いよいよ都立中過去問・他塾オープン模試に挑戦。点数に振り回されず本番に向けて調整【ぺぺこ Vol.13】

合格の切符を手に入れるためには過去問で相手を知るべし!

合格の切符を手に入れるためにまずは過去問で相手を知るべし!

2学期も中盤にさしかかり、受験生の皆さんは志望校の過去問を解き始めている頃ではないでしょうか。塾も個人面談で志望校やスケジュールの組み立て方などが決まっているのか、声かけの仕方も変わってきた頃ですよね。

我が家は都立中志望なので、1月、2月の受験スケジュール作成はなにも決めることはなく、逆に併願校は都立中受検者向けの適性検査を前日や前々日に開催してくださるということなので心配ありません。
ただ一つ、都立中受検の場合、今の時期に決めておいたほうがいいと思うのは以下の3点です。

1. 併願私立は受けるのか? 受けないのか?
2. 都立残念で私立合格の場合、入学するのか? しないのか?
3. 入学をすることになる場合、特待制度などの利用が前提なのか、そうではないのか?

我が家は今のところ私立併願校受験予定ですが、あくまでも練習であって、その併願校には進学しないことを親子で決めています。

とにかく合格の切符を手に入れるためには、まずは過去問で相手を知ることが必要になります。
週末には志望校別特訓に行っているので、授業中に過去問に挑戦しています。また、全国の公立中高一貫校の問題に、いかに多く目を通して解いて理解しておくかが大切だと言われています。
学校によっては、奇想天外、奇天烈で見たことのない問題が出ることもしばしばあるそうですが、塾の先生によると、全国の公立中高一貫校の適性検査も歴史を重ねてきているので、だいぶ似通った問題が出題されることが増えてきたそうです。

ということで、我が家の過去問スケジュールは、今のところ「塾におまかせ&時間的に余裕があるときに公立中高一貫校の過去問題を数多く解いてみる」という超アバウトな計画になっています。

来週、塾での個人面談があるので、自主学習をするうえで「息子の第一志望校合格に向けて、具体的にどの教科、単元に着目して全国の公立中高一貫校の過去問から拾ってくればいいのか?」を聞いてみようと思います。

娘の私立受験時の過去問対策で得た教訓

しかし、4年前の私立受験をした娘のときのことを振り返ると、この時期は「光陰矢のごとし」。あっという間に秋が過ぎ寒い冬になったことを思い出します。

きっと私立受験をされる皆さんにとっては、平日の通常授業の宿題に週末も学校別特訓や模試などがあるために、まとまった時間が取れない日々だと思います。

でも、塾の先生からは、
「第一志望校は10年分はやりましょう!」とか「併願校は、なるべく早く目を通しておいて、必ず過去問を解いておいてください」などと声をかけられていると思います。

「この忙しい1週間のどこに時間があるの??」
「第一志望を4教科×○年分、第二志望を4教科×○年分…どうやってみんなは時間を生み出すのかしら?」
と思っているうちに、日が暮れるのが早くなり、秋はあっという間に過ぎていくのですよね…。

我が家は、学校行事の振替休日や土曜日の午前中などを利用し、過去問を進めました。

初めて過去問に手をつけたのが9月。
冬休みに入る前までの時間をすべて書き出し「〇〇中学校、◯年度、教科」のスケジュール一覧を作成しました。

しかし何を間違ったのか、第一志望校、第二志望校の前年度の過去問に挑戦してしまいました。

当時の成績からすると手が届かないレベル?(模試ではC判定以下しか出ない学校)なので当たり前ですが、満足にできるわけない!
想像以上に点数が取れず、娘は不安で泣いていたような記憶があります。

まずは少しレベルを下げた併願校から取り掛かるべきだったと反省しました。(それでも合格点を取れたかは定かではありませんが)

過去問に取り組む際の心構え

よく言われますが中学校が発表している「合格者平均点」や「合格最低点」は、2月の本番で、そこまで頑張ってきた受験生の学力を持ってして、最高潮に発揮されたときの数字であることを忘れてはいけません。

どうしても受験生の保護者としては、「安心できる数字を見たい」と勘違いしてしまうこの事実に皆さんお気づきになっているでしょうか?

この時期にそのレベルに届くはずがないのに、出てきた点数に一憂どころか、三憂、五憂してしまい、無駄な話し合いや尻叩きをしていないでしょうか。

過去問に取り組んだ際には、
「こんなにレベル高いもんなんだね」
「この学校は、こんな感じで問題を出してくるのね」
「この教科は時間配分をこうした方がいいのかもしれないね」

という「確認」と、「間違え直し」を淡々とこなすのがいいと学びました。

落ち込んだ時のおすすめは適正校の得意科目

それでも「あまりにも第一志望、第二志望が高望みしすぎるのか?」と、迷いが生じたとき、落ち込んだときには、適正校(併願校以下)の「得意科目」の過去問に挑戦してみることをおすすめします。
すると、合格点とまではいかなくてもかなりいい数字が出てくる可能性がありますよ。「得意科目」というのがポイントです。

この頃に自信を持つか失うか、それがラストスパートに向けて、残り2学期の勉強のやる気につながっていくと思います。