塾の先生に相談して参考になったこと、やんわり断られたこと【Sakurako vol.15】

こんにちは。Sakurakoです。この原稿を書いている時点で、中高一貫校に通う娘は期末テスト真最中です。テスト2週間ほど前から焦り始めて勉強ペースが上がり、部活がなくなる1週間前からは帰宅後4時間以上勉強していたでしょうか。中学受験期とは違い、問題集などが用意されていない科目も多くありますので、自分で勉強の仕方を考えて勉強しなければいけませんが、暗記科目はまとめノートを作ったり、暗記ペンを使ったりと自分なりに考えて学習に取り組んでいました。

部活がないのに帰りが遅いなと思った日は、お友だち3人と数学の発展問題の解法について考えたけれどもどうしても答えが出ず、一緒に先生に質問に行ってきたと楽しそうに話してくれました。幾何の「立方体の中に球を入れて動かした場合の動く範囲の体積」と言う問題だったようで、先生が「秘密兵器を持ってくるね!」とおっしゃって、実際に「立体と球」を持ってきて丁寧に教えてくださったそうです。良い環境で過ごせていることに感謝しています。

塾の先生に相談していますか?

塾の先生に相談していますか?

さて、第15回のテーマは、「塾の先生にはどんなことを相談している?」です。

皆さん、塾の先生にはお電話や面談などでよく相談されていますか?
私は上の子が4年生の頃から、かれこれ4年間近く中学受験塾に子どもを通わせていますが、あまり塾に相談しない大人しめの保護者です(笑)。塾で人間関係のトラブルがあれば、もちろんすぐに塾の先生に相談すると思いますが、ありがたいことに今までわが子がトラブルに巻き込まれたことはありませんし、成績に関しては、塾の先生に相談する前にやれることがたくさんあると思ってしまうので、なかなか塾の先生に面談を申し込むまでに至りません。ですが、今回のブログでは、過去の記憶と記録を掘り返して、何度か塾に相談したことを振り返ってみようと思います。

最初に相談したことは算数について

まず、塾の先生に最初に相談したのは、上の子が4年生から日能研に入塾し、しばらく経った頃の保護者会の後でした。上の子は国語が得意で算数に苦戦したタイプで、その頃、算数の「逆算」、特に「―□」「÷□」の計算が理解できていないようでした。そこで、算数の先生に、逆算が理解できていないことの不安と、日能研4年生の算数の計算課題が少ないのではないかと言うことを相談させていただきました。

先生のお答えは、「逆算の『―□』『÷□』については、今の段階では理解しきれないこともある。成長につれて理解できてくる部分なので、今はあまり深刻に考えなくても大丈夫だ」と言うものでした。一方で、算数の計算演習は追加した方がいいと個人的には思っているとのお考えをお聞きし、お勧めいただいた計算問題集を家庭学習に取り入れました。その後、上の子は受験を終えるまで1日6問の計算を続け、6年の秋には苦戦していた算数も安定して点数が取れる科目になりました。

国語の成績が下がったときのアドバイスは?

次に塾の先生に相談したのは、上の子が4年生の10月末。それまで順調だった国語の成績が急に下がったため危機感を覚えて、国語の先生に面談を申し込みました。上の子は、国語は感覚で解いていたので、「接続語の得点率が低い、記述の言葉遣いが拙く部分点しかもらえていない、文法を強化したいが良い演習方法は?」と言った内容を質問しました。これに対して、先生からは「ある程度の点数が取れているので、あまりあれこれやらせ過ぎて国語が嫌いにならないように気を付けてください」と諭され、読解や文法などはこれからの塾の学習で補強されていくことを説明いただきました。

逆に、とにかく「読書」をするようにと薦められました。さまざまなジャンルの本や子ども新聞などを読み、読書による「体験」を増やすことが、文章の理解につながるとのことでした。また、日常の学習については、テスト直しは「正答率の高い問題」のみのやり直しで良いこと、漢字だけは100点を目指して学習し、語彙も漢字学習から膨らましていくようにとご指導いただきました。
 
今思うと、4年生の算数や国語の成績をそれほど心配する必要はなかったと思えますが、一人目の受験で私も前のめりだったのでしょうね。でも、相談にうかがったときに、算数の先生から「成長と共に理解できますよ」とおっしゃっていただいたり、国語の先生から「面白くないと思うような学習を無理にやらせる必要はないですよ」と言っていただけたりしたことで、私自身が安心して、子どもに無用なプレッシャーをかけることなく過ごせたように思います。