サピックスに1年間通わせて気づいた、子どもの変化や成長【Sakurako vol.18】

こんにちは。Sakurakoです。いよいよ新学年ですね。息子が2021年2月にサピックスに入塾してから、あっという間に1年が経ってしまいました。上の子の受験を通して、やはり一番大変だったのは5年生のカリキュラムだったと感じているので、息子にもこの時期が来てしまったことに焦りを募らせています。

1月に実施された「新学年組分けテスト」は、息子の日ごろの勉強に対する取り組みの甘さを実感する結果となってしまいました。息子がこの1年間でできるようにならなかったことの多さと、周りの子の頑張りとの差に眩暈すら感じますが、息子も、めざましい成長ではなかったにしろ、1年間で随分と成長したのではないかと思っています。

1年間を通して気づいた子どもの変化や成長

と言うことで、第18回のブログのテーマは「1年を通して気づいた子どもの変化、成長」です。息子は、恐らく典型的な「小学生男子」で、ゲームが大好き・好きなこと以外には興味がない・字を書くのを面倒くさがる・勉強は基本的に最低限しかやりたくないなど、いわゆる「優等生」とはかけ離れたタイプです(笑)。もちろん、サピックスのトップを走るような「天才型」でもありません。ですが、この1年間サピックスのカリキュラムに置いていかれないように息子なりに頑張った結果、少しだけできるようになったことが増えました。

たとえば、

・サピックスの宿題は「やるべきもの」と認識できるようになった
・ノートを書く速度があがった
・クイズ番組を楽しめるようになった

などです。「そんな当たり前なこと」と思われる方も多いかと思いますが、少なくとも1年前、3年生の2月の段階では息子はどれもできていませんでした。

サピックスの宿題は「やるべきもの」と認識できるようになった

サピックスの宿題は「やるべきもの」と認識できるようになった

まず、サピックスの宿題についてです。新4年生で入塾した当初は、サピックスの宿題の多さに驚き、1週間ですべてを終えるのに四苦八苦。何とかたどり着いた春休みでしたが、春期講習の連続日程でも通常カリキュラムと同じ宿題の量が出て、もうどうしていいか分からない状態でした。正直なところ、春期講習は通うだけで精一杯で、通塾前後に宿題をやる気にはどうしてもならないようでした。でも、夏期講習を乗り切ったあたりから、何となく息子自身の中でリズムができてきたようで、自分から進んで宿題に取り組み、終わらせることができるようになりました。
新4年生当初は、勉強をするのをとても嫌がり、机の前に座らせるだけでも大変だったのですが、今は本人が「宿題をやらなきゃ!」「テストのために復習しないと!」と思えるようになったところに、成長を感じます。

ノートを書く速度があがった

次に、ノートを書く速度についてです。息子はもともと字が汚く、書くのも遅かったので、入塾当初は「授業を聞きながら、先生の黒板を写すことができない」と訴えていました。仕方がないので、解答が充実している算数は授業を聞くのを優先する、社会や理科はノートをしっかり書く練習だと思って板書を取ることを優先するなど、その時々で何とか乗り切ってきたのですが、1年経った今は、何とか授業を聞きながら板書を取ってきています。中学校に入学したら、ノートを取る力も定期試験などの成績に直結しますので、中学受験を通してこの力を付けることができればと思っています。

クイズ番組を楽しめるようになった

最後に、クイズ番組についでですが、我が家では娘がクイズ番組好きで、『東大王』や『5年生より賢いの?』をよく見るのですが、これまで息子は「東大王はつまらないっ」などと言って、違う番組を見たがり姉弟喧嘩になっていました。ですが、最近は息子も一緒に番組を楽しめるようになり、テレビの前で一緒に回答したり、知っている知識を披露してくれたりするようになりました。
サピックスでの理科や社会の授業を通じて知識が増えたので、クイズ番組を面白く感じるようになったのではないかと思います。クイズ番組以外にも、会話の中で、少し難しい語彙を使い始めたり、うまい切り替えしをするようになったりと、知識や言葉が増えてきたことを感じています。

とはいえ、サピックスで真ん中あたりのクラスにいる息子には、まだまだ課題がたくさんあります。「字が汚い」「暗記科目の勉強方法が確定していない」「勉強を始めるまでに時間がかかる」などの勉強態度における課題から、「語彙力がない」「漢字が書けない」など苦手教科における課題など、盛りだくさんです。

わが家は、御三家を目指しての中学受験ではありません。今、息子が抱えている課題は、わが子が中学生、高校生と成長していく上でいずれは直面する課題だと思います。ならば、親が一緒に取り組める小学生と言う年齢のうちに少しでもできることを増やしてやり、中学・高校では学校の先生方やお友だちの影響を受けて自然と成長できるように、今のうちに基礎力を押し上げてやりたいと思っています。今は土台作りの時期だと思って、粘り強く成長を促したいと思います。

新5年生、大変な時期ですが、親子で一緒に走り切れますように。中学受験の伴走、頑張りましょうね。

Sakurakoさん

Sakurakoさんのプロフィール

中学1年生の女の子と小学校4年生の男の子のママ。上の女の子は2021年の中学受験で第一志望の中高一貫校に合格。下の男の子も今年からサピックスに通塾をはじめました。
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