学校説明会でのチェックポイントは? 中学受験先輩ママアンケート【中学受験2023】(2ページ目)

学校説明会でのチェックポイント、保護者は「在校生の様子」子どもは「先生の様子」…?

学校説明会でのチェックポイント、保護者は「在校生の様子」子どもは「先生の様子」…?

少ない予約枠を確保して、参加した学校説明会や学校イベント。学校に足を運んだときにはどのようなところをチェックしたのでしょうか? 「保護者目線」・「お子さま目線」で答えていただきました。また、学校イベントに行くときに役立った持ち物についても質問しました。

Q5:学校説明会で意識してチェックしたことは何ですか?【保護者目線】

必ず子どもを学校に連れていき、興味をもたせるよう働きかけました。子どもは学食や施設を無邪気な様子で見ていましたが、親はどういう大人になってほしいか?を冷静に考えながら見学しました。学校の教育方針と家庭の方針があうかを再度確認することが重要だと思います。(2022年受験生、女子の保護者Fさん)

実際に校内へ行く説明会では、先生方や生徒の雰囲気はよく見ていたように思います。すすんであいさつをする生徒さんがいると、好感が持てました。学校へ行った際は何気ない掲示物も見ていました。説明会では乗ってこないような学校の細かな活動状況、啓蒙活動が垣間見えます。
また、最寄り駅から学校へのアクセスもリアル開催では重要でした。パンフレット等では徒歩○分と近場に感じても、入り組んだ道だったり、坂が多かったり、賑やかな街どおりだったり…学習道具を背負ってほぼ毎日歩く道だからこそ、道なりは実際に歩いてみないとわかりません。駅ビルに近く、コンビニが多いと利便性を感じることもできました。(2021年受験生、女子の保護者Dさん)

在校生の様子を見ることを一番大事にしていたので4年生の頃から興味のある学校の文化祭行き、生徒さんの活動や雰囲気などを見るようにしました。息子も興味を持っているか、楽しそうか等、息子の感想も気にしつつ見学しました。ほかにも生徒の様子が見られるオープンスクール、スクールツアー、授業参観も可能な説明会等に参加しました。可能な範囲で先生や生徒さんに色々な質問をして学校の様子をうかがいました。特に生徒さんのお話はリアルで面白くて参考になりました(2022年受験生、男子の保護者Eさん)

カリキュラム内容と大学合格実績についてはかなり意識してチェックしていました。中学受験をしたきっかけの一つに大学は国公立に行かせたいというのがありました。なので、学校の授業が国公立大学受験への対策に近しいのか、近年の実績はどうなのか、その実績は現役生なのか、塾は必須なのかなどは確認していました。
授業内容について行くことができなかった場合のフォロー体制もチェックしていました。子ども自ら自発的に行動しないと駄目なのか、あるいは自動的に救うシステム(小テストの実施やその後のフォローがある等)なのかなどフォロー体制のあり方もチェックしていました。娘は自発的に質問など行けるタイプではないので…そこは重視していました。(2022年受験生、女子の保護者Aさん)

各ご家庭によってチェックする視点はさまざまですが「お子さまが学校生活を送る様子」と「お子さまが成長する姿」を考えながら学校を見ているところは、共通しているようですね。

Q6:学校説明会で意識してチェックしたことは何ですか?【お子さま目線】

子どもは純粋にやりたい部活があるかどうかが一番大きかったと思います。学校に入ってやりたいことがあると、勉強のモチベーションにもなりました。あとは、校舎や設備が綺麗か、パソコンやタブレットを使う授業があるか、楽しそうな課外活動があるか、制服がかわいい等に注目していました。校舎はキレイでもトイレが部分的に和式なところもあったりして、びっくりしていたことも。(2021年受験生、女子の保護者Dさん)

6年生になってから、ようやく少しずつ学校説明会が開催されたため、子ども自身は数えるほどしか行けていません。オープンスクールに2つほど参加できましたが、そのときは、ひたすら先生を意識してみていたようです。(威圧的か、教え方は上手か、言葉遣いなど)
実際に併願校を決める段階でも「あの学校の先生はよかった」など印象が良い学校を選びたがる傾向はありました。(2022年受験生、男子の保護者Gさん)

息子に聞くと、特に「コレ!」というポイントに絞って学校を見ていたことはなかったそうです。ただ、学校説明会やオープンスクール、文化祭での息子の様子を見ていると、部活動の説明や見学のときに、一番関心を持って聞いていたと思います。あとから振り返ると、自分が「楽しそう」「入りたい」と思える部活があることは、学校選びでポイントの1つになったのではないかと思います。(2022年受験生、男子の保護者Hさん)

先生と生徒の距離感先生と生徒が雑談できる関係か…などを気にしていました。先生が腕を組んで仁王立ちして、その横をそそくさと極力関わらないように生徒が歩く学校は行きたくないと本人は常々言っていました。学食のメニューや自動販売機のラインナップも気にしていましたね。後は部活動の種類や内容。魅力的だと思える部活があるか、部誌を集めて眺めていました。(2022年受験生、男子の保護者Cさん)

お子さまは、部活・先生・学食・制服など、学校生活を送ることをイメージしながら学校をチェックしていることがわかりますね。

Q7:学校イベントに行くときに役に立った持ち物は?

会場によって、靴を履き替える必要があります。毎回チェックするのは面倒なので、いつも携帯用のスリッパは持参していました。また、パンフレットだけでなく、場合によっては過去問なども配布されるので、書類が増えても大丈夫なように、エコバッグを持っていくようにしていました。また、当日までに質問したいこと、気になる点を紙やスマホにメモしていき、その点を注意して聞くようにしていました。(2022年受験生、男子の保護者Hさん)

・配布資料にメモをとるために、A4サイズのバインダー
・脱いだ上着を入れるエコバッグ
両手が空くリュック
(2021年受験生、男子の保護者Bさん)

夏場はミニ扇風機(笑)。校内を歩きまわるイベントのときに持っていって大正解でした。
雨の見学会のときは折りたたみ傘大きい傘は邪魔になりました。
現金を持っていくと、その場で過去問題集を購入できるかもしれません。クレジットカードや電子マネーが使えず、我が家は現金不足で過去問題集が購入できませんでした。国語の読解も、本屋さんで購入すると著作権の関係で省略されている問題も、学校で購入すると別紙で付けてくださるそうで、残念でした。(2022年受験生、男子の保護者Cさん)

現金ではないと過去問が購入できなかった、というのは実際に学校へ足を運んだからこそわかる情報ですね。先輩保護者のコメントを参考にしながら、必要なものは予め用意しましょう。