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【1219803】茂木健一郎さん

投稿者: 受験生   (ID:VCA9xGeK2OY) 投稿日時:2009年 03月 10日 11:44

附高卒業生の茂木さんが 朝日新聞 「暮らしの風」に ご自身の卒業式の時のエピソードや高校生活について書かれた文が載っていたらしいので読みたいのですが、いつ発行されたものかわかりません。 何月号に載っていたか、またその文のタイトルなどご存知の方 教えて下さい。 よろしくお願いします。

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  1. 【1224514】 投稿者: 3月号ですね3  (ID:x8NNK3BDRXs) 投稿日時:2009年 03月 13日 22:23

    お役に立てたようで嬉しいです。
    昨年7月の朝日中学生ウイークリーに茂木先生の
    中学高校時代の勉強法などについての
    講演の記事が載っていました。
    結構フアンなので記事をとっておいてありました。
    4月号もなかなかいいですよ。また暇な時に書きますね。
    鶴の恩返し勉強法とか・・知っていますか?

  2. 【1225079】 投稿者: 受験生  (ID:VCA9xGeK2OY) 投稿日時:2009年 03月 14日 10:32

     鶴の恩返し勉強法は 茂木さんの本で読みました。・・・がなかなか実行できてないです(泣)。  もっと脳を活かして勉強しなければ…ですね。  茂木さんの書かれるエッセイ等はしみじみ感動するものや、なるほど!と納得させられるものが多く大好きです。      3月号ですね様 お暇があるときで結構ですので また書き込んで下さるとありがたいです。 どうぞよろしくお願いします。 楽しみに待ってます!

  3. 【1226631】 投稿者: 暮らしのクオリア「桜の理由」  (ID:x8NNK3BDRXs) 投稿日時:2009年 03月 15日 16:43

    暮らしのクオリア
    「クオリア」とは脳科学の用語。意識を流れゆく多彩な質感のこと。
    エッセイのタイトルです。


    「桜の理由」

     
     育った家のすぐ前には児童公園があり、子供のころに
    夢中になって遊んだものだった。
     今でもそこには公園があるが、造成し直されてしまって
    昔の面影は全くない。
    時々訪れると、現在の風景の上にかつてのイメージが重なる。
    そう、この辺りに野球のボールを当てた壁があった。
    ブランコを越えるとホームラン。貯水池があって、
    一度、蜂を助けようとしてざぶんと落ちた。
     
     
     すっかりキレイになった現在の公園で、昔の様子を偲ぶ
    よすがとなっているのは一つの石いすだけである。
    今ではそんなものも はやるまいが、どっしりと重い、
    長い立派ないす。
    造成し直す時に、もったいないからと職人さんが置いたのだろう。
    それを見てかつての公園を思い出す人もだんだん少なくなって
    いくはずだ。


     かつてあったその公園に関して、不思議なことが一つあった。
    あれは私が高校生くらいの時だったろうか。
    いつの間にか、桜がたくさん植えられていた。
    公園の縁に並んだそれらの木は、最初は小さかったのが
    だんだん大きくなり、春になると見事な花を咲かせた。


     やがて桜の木は公園の名物となり、春になって開花するのを
    心待ちにする人が増えた。天気のよい日など、下にシートを
    敷いて花見をしている人たちもいる。
    それほど大きな公園でもないのに、
    桜があるだけでぱっと明るい広がりが生まれたかのようだった。


     あれは、私が大学を卒業するくらいのころだったろうか、
    ある日母親がぽろりと、「桜は今年もきれいに咲きそうだね。」
    と言った。


     「あれは、高校生の息子を交通事故で亡くしたお母さんが
    息子を思い出すためにというんで植えたんだよ。
    息子は桜が好きだったから、記念になればって。
    最初は小さかった木が、あんなに大きくなったんだねえ。」


     母の言葉で私は、幼いころからなじみの公園に
    桜の木が植えられた理由を知った。

     
     春になると日本各地で花開く桜。
    人の手によるものは、それぞれに理由があるのだろう。
    「桜の理由」を知る人は少ない。
    それでも、季節特有の薄曇りがちな空いっぱいに広がる桜色の海を見て、
    私たちは何事かを感じているのだろう。


     面目を一新した現在の公園に、かつての桜の木はない。
    そういう事情もあるから残したかったのだけれども、
    設計上どうしても果たせなかったのだと聞く。


     過去は育てることができる。
    私たちの脳の中の記憶に繰り返し立ち返ることで、
    新たな意味を見いだし、つややかな光を当てることができる。


     そこを越えると「ホームラン」だったブランコや、
    息子への思いが込められた桜の木はもうこの世にはない。
    それでも、私の心の中でブランコはまだ風に揺れている。
    目を閉じれば桜の木がさらに大きく育って、満開の花を
    咲かせている有り様さえ見えてくる。


     私の心の中で、「桜の理由」は今でもひそやかに息づいている。


    以上
    暮らしの風4月号から。


    新聞の記事はまたいつか書きますね。
    3月号ですねより。

  4. 【1226748】 投稿者: 受験生  (ID:VCA9xGeK2OY) 投稿日時:2009年 03月 15日 18:53

    3月号ですね様 度々書き込みしていただき有難うございます。
     「桜の理由」 読んでいるうちに涙が出てきました。 
     公園の桜の理由はせつないですね。その桜が切られてしまったというのも悲しいです。                                 「人の手によるものには理由がある」 はっとさせられる言葉でした。     自分にとっては普段何気なく見ている風景、出来事にも人それぞれに理由があったり思い入れがあったりするんだということに改めて気付かされました。
     茂木さんの文章はいつも 優しく語りながら 大切な事を思い出させてくれます。      3月号ですね様 ご面倒をおかけしてすみませんでした。 感謝します。

  5. 【1227474】 投稿者: 3月号ですねさんへ  (ID:eqSIuv26WNA) 投稿日時:2009年 03月 16日 10:50

    お忙しい中書いて下さいましてありがとうございました。
    これからゆっくり読ませて頂きます。
    ご親切に感謝致します。

  6. 【1228341】 投稿者: ありがとうございます  (ID:i/LkafG2cAo) 投稿日時:2009年 03月 16日 22:56

    便乗して読ませていただいています。
    ありがとうございます

  7. 【1228663】 投稿者: 新入生の保護者  (ID:YAc7V/io/ng) 投稿日時:2009年 03月 17日 08:58

    私も便乗して読ませていただきました。朝日新聞購読者ですが見逃していました。21日の保護者会では講堂などの附高の建物を、茂木さんの書かれていた文章を思い出しつつ体感できそうです。また、なにげなく?存在している桜や木々にも咲き誇る「理由」や背景があるかもしれないという思いをはせながら春を感じたいと思います。何気ない普通の日々がひとつの気づき(気付かされたこと)によって世界が広がったような気がしています。ありがとうございました。

  8. 【1228948】 投稿者: 3月号ですね4  (ID:x8NNK3BDRXs) 投稿日時:2009年 03月 17日 12:29

    わざわざご挨拶いただきありがとうございます。
    私がここに来るのは場違いですが失礼しています。
    今年私の子供の受験した都立高校で茂木先生の文章が出題されたそうです。


    とても感受性豊かな文章で
    3月号は、心に残っていて取っておいてありました。
    「サンデー毎日」の連載を買って読んでみたのですが
    先生は小学校にあがる少し前からクラシック音楽に目覚めたとか。
    ベートーベンの「月光」とか。
    カラヤンが指揮するべートーベンやブラームスを
    子供の頃から聴いていたなんて・・・。
    やっぱり付属校の方って家庭環境からして違うんですね・・。
    皆さんもそのようなご家庭なのかと思って尊敬しています。
    カラヤンのCDですか・・探して買ってみようかと思います。


    娘の友だちも今年附属高校に合格されたようなので
    文化祭に行ってみようかなと思っています。
    すばらしい先生と生徒さんと・・いろいろ想像してしまいます。


    新聞の契約がもうすぐ切れますがその間までまた載せてみますね。

    スレ主の受験生様、勉強頑張ってください。

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