【高校受験2022】神奈川県公立高校、難関校の入試結果は?

神奈川県教育委員会から発表された、公立高等学校の受検状況および倍率のデータをもとに、難関校の入試結果をまとめました。

2022年神奈川県公立高等学校の受検者数と倍率(2月25日時点)

全日制全体では40,530人の募集人員に対して47,036 人が受検(追試験受検者も含む)。平均競争倍率は1.16 倍と2021年の倍率と同じでした。

受検者数増の横浜翠嵐、昨年比111%増に

2022年神奈川県の難関公立高等学校6校の志願者・受検者・倍率(2021年比・2月15日時点)

2022年神奈川県の難関公立高等学校6校の志願者・受検者・倍率(2021年比・2月15日時点)

県立横浜翠嵐高等学校は2月1日出願開始時点では912名の応募がありましたが、2月8日の志願変更によって804名となり、最終的には773名が受検。2021年と比べると111%増となっています。また競争率は2.16倍と、神奈川県の全日制普通科課程においては最も高い競争率になりました。

同校は2021年の東京大学合格者数において、史上最多となる50名(現役・既卒含む)の合格者を輩出したことで一躍話題となりました。東大以外の国公立大学への合格者数も増加しており、こうした進学実績が多くの志願者を集めた要因になっていると思われます。

理数系の人気校、横浜サイエンスフロンティアも受検者増に

このほか、単位制高校では、理数専門学科の人気校、横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校も、受検者数が増加しました。昨年は204名でしたが、今年は240名と前年比118%増になっています。

また国際に関する専門学科の県立横浜国際高等学校でも受検者数が増加。昨年の182名から今年は195名と前年比107%増となっています。特に、国際バカロレアコースでは、昨年22名から今年は38名が受検(募集定員は20名)。競争率では昨年1.10倍から1.90倍となっています。

以上のように、今年も神奈川の難関公立校では横浜翠嵐の志願者・受検者増が目を引く結果となりました。今年の大学合格者実績によって、来年の動きも引き続き注目されるところです。

【参考】
令和4年度神奈川県公立高等学校入学者選抜一般募集共通選抜等の受検者数(追検査を含む。)について

令和4年度神奈川県公立高等学校入学者選抜一般募集共通選抜等の学力検査等受検者数等について