどこかで見下していたんだと思う。
私は取られたものを取り返そうとは思わなかった。それは本当に好きな人じゃなかったからかもしれない。彼女のやっている事が滑稽だった。

本当に好きな人を奪われた恭子は、トモに対しても絶望したんだと思う。
だからあの家を出た。心を捨てて。

＞哀しいかな私は、彼女を心のどこかで見下していたんだと思う。

それ、恭子に感じました。美和の嫌がらせ、迷惑だったろうけど真剣には怒らない。同等に扱ってないんですよね。まだ真実の方が美和をちゃんと同じ人間として扱っている。だから美和の態度にも怒りを表す。
恭子は友のことも本当に好きだったんだろうけど、自分よりは好きじゃない気がする。彼女はどうしても友が必要、だから返してと奪い返すことはしなかった。だから彼女は自分がいちばん大事なのだと思うのです。真実の亡くなった場所に煙草を献じながら、真実だけが自分のために命を使ったと言っていました。

私は、結局人間って自分のしたいことしかしないんだと思います。


しかし美和のタイプってどこにでもいるんですね。私も記憶にありますよ。美和の視点からはまた別の真実があるのでしょうね。

連投すみません。

公式のお知らせによると、次回から新しいキャストが加わるのですが、その一人は「陽光学苑とは違った施設で、劣悪な教育環境の中で育った人物」という設定らしいので、陽光学苑の他にもたくさん提供者を育てる施設があって、その中で陽光学苑はエリートを育てる施設として優遇されているのかもしれませんね。やはりそれは恵美子先生の手腕なのかもしれません。マダムさんもそろそろ正体がわかるのかしら？そういえばコテージブラウンに初めて恭子たちが来たとき、台所も散らかっていたし、洗濯物も乱雑に放ってあったし、恭子がたまらなく嫌な顔をしていましたね。陽光学苑はとても清潔で質素ながらもきちんとしていましたから、そんなところも他の施設は劣悪な環境という伏線だったのかもしれません。真実の言っていた「陽光学苑の出身者は介護人としても優秀だから」という言葉もきちんとしているという意味だったのかもしれません。


次回のあらすじもアップされていますが、謎だった陽光学苑の立ち位置だけお知らせします。

書いた文章を読み返し、そのまま削除するつもりが「投稿する」を押してしまって焦りました。
私の話はどうでもよかったですね。すみません。

ただいつも思うのは、美和のような計算して媚びるタイプの女性を同性である女性は敬遠するのに、男はあっさりと落ちるということ。それは面白いほど。
そして大抵長続きしない。つまり据え膳食わぬは、って真実なんだと。

ドラマでも見事に美和に押し切られるトモを見ると、私はイラっとする。
恭子はどうだったのかな。そういう優柔不断なところを含めて好きだったのかな、と。

内容はどんどん暗くなりますが、綾瀬はるかちゃんの笑顔に救われるというか、凄い演技力ですね。三浦春馬くんの、血管浮き出る演技にも脱帽。ラストシンデレラのチャラい役とは全然違いますね。
それにしても提供通知は赤紙のようなものなのに、銀行の番号札かのように平気な顔して持っているのが怖すぎます。

ついに美和が天使になってしまいましたね。連れて行かれる時の美和の「恭子！」という叫び、水川あさみさん上手かったなあ。
回想の中で小さい頃の美和やコテージでの美和が出てきましたが、恭子のナレーションのせいでしょうか、美和の気持ちがわかってから見ているせいでしょうか、いやに可愛らしさが伝わってきました。放送時は、なんていやな子なんだろうと思って見ていたのに。

先週今週と見ていて、確かに学生時代の友達ってこんな感じかも？と思いました。中高時代からの親友は、今でこそ姉妹のように何でも気を許して話せる関係ですが、当時は「絶交だ！」と口もきかないような喧嘩もしました。大人になってからもいやなことを言われた記憶もあるのに、そんな感情よりも肉親のような、いつも元気でいるかと気遣う存在になっています。恭子もだんだん表情が和らいできていましたね。今日の臓器摘出のシーンはかなり辛かったです。このドラマ、臓器移植関係の方からクレームは来ないんでしょうか。

恵美子先生のお子さんはどうなったのでしょうね。

余談ですが、友と介護人は「進撃の巨人」コンビでしたね。