「この世界の片隅に」｜掲示板スレッド

＞あの時代の日本政府があそこまで愚かでなかったら、国民があんなに犠牲になることはなかっただろうと思います。
＞そういう点においては天皇にも責任がある。
＞なぜ日本国民は政府や天皇家を許しているのでしょう。

私は逆です。私がもし陸軍のトップだったら、あの程度の中途半端な状態でポツダム宣言を受諾する勇気は到底持てません。ですから、あの時代の日本政府は偉いと思っていますよ。

第二次大戦では多くの国が本土決戦をしています。ソ連と中華民国は何とか持ちこたえ、ドイツとフランスは負けました。我が国だけ本土に攻め込まれてもいない段階にもかかわらず、なぜ早く降伏しないんだと軍事政権を詰るのは無理があると思います。

私は本土決戦の前に軍事政権が降伏したのは、戦艦大和と天皇のお蔭だったと考えています。戦艦大和と天皇がいなくても日本は戦争に踏み切ったのは明白でしょう。それ以外の選択肢はありませんでした。

反対に精神的シンボルだった戦艦大和を沈められたことが、やることやったが負けたという一種の達成感を海軍に生んだことが海軍が終戦に向けて舵を切った契機になったのは疑いもないでしょう。沖縄へ向かったのが長門で、大和が本土決戦に温存されていたら、海軍の動きも違ったでしょう。
そして何よりも、海軍以外は国民も陸軍もまだまだやる気まんまんだった本土決戦をたった一言で諦めさせた天皇という存在があったことは日本国民にとって本当にラッキーだったと思いますよ。

さっき録画したものを見終えました。
いや～いいドラマでした～
原作が好きなので（映画は観なかったけど）始まる前から楽しみにしていたドラマでした。
現代編が加えられただけで原作にかなり忠実に作られており、しかも配役が良かったですね。とても自然に違和感なくすっと心に入ってくる感じで見ることができました。

これまで現代のシーンはいらないと思ってきたけど
最終回でちょっと報われたというか　良かったと思いました。
とにかく生きること　生き抜くこと　というシンプルなメッセージ
が伝わってきました。