目下の課題は読解力と記述力の強化!都立中受検までのラストスパート開始 【ぺぺこvol.14】

きっかけはゲームでもそれが早起きの習慣に

きっかけはゲームでもそれが早起きの習慣に

このブログを書いている時点で、受検まであと90日を切りました。

朝日が昇るのが、ゆっくりになってきて、布団から出にくい日が始まってしまいましたが、わが家の受検生は、毎朝5時に起床しています。朝起きるのが苦手な家族の中で珍しく、3年生ごろから早起きの習慣が身についています。

きっかけは3年生の誕生日で買ってもらったテレビゲーム。「1日1時間まで」の制限ルールで始めたのですが、習い事を多くしている息子は、ゲームをする時間をなかなか取ることができませんでした。

そこで、朝早く自分で起きるなら、7時までは好きなことをしていい、という時間を作ることに成功したのです。当時は6時に起きて、1時間ゲームをするのが習慣になりました。もちろん、寝坊する日もありますが、3年経った今でも基本的には、自分で目覚まし時計を合わせて、家族の誰よりも早く起床しています。

新5年で都立中受検を始めるにあたって、いくつかの約束事を決めました。その中で、朝の時間に計算や漢字のトレーニングをすることとピアノの練習をすることを決めました。自分がやりたいこと(受検)をするなら、約束を守ること、朝勉強の重要性を伝えて、習慣化することの大切さを教えました。当初はゲームをするための朝時間でしたが、今は、5時に起きて、サブスクで好きなアニメやドラマを見たり、早朝の情報番組を見たりしているようです。

私は6時半くらいに起きるので、それまでの時間は気ままに過ごして、私が起床してくると、バタバタと急いで朝勉強をし始めます。その後、ピアノの練習までしてから朝食を取ってから学校に行きます。朝食を食べる頃には、お腹も空いていて、頭も回転しているので、会話もスイスイ。ほかの姉弟たちは、朝が苦手なので、息子が朝食の場をおしゃべりで盛り上げています。

きっかけは遊びのゲームであったけれど、中学年の頃から、早起きをする習慣を身につけられたのは、結果的に受験勉強に向かって成功だったな、と母はニンマリしております。

人が習慣を身につけるには、21日間の我慢が必要だと聞きました。21日間同じことを繰り返せば、習慣を苦痛なく続けることができるそうです。目標を達成するためには、早めに準備、子どもであれば小さい頃から身につけることの大切さを改めて感じました。

現在、夏休み明けから始まった志望校特訓も淡々と回数を重ねて、過去問に手をつけ始めました。点数がいいときもあれば、悪いときもある。ただ、言えることは、今はまだまだ伸びるとき。適性検査では、量より質、間違えた問題、分からない問題を何度も解いて、自分のものにしていくことが重要だと言われています。

塾の面談で課題を指摘されて意識改革

課題1:読解力の強化

話は変わりますが、先日、塾の面談がありました。息子も一緒に話を聞いたほうがいいかな、と思い、三者面談にしていただきました。そこで、息子個人に与えられた最大の課題は<読解力の強化>ということでした。知識は十分に身についてきているが、「条件の見落とし」や「問題文の読み落とし」で減点されることが多いので、細部まで読む訓練をしましょうということでした。

まずやることとしては、「本文や問題文を読む際に線やメモ、書き込みをすることを今の10倍はしましょう!」とのことです。対比や言い換え、具体例などをきちんと把握して、読み込むことによりグッと得点が挙げられるでしょう、と言っていただきました。なかなか身につけるのは大変ですが、まず意識を変えて、意識から行動を変えていきましょう! とのアドバイスです。

課題2:記述力の強化

もう一つの課題は、<記述力の強化>でした。説明のピントがずれていて、他者(出題者)が求めていることからずれてしまうことがある。そのためには、「コミュニケーションを鍛える」「知っていることを本当に理解していることに変換できるように」「簡潔に伝えようとせず、丁寧に相手に親切に分かりやすく伝える」ことを意識的に考えるように訓練が必要だということです。

量より質、丁寧な問題・回答への姿勢の強化を踏まえて、残りの日々、頑張っていこうね! と意識改革が終わったところで、本人も本気スイッチが入ったようで、授業後に自習室に通ったり、今まではリビング隣の部屋で勉強していたのを自室に持ち込むようになって、「おっ、成長している!」「自分なりの勉強スタイルを確立できたのではないか?」と合格以上に喜んでいた母。

「合格」という目標以外に「もう一つの目標」もそっと用意

そこから束の間、2週間後…ふとデスク周りを見ると、プリントが雑多に広がっている。
過去問のコピー、塾で解いた問題の模範解答、未提出の作文、未着手の計算プリント、どれもこれも折れ目がついていてぐちゃぐちゃ。
プリント教材を入れるボックスや、クリアファイルで仕分けできるような仕組みは作っていたんですけどね、活用されていませんでした。

あぁ、やはり、親の手、管理がまだまだ必要なようです。再度、こちらも工夫を凝らして、100円ショップでアイテムを揃えて、自分で整理できるような環境づくりをしました。

都立中高一貫校は、倍率も高く、1校しか受けられないということで、「合格」という目標だけでは、夢破れたときに何も残らなくなってしまうのは、残念すぎます。なので、中学生になったときに親が管理監督することなく、自分で学ぶことができるようにする、という「もう一つの目標」もそっと用意していました。

今のところは、「早寝早起き」と「自分から進んで学習しに行く」という目標が達成できています。整理整頓などは、あと少しなのかな、という受検2か月半前。来月にはもう冬休みからの年末年始。そして本番が参ります。気持ちを再度引き締めてサポートを頑張っていきたいと思います。

ちなみに小学校の行事で「学区が同じ地元中学を見学に行く」というものがありました。息子は、「行かない学校だけれど、どんなものか見ておいて良かったよ!」と言っていました。

うん、行かないでいいように頑張ろう!

ぺぺこさん

ぺぺこさんのプロフィール

高1女子、小6男子・小2男子、3人のお子さまを持つ教育熱心なママ。一番上のお子さまは中学受験を経て中高一貫校に進学、6年生になる男の子(2023年中学受検予定)は5年生の1年間、enaに通塾。現在は少人数制の塾にて、公立中高一貫校を目指しています。
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