世界共通の推薦入試制度「海外協定大学推薦制度(UPAA)」とは?
日本の大学にも海外の大学も“現役合格”したい、高校在学中に海外大学の合格通知を得る方法として今注目されているのが、海外協定大学推薦制度「UPAA」です。
UPAAとは、協定校である英米の名門約20大学の合否審査を行うプログラムのことを言います。UPAAに加入の高等学校が推薦した生徒が、該当の大学へ共通願書で出願できるようにしているのも本プログラムの特徴です。
海外大学の出願の準備には大変な手間がかかり、海外大学進学を目指す生徒にとってのネックです。その点を解消しようと、UPAAでは協定大学に共通の願書で最大4大学まで出願を可能としました。また書類作成にかかる時間も1時間程度で、審査対象は高校の成績と英語力のみです。基本的にSATの受験も英文エッセイも不要なので、出願の手間・負担はほとんどありません。
さらに、出願から約2〜4週間で合否結果が届くスピード審査です。国内の大学受験の予定がなければ、年内から余裕を持って留学準備を進められます。
さらに、UPAAに加盟した高等学校向けのサポートも充実しています。UPAA運営事務局により大学選びから出願手続きまでの進路指導サポートや、TOEFLやIELTSの代用として認められているUPAAが提供する「UPAA認定試験」が校内で任意の日に試験を実施できます。そのほか入学準備サポートなどもあります。
また、国内の大学との併願においては、たとえば12月に海外大学に合格した場合、3月までに入学の可否を返答する猶予があり、さらにそれまでの間入学金も納めなくてよいこともUPAA協定大学を受けるメリットとなります。今後加盟する学校も増えることでしょう。
首都圏のUPAA加盟校(※インターエデュ調べ 2021年5月24日 加筆)
- 足立学園中学校・高等学校
- 神奈川大学附属中・高等学校
- 啓明学園中学高等学校
- 麹町学園女子中学校高等学校
- 聖徳学園中学・高等学校
- 実践女子学園 中学校高等学校
- 桐朋女子中学校・高等学校
- 東洋高等学校
- 日本大学高等学校・中学校
- 八雲学園中学校高等学校
- 横浜清風高等学校
- 和洋九段女子中学校高等学校
このように、私立中高一貫校を中心に海外大学への進学へのハードルはぐんと下がりつつあります。また、海外大学を目指さなくとも、海外に開かれた学校であれば、そこでの学びを通して、国際感覚を身につけることができるでしょう。ぜひ、こういった視点も踏まえて志望校選びにお役立てください。
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