新型コロナ対応の中学受験塾。中学受験対策の変更を考える家庭も(4ページ目)

動画授業の利点は「繰り返し見られる」こと。苦手科目の復習にも効果あり

映像授業(動画配信・オンライン)で良いと思われることについても、自由にご回答いただきました。

多くの方が「わからないところを繰り返し見られる」「一時停止してゆっくり考えられる」など動画配信ならではの利点を挙げていました。各自のペースで、苦手なところを復習したり、理解できるまで見直したりできるのは、動画ならではの利点でしょう。

その他にも、

●映像受験のメリットは?

「授業の準備をきちんとして下さる先生の場合、黒板への板書が減り時間が短縮され、答えや資料など、画像でたくさん提示してもらえるので、わかりやすいと思います。」

「送迎、お弁当がいらない。オンラインは時間が決まっているので、1日のスケジュールが立てやすい。オンラインを見れなかったときは後日動画で見ることができ、わからないところは繰り返しみたり、倍速で見たりできる」

「何回も見られる、子どもが聞き逃しているポイントを教えてあげられる、ノートの取り方やまとめ方など、塾ではフォローしてもらえてない部分を細かくみてあげられる、塾は授業参観が無いので、普段の授業の様子が分かって良かった」

といった、映像授業によるメリットについてを認識できたというコメントも多くありました。

新たな発見もあった、コロナ禍での塾の授業

実際に授業を受けている様子や、お子さま自身の感想についてもお聞きしました。その一部をご紹介します。

●映像授業でも問題ない!

「授業時間が少し短くなったので、詰め込まれていて、授業は少し大変。でも動画も見返すことができるので、好きな時間に見られるのが良い。」

「4年生の1年間、四谷大塚の通信教育で自宅学習していたため、今回の状況には大きな戸惑いはなく映像授業を受けている。映像授業の質にも特に問題はなさそう。自力でテキストに取り組んでから映像授業を見ている」

「対面授業のほうが良いが、何もないよりは良い。(子どもは)PC操作に慣れ楽しそう。」

●塾にここは改善してほしい…

「2種類の映像授業でご対応いただきとても助かっていますが、質問しようと電話をしても先生方が忙しくてあまり丁寧には教えてもらえないのが不満です。人数に対する教師の数が明らかに少なく、現場の先生方も大変そうなのでそこは改善してほしい。」

●動画ならではの子どもの反応

「面識のない先生で特徴的な外観をされていると、そちらに注目がいってしまい、授業内容に気持ちが入らずに楽しんでしまう。塾のみんなに会いたい、としきりに言っています。」

「動画配信のため、絶対に先生から突然当てられることがないからビビらなくて済む。でも答えに自信がある問題のときは挙手したくなる。」