親の務めは子どもの個性に合わせた適切なメンタルサポート【future vol.18】(2ページ目)

メンタルバランスを保つために…次女の話をとことん聞く

塾に関することは一切私から聞くことはなかったのですが、塾の送迎中の車内では、いつも塾での出来事や、自己分析をした結果、「この単元はちょっと苦手なんだよね~」と、次女から発信してくることはすべて聞き受け止めてきました。お友達の塾弁の話、今好きなアーティストの話、「ちょっと太ってきた気がするんだけど~」と体型の話やら、新学期になる頃に12歳の誕生日を迎えるので、「プレゼントは何にする?ケーキはどこのケーキを予約しようか?」など、他愛もないけれど次女は話したいことだけを話していました。

次女が好きだと言ったアーティストを、次女の塾中に検索してSpotifyに登録し、塾後の帰宅の車内でかけてあげるとご機嫌MAX!「そうそうこの曲良いよね!」とノリノリになります。ちなみに次女の今の一番お気に入りの曲は、
こっちのけんとさんの曲で『死ぬな!』
ヨルシカさんの曲で『ただ君に晴れ』
だそうです。

私は次女に教わるまで知らなかったのですが、次女は「フェリスでも、湘南白百合でも軽音楽部の方が演奏してて好きになったんだよ~!」と満面の笑みでした。一緒に次女と曲を聴いているうちに『ただ君に晴れ』の歌詞に出てくる「君が思うまま手を叩け」という部分に共感して、次女にも「思うままに進め~」と思いながら毎日送迎中です。

帰宅後、次女は真っ先にピアノに向かいます。その日の気分で色々な曲を弾き続けます。
15分の日もあれば1時間弾く日もありますが、私からは止めません。満足のいくまで弾かせてあげます。なぜなら、弾き終わって蓋を閉じる時、いつも柔らかい顔になっているからです。きっとストレス発散になっているのだろうと思います(本人は気付いてなさそうですが)。
そして、「よし!シャワーしよっ!」というのがいつもの流れです。夏期講習は8時間半も塾にいるので、帰路の車内や帰宅後のピアノでリセットして塾モードとお家モードのオンオフをしているのかもしれませんね。

こんな感じで参考になるかは分かりませんが、次女のメンタルバランスを保つために、
・勉強に関する話はこちらから一切しない。
・次女がしたい話をとことん聞く。
・次女が興味を持っているものに共感して一緒に楽しむ。
・ピアノ時間を邪魔しない。

このまま中学校も高校も自立していくのかもしれないと思うと寂しい気持ちも正直ありますが、二人三脚で走るのではなく、私は沿道から応援し続けたいと思います。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。また次回お会いできるのを楽しみにしております。
いよいよ受験校を決める秋がやってきました!体調を崩さず2月まで走り続けましょう!

futureさん

futureさんのプロフィール

啓明館に通塾する6年生女の子(2024年中学受験予定)のママ。中学2年生になる男の子も小3から啓明館に通塾し、昨年から中高一貫校に進学しています。

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