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【627340】留学に行かれた方に

投稿者: 院生母   (ID:ss/O895KvY2) 投稿日時:2007年 05月 02日 09:55

一年の留学制度を利用して行かれた方にお伺いしたいのですが、帰国後、学習院の勉強に付いていくのは大変じゃなかったですか?


また、授業に付いていくのは問題なかったとしても、帰国後から他大学受験のための勉強をするのでは間に合わないでしょうか?




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  1. 【657946】 投稿者: 経験者  (ID:WKekBNxSjC6) 投稿日時:2007年 06月 11日 23:39

    非難の応酬になってしまうのは避けたいですが…

    そもそも、留学に行く際に、メリットデメリットと単純二分論的に考えていると
    それはどうかなと思います。留学に行く以上、帰ってきてから自分に同じような
    環境が与えられていると誤解している生徒が近年非常に多いと思います。

    それは一つに、留学がポピュラーなものになってきている+団体以外に宣伝目的で
    学校で短期留学を売りにしているところが増え、「留学する」事の意義が見えづらくなり
    、且つ受けに来る生徒の質が落ちていると思います。

    個人特定にならない範囲で申し上げますが、私自身は当時100人の中から18人という
    非常に難関な環境で試験に合格致しました。

    最近、母校の学習院の生徒も含めた希望者の、留学の英語試験を採点しました。
    正直、あまりに英語が出来ない生徒が多いことにびっくりしています。
    (トップは女子部の生徒でしたが…)

    数字が全てとは言いませんし、受ける生徒全員に英検準2級以上の英語の実力を
    持てとも言いません。

    しかし、余りに語学に対する興味がなく、安直な気持ちで留学試験に
    臨んでいる生徒が多いように感じます。又、合格した親と話をしても、
    余り「しっかりした」と言えるような親は極めてまれです。
    「うちの子は合格したんだから後は何とかしなさいよ」と言った態度をとる
    恩知らずの親にも何度か遭遇しました。ネグレクトの責任転嫁でしょうか…。

    又、そのような気持ちで留学試験に
    臨んでも合格させてしまう他校や小さい団体に失望しています。


    語学は一つの扉にしか過ぎませんが、留学はその語学に対する興味から
    湧き上がるものでもあると思います。(全部が全部そうとは思いません)

    お伝えしたいのは、「やる気があるかどうか」に尽きると言うことです。

    「後押ししろ」と申したのは、そこまで考えて子供に当たってほしいと言う意味です。
    単に、第三者が言えるかどうかという低レベルな話をしていないつもりです。

  2. 【660459】 投稿者: 院生母  (ID:ss/O895KvY2) 投稿日時:2007年 06月 14日 09:51

    みなさま、お返事をいただき、ありがとうございます。


    こういうふうに、色々な意見が伺えて、とても参考になります。
    自分とは違う意見を伺っても決して『非難』とは受け取っておりません。
    「そういう考えもあるのか・・・ちょっと考えてみよう。」と問題提起していただいているように思っています。


    経験者様は受験勉強に対して懐疑的でいらっしゃるようですが、今現在、英語を使って仕事をしている私が感じるところも、半分くらいは同じ意見です。
    実際ビジネスで使うメールや会話程度の英語は、中学までの文法が完璧であればなんとかなるものです。
    しかし、レポートを書くとか専門的な交渉レベルになるとそれ以上が求められます。
    このレベルの英語力を日本で身に付けるには、やはり受験勉強−文法解析-をしっかりやるのが大変手助けになると思います。

    語学は目的ではなく一つのツールですが、やはり高いレベルを目指すには確固たる基盤が必要、そのためには不必要と思えるまでのことをやってこそ、基礎が確立するというのが私の考えです。

    こういう考えは息子にも言っていますが、それに従うかどうかは彼次第です。
    留学に関しても、メリット・デメリットを伝えていますが、それをどう判断するかは彼に任せています。


    留学先としては、セントポールと民間の両方を考えています。
    ロータリーはどこの国になるか分からないし、決まったら断れないと言うことで見送りました。


    現在、説明会にいくつか参加し、検討しています。







  3. 【661268】 投稿者: 経験者  (ID:WKekBNxSjC6) 投稿日時:2007年 06月 14日 22:30

    色々なご意見を伺うのは私にとっても大変勉強になっています。

    私自身、中等科一年で英語を始め、始めは基礎英語にカタカナを振るほどで、
    中間テストで72を取ってから目覚めました…、こんなことでは駄目だと…。

    当時、中学受験でお世話になった今は無きT塾にそのまま行っていたので
    私立中コースと命名されながらも少なからず高校受験英語でした。

    英語が好きで好きで、期末に90になり、それから三年の二学期まで90を下回った
    こともなく、当時中学三年で英検2級を取得しました。帰国性を除き、校内で二人しか
    取れないほどまだ英検が権威のあった時代の話です。
    (最近は、TOEICやTOEFLが完全に勝利しましたが…)

    だから高校に入った時、中等科の上のクラスで教えられていた英国国語学会で指折りの
    語学学者の授業から高等科の教科書英語に失望し、又、高3生が受ける実力試験問題を
    見て「なんだ、この程度か...」と思っていました。

    このように、自分が英語が好きであったからこそ外国に興味を持ったという
    いわば特殊な環境にいた私なので、皆さんとは多少違う考えを持っていますし、
    親もまた違った考え方で私を見ていたと思います。

    中学の先生から保護者面談を通じ勧められ留学試験のため1年間準備した私でしたが、
    私が高1になり、ある留学団体(名前は伏せます)に決まったと同時に、
    学習院ではセントポールの留学制度が始まりました。

    友人二人がセントポールに決まったとき、私はまだどこの国かは分かりません
    でしたが、はっきり申し上げればフランス・ベルギーと非英語圏を希望しました。
    それは、アメリカなら誰でも行けるからです。ご支援を頂いて行けるなら、
    わざわざアメリカではなくて、もっと違う国に行ってみたいと思いました。

    しかし、結果的に英語の成績が全受験者の110人中トップだったこともあり
    (後で聞かされました)アメリカになりました。

    今思えば、ブラジルとかフランスとかに行ってみたかったものです。

    今は昔のように、留学をうたう団体や学校が増えてしまったことで、
    厳しい競争の中から選ばれる機会が少なくなり、自分を見失う人が多く出易い
    時代だと思います。それは、留学の選考にも関わった私が最近良く感じることです。

    どうぞ、ご子息とよく話されるといいと思います。
    私の愚見は恐らく半分嘘かもしれません。それはその人の捉え方だと思います。


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