最終更新:

50
Comment

【7120865】飛び級について

投稿者: 三桜   (ID:KJD2g0wXJU2) 投稿日時:2023年 02月 19日 11:26

日本では飛び級がないことを問題視する人がいます。
日本には飛び級がないから、優秀な子は浮きこぼれてしまい
だから、科学分野で世界に負けているというのです。
でもこれは事実ではありません。
飛び級がある国の飛び級率を見ると、
アメリカ4%、イギリス1%、フランス2%、ドイツ0%。
飛び級可能な子でも、しない子の方が圧倒的に多く、
飛び級しても、せいぜい1年か2年する程度なのが現状です。
「9歳の子が大学に入った」というニュースがあると、
まるで優秀な子がバンバン飛び級をしているように思われがちですが
9歳で大学に入るのは極めて稀なことだからニュースになるのです。

そして大事なのは、飛び級した子の「その後」。
アメリカで飛び級した子の追跡調査が行われ
成人してから平凡になってしまった人が多かったことが判明しました。
ノーベル賞受賞者は、日本人は半数以上が浪人か留年経験者ですが
アメリカ人でも、その傾向があります。

●エリック・コーネル 2001年ノーベル物理学賞受賞
大学卒業年齢は24歳

●ウィラード・ボイル 2009年ノーベル物理学賞受賞
大学卒業年齢は23歳

●ジョージ・E・スミス 2009年ノーベル物理学賞受賞
大学卒業年齢は25歳

↑は一例に過ぎず、まだ多くいます。

結局、アメリカでも同世代とたっぷり遊んで、高校まで部活動やって
大学でガッツリ勉強した人が一番良いと結論になったそうです。
知り合いが留学した大学に天才少年が一人居たそうですが
誰からも相手にされず可哀そうだったと言ってました。
確かに、学校は勉強をするためだけの場ではなく
同世代の多様な子と触れ合うことも大切ですよね。

それでも飛び級はあった方がいいと思う人はいるのでしょうか?

返信する

管理者通知をする

マイブックマーク

「中学受験 Q&Aに戻る」

現在のページ: 5 / 7

  1. 【7125391】 投稿者: 飛び級なのか  (ID:WKqxQx/mdbo) 投稿日時:2023年 02月 22日 22:11

    アメリカの大学に入ってみたら、出来る同級生達(学部卒後に入る医学部に行けるような子達、中国系台湾系が多い)は、ほぼ皆高校時代に「AP(アドバンスド・プレイスメント)クレジット」を複数取って来た、と言っていました。つまり、高校生のうちに大学1回生の(日本で言えば一般教養にあたる)内容をしてきたそうです。

    ただ誰でも・どの高校でもAPクレジットを履修できるわけではなく、結局は恵まれた地域の恵まれたお子さんたちに限られますが…。
    これは生まれつきの才能、とびぬけた天才、というよりは、ハード・ワーキングであれば取れる、という人もいましたが、実質上「飛び級」のようなもの。

    「ではどうして1年(以上)早く高校を卒業・早く大学に入学しなかったの」と聞くと、やはり「早く卒業・早く入学したかった訳ではない」とか。
    しかもAPを取って大学入学したからといって大学を3年で卒業しようとする人も、私の周囲には居ませんでした。その時間的余裕で、大学で履修した科目でAやA+を取り、良いGPAを取り、良いインターン等をして履歴書をブラッシュアップした方が、医学部や大学進学に有利だからとのことです。

  2. 【7125427】 投稿者: 匿名ユーザ  (ID:jW3X3QSIBy6) 投稿日時:2023年 02月 22日 22:49

    アメリカは医学部が難関ではない。
    日本の医学部のように、秀才が猛勉強しないとは入るイメージはない。
    他の理系学部と同じレベル。
    アメリカの医学部は職業訓練校に近い。

  3. 【7125445】 投稿者: 米国  (ID:5xyEbACM6OE) 投稿日時:2023年 02月 22日 23:04

    アメリカで、日本の学習指導要領にあたるコモンコアが出来てまだ10年。そもそも、日本のように各学年で学ぶ基準がありませんでした。
    公立学校も地域住人の税金でまかなわれるため、予算もピンキリ。
    今も図工音楽体育の授業は寄付で行われるから、内容は学校により大違い。
    富裕層の住む地域では、その自由度を生かして、国語や算数の少人数教育や、実験や社会科見学の充実など、恵まれています。
    米国は、親の経済力、熱心さとコネクション、マネージメントで、成績のスコアを上げられます。でも、主要教科の勉強のレベルは日本より低く高得点でも名門校には合格出来ません。レベル上、高得点者が多く、差別化不可能。
    それ以外に、スポーツの優れた実績を残すこと、ボランティア活動やインターン(派遣する専門の塾のようなものがあります)、リーダーシップを発揮できるようなものをセッティングするなど、親の力で経験値をアピール出来るようにする必要があります。

    まずは優れた学力だけで言えば、日本には灘筑駒があります。米国市民権を得てグローバルに活躍したいなら、学部で米国に進学する意味は非常に低いですよね。東大卒業後、米国でPhD、特に情報系や数学で取るのが最強です。

  4. 【7125783】 投稿者: Gショック  (ID:0vOUrqZrj1c) 投稿日時:2023年 02月 23日 10:19

    ●エリック・コーネル 2001年ノーベル物理学賞受賞
    大学卒業年齢は24歳

    ●ウィラード・ボイル 2009年ノーベル物理学賞受賞
    大学卒業年齢は23歳

    ●ジョージ・E・スミス 2009年ノーベル物理学賞受賞
    大学卒業年齢は25歳

    ↑は一例に過ぎず、まだ多くいます。


    アメリカのノーベル賞受賞者ともなれば、
    誰もが最低3年は飛び級してると思ってたけど
    事実は全く違うのか・・(・・;)
    これは衝撃だ。

  5. 【7128619】 投稿者: 一つの解釋ですが  (ID:p786WwOoWvI) 投稿日時:2023年 02月 25日 17:04

    何処かで一度挫折を経験するとか
    足踏みを乗り越える者が
    最後には大きく伸びる、ということかも知れませんね

  6. 【7128682】 投稿者: 単に  (ID:EbWxFXqb3W.) 投稿日時:2023年 02月 25日 17:56

    >足踏みを乗り越える者が最後には大きく伸びる、ということかも知れませんね

    単に普通に進学している者の方が数が圧倒的に多いからでしょう。
    ノーベル賞を受賞できるかどうかは、研究が単純に優れていればいいかというと、そうでもありません。
    世の中のニーズにマッチしているかどうかも重要だったりします。

    青色ダイオードも、開発成功が20年早かったら、すぐにはノーベル賞受賞にはならなかったはずです。
    その発明の重要さがまだはっきりしていないとダメなのです。
    そして、20年経って、重要性が認められたらノーベル賞をもらえるかもしれませんが、その間に亡くなっていると受賞はありません。
    ノーベル賞には運と長命が必要と言われるのはそのためです。

    また、共同研究者に恵まれるかどうかも重要です。
    昨今は、一人だけで受賞することが少なくなりました。
    共同研究者が必要ということではなく、研究が複雑多岐にわたるため、一人だけだと研究の進みが遅いことがあります。
    一人で研究を続けて、研究の進行が遅い間に、他の研究チームが似たテーマの論文を出して国際的な評価を受けたら、それで終わりです。

    いろいろ書きましたが、とにかく運が重要なので、多くの研究者の中から、たまたま大当たりした人がもらえるのがノーベル賞だと考えればいいでしょう。
    毎年、「有力候補」と言われる研究者が多くいます。
    その中で、本当に受賞できるのは一握りですから。

    EDUでは、ノーベル賞の評価が異常に高いのですが、実際には、ラスベガスのカジノで$1000万のジャックポットを出すようなものだと考えた方がいいように思います。
    ギフテッド、あるいはそれに近い頭脳で、飛び級をした研究者の数が極端に少ないので、受賞確率は大きく下がるでしょう。

  7. 【7129037】 投稿者: もき  (ID:V9Wj4avj.tE) 投稿日時:2023年 02月 25日 23:23

    明大明治にあるじゃ無いか!
    あ、あれは飛田給か…

    失礼しました

  8. 【7129071】 投稿者: 米国  (ID:BMV/n6XgV0.) 投稿日時:2023年 02月 25日 23:47

    米国内にも、飛び級制度がある地域とない地域、ある学校とない学校があります。
    例に上がった受賞者も、戦争中兵役に就いたり、海軍で稼いでから大学に入学したケースなどで、時代背景も現在とは違います。
    ノーベル賞に関しては、単にさん解説通りと思います。

あわせてチェックしたい関連掲示板

学校を探す

条件を絞り込んで探す

種別

学校名で探す