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【5093414】塾別偏差値と大学合格加重平均偏差値の相性について

投稿者: 計算してみた   (ID:ZVpCJ42x3Bc) 投稿日時:2018年 08月 23日 19:01

中学受験塾別(四谷大塚・日能研・サピックス)偏差値と大学合格加重平均偏差値(対象大学:駿台全国判定模試で平均偏差値57以上又は渋谷系が合格実績を公表している国公医とGMARCHと東京理科大)との相性(回帰式の確かさ)について調べてみました。
行ったのは、それぞれの塾が公表している2012年時の男子校・女子校・共学校・総合それぞれの中学受験偏差値と2018年大学合格加重平均偏差値間の決定係数R2の比較です。
決定係数R2は1に近いほど、回帰式が実際のデータに当てはまっていることを表します。

以下が、各塾の公表偏差値と大学合格加重平均偏差値から得られる決定係数R2です。
(男子校には早稲田のデータを追加してあります。また、サピ偏差値男子校に桐朋は入れていません。)
    男子校  女子校  共学校  総合
四谷  0.859  0.777  0.742  0.471
日能  0.889  0.815  0.519  0.742
サピ  0.872  0.779  0.808  0.844

四谷大塚の偏差値は、男子校・女子校・共学校で整合性があると言えますが、総合で整合性が劣っています。これは四谷大塚の偏差値は男女別の母集団をベースにしているためと思われます。
日能研の偏差値では、共学校が他に比べ整合性が劣っています。これは、共学校がN4と少なく、かつ、広尾と市川がそれぞれ上下に大きく外れる傾向があるためと考えます。
最後にサピックスの偏差値では、男子校・女子校・共学校・総合の全てでそこそこ優秀な整合性を示しており、今回の条件の大学合格加重平均偏差値と相性が良いことが判ります。
正直なところ、駿台偏差値は裾野の広い母集団であるのに対し、サピックスは中学受験でも上位層の(裾野の狭い)母集団であるため、相性は余り良くないだろうと見込んでいたのですが、見誤っていたようです。

今までに色々な切り口で“大学合格加重平均偏差値”と中学受験塾偏差値の膨大なデータをあれやこれやと弄ってみましたが、その手応えとしては、他のところにも書きましたが、「学入試という観点においては、“男子は別学が優位”、“女子は別学と共学でどちらが優位か判らない”」というのが正直な感想です。

他に大学進学実績の加重平均偏差値と中学受験塾別偏差値の回帰式・R2等を計算していますが、進学実績の加重平均偏差値は中学受験塾偏差値との整合性が非常に高く、個人的には面白いと思いました。

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  1. 【5131191】 投稿者: 取り敢えず  (ID:cTNNAQ9I/ak) 投稿日時:2018年 09月 29日 23:40

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