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【2945668】「大学改革実行プラン」と中学受験

投稿者: M   (ID:ZrP86xxz.C6) 投稿日時:2013年 04月 27日 09:50

2012年6月に文部科学省が「大学改革実行プラン」を掲げ、文科省サイトに掲載している掲示資料では、
『「大学入試の改革」~学ぶ意欲と力を測る大学入試への転換~』として、
大学入試にあまりにも過重で多岐な機能を負荷させ過ぎているので、その多くを高校教育に機能分散し、
今後の大学入試は、「教科の知識偏重の入試」から「意欲・能力・適性等の多面的・総合的な評価」へ転換する。
つまり、

教科の知識を中心としたペーパーテスト偏重による一発試験的入試(現状)
               ↓
志願者の意欲・能力・適性等の多面的・総合的な評価に基づく入試へ(転換後)

これを目指すことになっています。

2012年8月に文部科学省が中央教育審議会に、「大学入学者選抜の改善をはじめとする高等学校教育と大学教育の
円滑な接続と連携の強化のための方策について」を諮問したのは、まさにこの流れを組むものです。
また、2016年入試から、東京大学が一般推薦入試、京都大学が特色入試(筆記試験を課さない)を準備している
のもこの流れに先手を打っていると言えましょう。

いままでの大学入試制度の筆記試験を前提にすれば、暗記型学習を早く始めるほど、長い期間をやるほど有利なので、
その結果、児童期からの塾通い→中高一貫私学といった受験低年齢化が過熱化したのですが、大学入試改革に伴い、
中学受験がどのような質的転換をするのか興味深いところです。

大学入試改革を本気でやったら暗記型学習の効力は薄れると思いますが、
その結果、中学受験はどのように変わるのか・・

みなさまのご意見はいかがでしょうか。

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  1. 【2963321】 投稿者: M  (ID:zY3Aa/mLQWk) 投稿日時:2013年 05月 12日 08:13

    >私は筆記試験だけでは問題を工夫しても暗記が強調されるのは避けられないと思うので、口頭試問賛成派です。

    現在の東大入試、京大入試が暗記試験だから、
    9歳から塾→中高一貫私学、という9年かけての時間加算型の
    工業的プロセスが通用するわけですね。


    口頭試問だと暗記防止対策で、いろいろ工夫ができそうですよね。

    事前に、口頭試問の内容は伏せて、別途、書かせた小論文を持ってこさせて、
    その内容を口頭試問するのもおもしろいかと。


    受験産業の上を行けるかどうか、大学の知性が試されますね。

  2. 【2963367】 投稿者: 悪いのは?  (ID:Kv8ElQGs.OI) 投稿日時:2013年 05月 12日 08:54

    今回に限ってはMさんにちょっと賛成です。
    京大のAO入試と東大の推薦入試とは全然違う。京大のAO入試の方は、ペーパーテスト以外の点を補い、真に優秀な学生を集めるために、京大自らが考え、口頭試問なども入れて入試をする。また、金をかけて対策をする人があらわれるだろうけれど、趣旨としてはよい。

    東大の推薦入試は、各高校2名とかで、選考プロセスを高校の教師に丸投げ。公立高校の内申重視の入試のようなものです。入試についての社会的な批判の責任を取りたくなので、高校にお任せしただけ。優秀な人を採りたいとかあんまり考えていないでしょう。だから、Mさんの仰るような帰結になり、小中高生が勉強しなくなり、名門中高は没落し、親は先生への付け届けに励むようになるかもしれませんね。

  3. 【2964262】 投稿者: あかんやろ  (ID:.bUpEa/qbvY) 投稿日時:2013年 05月 12日 22:36

    Mさんの意見せまいでっせ。


    悪いのは?は、
    そうなるわけないやんか。公立中学の内申じゃあるまいし。ようゆうわ。
    国立それも天下の東大に対して、付け届けで差がつくようなことが起こると
    すれば、吉本の世界やがな。

    名門が没落ってネエ。わけわからん。

    そうなればそうなったで、今以上に金かかるお受験がより必須になるだけの
    こととちゃいます?

    親は強し、結託した塾もつよし。オレオレでひっかかるのと大して違いやせん。

    入試でふるいにかけなきゃならない制度が変えられない。口頭試問は一部
    のことしかわからない、なんのことはない就職面接とおなじでっしゃろ。

    完璧に選べる?まさか。論文内容で差がつく?高卒れべるでありえんやろ。
    トップブリーダ出身の従順系が選ばれるだけやとおもうけど。

    大学に入ることは手段で目的とはちゃうねん。その先で成功すること、
    そのためにその確率が高い大学に入ることなんやから、手段に対しては
    なにをしても、変異適応するのが出てくるし。

    いまのままがええんとちゃう?

  4. 【2964331】 投稿者: ひうぞん  (ID:SDIv0YdSAio) 投稿日時:2013年 05月 12日 23:44

    参考までにさん。

    わて(<ええかげん)にレスいただけるなんて酔狂ですなあ。笑。

    >ひうぞんさんが筆記試験にこだわるのは、公平の観点ですか?わたしは公平は無理と思っています。今の入試はもう一度やったら半分合格者が入れ替わるなんて言われてて、公平というより半分運みたいなものだと思っています(子供にもそういってきました)。散々暗記勉強したあと、半分運で決まるくらいだったら、主観が入るとしても大学の先生の口頭試問を受けて合否が決まる方がまだ納得できるように感じます。

    せやね。たとえば一万人の受験生から三千人合格させるとして、いっちゃん公平なんは筆記試験やろ。思いますねん。
    そりゃ今の筆記試験やとまだ、やり直したら半分はいい過ぎや思うけどかなり合格者が入れ替わるんは否定しませんわ。
    そこんとこの精度を高めたいなら筆記試験を3回くらいやりゃあええんです。
    それを一回の口頭試問で(論文審査も含めても)決めれば、公平になる。なんちゅうことはあらしませんわ。
    むしろ精度は悪うなる。「半分運で決まるくらいやったら口頭試問の運不運で合否が決まるほうが」納得できまっか?
    そう思うならそれでよろしおますけど、それやったら最初っから抽籤でもええんちゃう?

    >また、この資料の本文には、今の入試はこのころより更に暗記型で差をつけるために複雑になってるだけだとい書いてありますが、私は筆記試験だけでは問題を工夫しても暗記が強調されるのは避けられないと思うので、口頭試問賛成派です。ご存知かと思いますが旧制高校は、口頭試問も全員受験でかなり厳しいものだったと聞いています。

    試験ちゅうのは結局は暗記の部分があるちゅうことです。それはどないしようもあらへん。
    たとえばここにありとあらゆる出題パタンの問題の解法を丸暗記した奴がいたらどんな試験でも通りますやろな。
    たとえ口頭試問でもそないな人間を排除してええのか意見は割れる、思いまっせ。
    わての推測やけど結局合格する思いますね。

    「今の入試はこのころより更に暗記型で差をつけるために複雑になってるだけ」これはわてもそう思いますな。
    せやけどそれは出題の工夫が足りんからですわ。丸暗記しとってもたいしてメリットのない問題を作ればええんです。
    口頭試問の工夫をしとる暇になんでそないな工夫をせんの(できへんの)?っちゅうのがわての言うてることです。

    >勝手な放談ですが、先進国の良い大学で面接・口頭試問を重視していないのは東大以下日本の大学くらいで、筆記試験一発は中国・韓国等、発展途上国の象徴みたいに感じています。

    わては世界情勢に詳しうないんでわかりませんわ。せやけど世界に倣えばええってもんやないと思いまっせ。
    伊太利みたいに希望者の大学全入というのはひとつのあり方やと思いますけどね。いろいろ難しいやろね。収容人数の問題とか。

  5. 【2964495】 投稿者: 悪いのは?  (ID:Kv8ElQGs.OI) 投稿日時:2013年 05月 13日 07:48

    >勝手な放談ですが、先進国の良い大学で面接・口頭試問を重視していないのは東大以下日本の大学くらいで、筆記試験一>発は中国・韓国等、発展途上国の象徴みたいに感じています。
    >わては世界情勢に詳しうないんでわかりませんわ。せやけど世界に倣えばええってもんやないと思いまっせ。

    口頭試問はコストがかかるんです。学生1対先生複数とかですから。ペーパーテストは一度に大教室で監督者1人に対し百人以上。論述式なのでマークシートよりは採点は大変ですが、口頭試問とは比べ物になりません。
    日本や韓国でできないのは、受験生が多いからでしょう。何故か?フランスやアメリカに比べると、多くの人が名門大学を受験するからじゃないかと思います。フランスやアメリカでは、エリートはエリートと決まっていて皆が皆目指さないので、実質倍率は低いんじゃないでしょうか。だから、口頭試問ができる。
    そして、口頭試問が導入されれば、対策は同様にコストがかかるので、日本でも金持ちだけが東大・京大を受験するようになる。そうなれば、フランスやアメリカのように受験者が減り、実質倍率も減り、口頭試問で全部決める、ということもできるようになるかもしれません。

    「暗記」をことさらに敵視して、暗記が反映できなければ何でもいいという議論は近視眼的だと思います。

    >国立それも天下の東大に対して、付け届けで差がつくようなことが起こるとすれば、吉本の世界やがな。

    これは、私もそう願いたいです。でも、東大は、推薦入学の対象を全国の高校から2名にして、選考プロセスを高校に丸投げ、全国の高校の教師のレベルはさまざま、とすれば、全校の3年生から2名を選ぶのは学校側からすれば大変な権力ですから、高校教師への付け届けで差がつくようなことにならなければいいなあ、と思いました。 「丸投げ」じゃないと信じたいですけど、人数が多いマンモス校でも小さい学校でも一高2名とか、あんまり考えているとは思えないんですよね。高校にお任せしちゃえば自分達は批判にさらされないし、そもそも入試にあんまりコストかけたくない、というのが見え隠れしています。

    「暗記」さえなければそれでもいい、という人もいるのかもしれませんね。

  6. 【2964548】 投稿者: 遺伝  (ID:CQMm.NxdK8A) 投稿日時:2013年 05月 13日 08:33

    アメリカの大学は、基本、書類選考だけですよ。
    面接を行うのは、ハーバードなどほんの一部の学校だけと聞いています。
    留学生の場合、通常の選考では面接をしない学校であっても、
    コンディションに応じて呼ばれることもあるそうです。

    関連する記事を貼っておきますね。

    「大学の入試事務室の職員は、毎年膨大な入学願書を処理します。入試と言っても日本のようにペーパーテストの一発勝負ではなく、出願に必要な資料を総合的に審査して、入学許可者を決定する作業は複雑を極めます。正規の入学願書は1月に締め切られて合否の決定は3月末ですが、その前に早期入学許可という特例があって、11月に「専願」を条件に選考をするなど入試事務室は多忙を極めます。何が大変かというと、日本の入試のように「客観的な合否基準」というのは実はないのです。むしろ合否の基準というのはなくて、その年の入学許可者を「どんな集団にするのか」を事務室全体で話し合って作り上げてゆく、そんなプロセスになるのだそうです。早期入学許可の時点では「その大学の伝統を堅持しそうな人物」を優先に取り、その後の3月の時点では「伝統に反してでも革新をもたらしてくれそうな」人物を混ぜるなど、面倒な工夫をするのだそうです。何故そんな手間をかけるのかというと、その選抜自体が、大学にとっては死命を制するからです。入学して講義の中でのディスカッションをどう盛り上げてくれるのか、そして4年後に卒業に漕ぎ着けるのかは勿論、その後のキャリアでどんなふうに大学の世評に貢献してくれるのか、そして卒業25周年の大同窓会の席上でどれだけの寄付金の小切手を切ってくれるのか、まで、とにかく優秀な人材を確保することは、短期的にも長期的にも重要なのです。そのために、SAT(共通テスト)や高校の内申書だけでなく、自己表現のエッセイがあり、ボランティアやアルバイトの職歴が問題になり、スポーツの経験も重視されるのです。それらの要素に、推薦状の文言を参考にして「いったいこの志願者はいかなる人物なのか」が入試事務室では延々と議論され、そうしてその年度の入学許可者が決まるのです。」(911/USAレポート 冷泉彰彦 第54回ネットワークの罠より)

    海外の少なくない数の一流大学では、成績よりも人物重視して、合格者を決めているようです。
    均質な集団にならないように工夫しながら。

  7. 【2964564】 投稿者: 動機が大事だよね  (ID:/.U1R0p83dc) 投稿日時:2013年 05月 13日 08:50

    >均質な集団にならないように工夫しながら。


    こうやれば灘から東大理3に27人も入るという事態は防げるでしょう。

    本当はメディカルスクール化して本当に医者になりたい人間だけが職業教育としての医学部に入る様にすればいいんですけどね。


    多様化を実現したいのならペーパー試験のみの選抜をやめて・・・・・将来伸びそうな人間をどうやって選ぶか真剣に考えたほうがいい。 わずか100人なのだから理3はその気になればできそうだが・・・・・・・・・。


    東大医学部は医科研がありながらめぼしい研究が出ない理由をまず世間に発表してもらいたい。  

    それが入学者の質(受験勉強が出来れば入れる)に由来していないかじっくり考えてもらいたいものです。同じ塾、中高で同じような価値観の友人や両親。どう見たって革新的なアイデアやリスクを取る生徒たちではないでしょう。灘や桜蔭は。

  8. 【2964572】 投稿者: 悪いのは?  (ID:Kv8ElQGs.OI) 投稿日時:2013年 05月 13日 09:00

    日本での学歴は、所詮、中の上~上の下位の経済的成功を高い確率でおさめるための手段。親も子もそのつもりで受験勉強させています。だから、偏差値という近視眼的な手段によれば、国公立の医学部が東大・京大の非医学部を大きく上回るようになっています。
    だから、ある意味、自然に放っておいても、今後は、偏差値エリートは国公立医学部、学問が好きな人は東大・京大の非医学部という棲み分けができるかもしれませんね。

    上の上の経済的成功は、学歴よりもリスク選考と運でしょう。上の上の学問的成功は、どれ位志望者がいるのかも、そもそも不明です(私は昔目指していましたが)。

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