【高校受験2022】東京都立高校、難関校の入試結果は?

東京都教育委員会から発表された、東京都立高等学校の受検状況および倍率(2月22日時点)のデータをもとに、難関校の入試結果をまとめました。

2022年東京都立高等学校の受検状況と倍率

全日制全体では30,204名の募集人員に対して38,905名が受検。最終受検倍率は1.29倍となり、2021年の1.28倍と同等でした。

都立難関6校の受検人員・倍率、西が受検人員昨年比111%の増

昨年より受検人員が増えた難関校の入試結果を見てみましょう。

上図で最も受検者数が増加した学校は西高等学校。受検人員は昨年より40名増え、受検倍率は1.39倍から1.55倍になりました。

日比谷高等学校は、受検人員が昨年より21名増加。受検倍率は1.64倍から1.72倍になりました。

青山高等学校は、受検倍率が2.08倍と昨年の1.97倍に引き続き、全日制の中で最も倍率が高い学校となりました。

難関校では、軒並み倍率が上がる結果となりました。

注目校、立川・新宿・国際の入試結果は…?

都立高校で初めての学科となる「創造理数科」を設けた立川高等学校は、今年第1期生となる生徒募集が開始され、その動向が注目されました。受検状況を見ると、理数科の募集人員32名に対し、受検人員は142名、倍率は4.44倍となり、大変な人気となりました。

単位制高校の新宿高等学校は募集人員284名に対し受検人員606名と2021年の487名より119名の受検増、受検倍率は2.13倍となりました。

国際バカロレア認定校でもある国際高等学校は、募集人員98名に対し受検人員は212名で受検倍率は昨年の1.83倍から2.16倍となりました。

近年、日比谷を始めとする都立難関校からの国公立大学への合格者が増加してきたことで、「公立高校」に対して注目が高まってきています。今年は多くの難関校で受検人員が増えました。今後の動向が注目されます。

【参考】
東京都教育委員会「令和4年度東京都立高等学校入学者選抜受検状況」