「子供を守ろう！」SAPIX のコロナ対策への緊急提言｜掲示板スレッド

株式会社日本入試センター
代表取締役 高宮英郎 殿
　　　　　「子供を守ろう」SAPIX のコロナ対策への緊急提言
新型コロナデルタ株の脅威で全国範囲へ感染急拡大の中に１０代や１０代未満の低年齢層感染の確認は 1 ヶ月中に 6 倍超に迅速な増加傾向にあると見られます。なお、子ども感染者の急増及び子どもから親への感染が非常に目立っています。この背景の中で、首都圏で生徒数が最多である御社 SAPIX に対し、より迅速且つ有効なコロナ対策の導入、教職員の方々、生徒たち及びその後ろにいる数万世帯の皆様の健康をしっかり守ってもらうように切に願って、緊急提言を申し上げます。
【感染発生などの状況を遅延なく共有する要請】
感染が広がっている今現在、御社の首都圏に数箇所の校舎ですでに感染者が確認されたかと思われます。個人情報保護法上の個別配慮が必要となるかと存じますが、集団塾である以上、感染者と同じクラスにいる生徒たちの健康のため、保護者に感染発生の状況を迅速に説明して頂くように、タイムリーに情報を共有する義務を付けているではないかと思います。
しかし今保護者より、御社へ何回電話をかけても、校舎には感染者はいないとの公式的な回答しか受けなかった状況をよく聞かれています。感染者の個人情報を特定するつもりでもなく、まず当該校舎に（どのクラス）感染者が出たかどうか、通塾日がいつなのかといった、保護者にとって判断できる情報を遅延なく、感染状況を公開するようお願い申し上げます。
保護者としての我々不安の気持ちがご理解頂ければ幸いです。
【通塾生徒の感染防止のために教室内設置のご提案】
要請:窓のない教室にサーキュレーターの設置
ご存知の通り、すでにサーキュレーターが導入されている競合他社の学習塾が多数あります。SAPIX の校舎にも窓のない教室が多いため、サーキュレーターなどの換気設備の設置が早々ご検討をお願い致します。尚、各校舎内での日常検温、消毒、マスクのチェック、扉の開放、窓のある教室に窓の開放など、コロナ防止策の毎日取り組みが十分するかどうか、再びご確認をお願い申し上げます。
【在宅授業を選択した生徒向けのご提案】
要請:
1.リアルタイム式オンライン授業を開催
2.資料の事前配布
3.オンライン質問教室の設定
当面、SAPIX 各校舎が行っているオンライン授業は録画に限られますことに加え、実際に行った授業より相当遅れている場合もあります。
また、オンラインの授業が見られても、紙資料が翌日或いは数日後に遅くに家に届く状況が多く見られます。これでは在宅に勉強する生徒たちが資料を待つ時間を無駄にしたり、なかなか塾と同じような緊張感が生まれなかったり、塾で養っていた勉強の習慣も失われやすいかと存じます。
この問題点を解決するため、「リアルタイム式オンライン授業」の開催をご提案させて頂きたいと思います。例えば教室にいる教師は実際に授業する際に、iPad を教室に置き、在宅の生徒を同時に教えるやり方が競合他社にでも見られます。そのため、資料を各家庭に予め郵送し、在宅授業を選択した生徒に対して通塾生と同時に勉強できるような環境を整えて頂くようにお願い申し上げます。また、在宅生徒の質問に対してリアルタイムに答えられるように「オンライン質問教室」を設置するようにお願いしたいと思います。今月９日、船橋市の学習塾で 96 人のクラスターが発生した新聞記事も出たため、この 96人の生徒の感染によりそれぞれのご家族へ波及してきたと想定されています。数万人の子供達が通っている SAPIX はこの悪影響の発生を早めに防ぐために、有効かつ万全な感染対策の徹底、また遅延無くオンライン授業環境の改善をお願い申し上げます。
子供の進学と身の安全で板挟まれた保護者一同
【保護者署名】