府中にある明星中学校・高等学校(以下、明星)では、2021年度より「グローバルコンピデンスプログラム(以下、GCP)」がスタートしました。そこで今回は、GCPの授業レポートをお届けします。
GCPとは
GCPはプロジェクトベースの学びを通じて言語能力と学習能力の向上に取り組むプログラム。2021年度は中1、中3、高1・本科クラス、高2・MGS(Meisei Global Science)クラスが参加しています。形式は外国人講師と日本人の先生によるティームティーチング。グローバル社会における現実的なトピックを取り上げ、問題解決型の学習を行います。生徒はGCPを通して、「グローバルに知る・考える・表現する」方法を習得します。


■高2生の授業を見学
見学したのは高2・MGSクラスのGCP。授業を進行するのはフィリップ先生です。
今年度、生徒が取り組んでいるテーマは “新しい学校づくり”。これまでの授業では、障がいを持つ人への理解を深めて教室のレイアウトを考え、さまざまな宗教があることを意識して給食を考え、ジェンダー問題を踏まえて制服の在り方を考え、グループで話し合ってきたそうです。

見学した日のミッションは、いつもとは異なるメンバーとグループを作り、各班で出たアイデアを紹介し合うこと。フィリップ先生との会話や、ワークブックに書き込む文章はすべて英語です。


フィリップ先生は教室を回り、各テーブルのグループワークに参加します。MGSクラスのGCPは英語の習熟度でクラスを2分割して行っていますが、今回は特別に合同で実施。このため、英語科の先生が教室に2名いました。


生徒は学校づくりについて議論し、その様子を見て先生方も意見を交わしていました。

