OB武藤敏郎氏の日銀総裁有力に｜掲示板スレッド

　今月１９日に任期切れを迎える日銀総裁人事が混迷している。
政府が提示した武藤敏郎副総裁の昇格案は、１２日の参議院本
会議で野党側の反対多数で否決された。
　政府側は再び武藤氏か別の人物か、新たな人事案の提示を迫ら
れるが、事前に野党側に協議を呼びかける方針。一方、民主党側は、
新たな人物の提示に向けた与野党協議には応じる姿勢を見せている。
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　彡ミ　 　 ＿＿＿　　＿_　　　　円は今日100円台へ。米の対日経済圧力が
　　|ヽ　　/|　　,,,,,,,,l /　 / 　　　続いてるが､政府は日銀の総裁人事ばかりを
　　|ヽ 　 | |　ﾐ ･д･ﾐ/＿/旦~~　　やっている。軍拡ではないかもしれんな。
　 ⊥　　 |　￣|￣||￣￣￣￣￣|　
　 凵 　 　`TT |￣l￣￣￣￣￣l そうするとアメリカの次の狙いは日銀？ (･д･ )

08.3.13 日テレ「政府、日銀人事で野党側に協議呼びかけへ」
http://www.ntv.co.jp/news/105021.html
08.3.13 朝日「東京円、１ドル１００円台　１２年３カ月ぶり高値」
http://www.asahi.com/business/update/0313/TKY200803130141.html

１９日付けの読売新聞『編集手帳』に、「官僚ＯＢ、学者、財界人を問わず、『明日から日本銀行総裁に』と言われて首を縦に振れる人が何人いるだろう。」とあり、それもそうだと思いました。「任に堪えうる識見をもち、即刻の就任がかなう人」を見つけるのは至難の業に違いありません。


武藤氏がどのような方かは存じませんが、「任に堪えうる識見をもち、即刻の就任がかなう」適任者であったろう事は想像に難くありません。


「天秤の片方に、総裁職が空席になることで日本経済と国民生活がこうむる不利益の数々を載せる。もう片方に、『財務省出身』の５文字を載せる。後者のほうが重たいという理由がさっぱり分からない」という筆者に同感です。


参議院選挙で国民が望んだのは、このような事態だったのでしょうか？国益を考えた壮大な視野と先見性を持たず、その場限りの利己的策略でしか動いていない感じがする政治家の姿勢にうんざりさせられます。

開成ＯＢと聞いたから・・・という訳ではありませんが、ＴＶで武藤氏を拝見した時、
「この人なら」との首相の信任を得ただけあって、知性と品格が全身に滲み出ている
方だなあと感じました。


今、優秀な若者が国家公務員をめざさなくなっていると聞きます。天下り等が叩かれ、
収入面でもやりがいや名誉の面でも、魅力が急速になくなっているからだそうです。
優秀な若者が官僚をめざさない社会に、明るい未来があるのか不安になります。


優秀な人材の、客観的に適材適所と思われる人事であっても、「天下り」「官僚ＯＢ」
という一くくりで否定されるのはヒステリックな気もします。


役人の不正な蓄財は許されないと思いますが、かと言って、「役人であれば生涯清貧に
甘んじよ」というのでは、良い人材も集められないと思うのですが。


とにかく、官僚ＯＢというだけで有能な適任者が退けられ、迷走している今の状況は
残念でなりません。素人の浅はかな感想でしょうか。

日銀総裁の話題から横にそれますが、少し前にテレビで「大韓航空機爆破事件」の裏で
活躍したバーレーンの日本人大使館員達の物語（ノンフィクション）が放送されました。


あの事件の裏であのようなドラマがあったとは・・・大変感激しました。
単に仕事だから、給料をもらっているから、ではなく、「犯人を捕まえないと日本国は
大変な事になる。日本国のために。」との一念でキムヒョンヒの拘束にまでこぎつけた
大使館員の執念の追跡はすごかったです。


とかく贅沢好きとかパーティー好きとか、あまり良い評判を聞かない大使館員ですが、
実際は国のためにあんなに頑張っている方達がいるんだなあ、名も知られることなく
縁の下の力持ちとして国を支えている人達が・・・と。


税金で働いている方達の中に、立派な働きをしている方々が大勢いらっしゃると
思います。そういう人達の熱いドラマをこれからも時々は放送してほしいですね。
税金泥棒なんて、いつも叩くばかりではなく。ドラマに出てくる大臣と言えば、
昔の悪代官のようにお決まりの汚職がらみ、というのももう食傷気味。

あのドラマの中で、執念の追跡をした大使館員は、確かあまり位の高くない人じゃなかったですか？
直属の上司も、本国日本の外務省も、「余計な事するのやめとけ」みたいな対応でしたよね？
人として立派な人が必ずしも位が高いとは限らない、という一例だと思いましたが。


むしろ彼らは一歩間違えれば叱責され罰せられ、懲戒処分さえ受けかねない状況だったと思います。


彼らには奥さんとか家族はいなかったのでしょうか。その家族は言わなかったのでしょうか。
「お願いだから、家族のために余計な事はしないで。日本の国なんてどうなったって構わない
から、私達家族の生活を守る事だけを考えて。」と。


国のために骨身を削ろうとする人が国から罰せられ、事なかれを決め込んで我が身の安泰だけを図る人が
国によって手厚く遇される、というのも皮肉な話ですが。


ドラマで、悪代官のような大臣の物語ではなく、本当に国のために一命を賭すような大臣の物語を
是非みてみたいですが、そのようなモデルとなる大臣は実在しているのでしょうか？
まさか悪代官のような大臣ばかりが実在しているとは私も思いたくないですが。

アメリカ連銀が利下げと通貨供給量増を続けているため、ドル安が
進行しています。おかげで、世界中の投資家が米国債を放出にかかり
更にドル安とインフレに拍車がかかりつつあります。


これ以上のドル安は容認できないと、米国は日本に強調介入と米国債
の買い支えを要求してきました。
しかし、日本側は、「日銀総裁が空席なので対応できません。」
と逃げ切ることができました。


おかげで、アメリカのごり押しをうまくやり過ごすことができ、
税金の無駄遣いをせずにすみました。

おーー、やるじゃん、日本。
面と向かってなかなか「ノー」と言えない日本。
こんな奥の手を考えだしたとしたら、すごいです。