【桜蔭中学校】合格へのカギ!2023-2024入試問題分析&予想

中学女子御三家「桜蔭中学校」の入試を振り返りながら、2024年の入試傾向を予想します。2023年度に桜蔭へ4名の合格を輩出した進学個別指導塾TOMASが、入試対策方法も教えてくれました。

桜蔭中学校の2023入試全体総括・分析

算数に形式的な変化はあったものの、ほぼ例年通りの出題傾向であった。合格者最低点などの得点開示は無いが、過去5年間で出願者数と受験者数が共に600名を超えたのは2023年度入試のみで、例年と比較するとやや厳しい入試だったと思われる。難問・奇問が出題されることはほぼなく、万遍無い知識と高い理解力を求められる。読み間違えなどによる失点や些細なミスが合否の分かれ目となる為、普段から精度を意識した演習を積む必要がある。

桜蔭中学校の2023入試科目別出題傾向

国語

2023年度は随筆と物語の2題構成。例年論説、随筆、物語の中から2つ出題されており、この傾向に変化はない。出典は『高橋源一郎の飛ぶ教室ーはじまりのことば』(高橋源一郎著、2022年11月発刊)と『ひみつの犬』(岩瀬成子作、2022年10月発刊)。随筆では比喩の内容や要旨を問う問題、物語では発言や行動の理由を問う問題が出題されており、文章に対する表面的な理解では対処できない。また、「くわしく説明しなさい」という条件にも要注意。受験生は文章テーマごとの演習を重ねて、文章に対する深い読解力や記述問題での表現力を磨いていく必要がある。

算数

例年通りの大問4題構成。大きな変化は問題用紙が2枚から3枚に増えたこと。例年よりも小問数がやや増加し、問題の条件も長くなったことが要因。後半の大問は解法が立ちやすく平易な問題が並んでいた一方、大問1(3)のデータ処理の問題は今までに無かったタイプのもので難問であった。相変わらず煩雑な計算を必要とする問題が多かったが、これらを正確に処理する力を持ち、問題の難度を正確に見極め、取捨選択して問題に取り組むことができた受験生が合格を勝ち取っただろう。

理科

例年通りの大問4題構成。大問1から3の中の基本的な知識問題を素早く正確に処理して、計算問題・思考力問題に取り組む時間を確保することが重要であった。大問1の「水溶液」は教科書の正確な内容理解が問われる良問。大問2の「セミ」、大問3の「天体・暦」では、ヒグラシの鳴き声やおせち料理等、教養を問う出題が見られた点が特徴的。大問4は「ばね・ゴムの弾性」に関する実験問題。リード文や図の情報量が多い中、要旨を的確に把握し、表から比例関係を見抜く力が要求された。全体的に素直な出題で、「実験・観察に基づく思考力問題」が多い為、まずは教科書レベルの内容から、原理原則に基づいて正確に理解していく学習方法が効果的。

社会

2023年度の問題は、2022年度よりもやや易しくなっていたが、一問あたりにかけられる時間が約30秒と少ない。2023年度の大問1は「島」がテーマの大問で、空欄補充、地図、初見の資料読解問題が出題されたが、いずれも標準レベルの問題だった。大問2は歴史の問題で、こちらも標準レベルの難易度。ウクライナに関する時事問題も出題された。大問3は地歴公民融合問題で、空欄補充と記号選択式の問題が中心。時事に関連するできごとが出題された。

桜蔭中学校の2024入試予想

2023年度入試では、算数の問題用紙が2枚から3枚に増えるという形式的な変化はあったものの、出題の傾向に変化は見られなかった。2024年度入試についても、おそらく大きな変更は無いだろう。出題形式に関して、出題される記述問題の解答欄は枠のみになっていることが多い。問題によって枠の大きさが異なるので、枠内に収まる記述量を想定しながら書き進める必要がある。4教科に共通して、特に記述対策は念入りに行って欲しい。

受験生と家庭への応援メッセージ

各教科とも、特定の分野に偏ることなく広い範囲から出題されるので、苦手な単元を作ってしまうとそこが大きな落とし穴になる可能性が高いです。苦手な単元を作らないように、弱点となりそうな部分は早めに補強をしておくことが大切です。また、国語では高い語彙力を、算数では複雑な数値を使いこなす計算力を、社会や理科では抜け漏れの無い知識力を求められます。基礎力をどれだけ高められるかが合否を分けるはずです。基礎力定着の為の日々の学習を欠かさないようにしましょう。

桜蔭の入試対策を教えてくれた先生

Spec.TOMAS自由が丘校 教務責任者
山内 雄介 先生

最難関中学受験専門個別指導塾「スペックTOMAS」公式サイト ≫

桜蔭の入試対策ができる塾:TOMAS

TOMAS(トーマス)は、完全1対1の進学個別指導塾です。まずは、生徒一人ひとりが本当に行きたいと思える「夢の志望校」を決めることから始めます。次に、志望校の合格ラインから逆算した百人百様の個人別カリキュラムを作成します。その個人別カリキュラムをもとに、ホワイトボードを使って解説しながら1対1の個別指導を行います。講師が発問し、生徒が答える「発問形式」の授業によって理解を深め、議論を通して思考力を磨きます。授業の進捗は担任がきめ細かく管理し、保護者と定期的に面談を行いながら志望校合格まで導きます。そうした授業の成果は、御三家中や早慶附属中、東大・医学部医学科など最難関への合格実績として結実しています。また、最難関中学受験に特化した選抜コースとして「Spec.TOMAS(スペック・トーマス)」を開設しています。

【合格実績】筑駒2名、開成14名、麻布15名、桜蔭4名、女子学院10名、雙葉4名、駒場東邦22名、栄光学園12名、聖光学院12名、豊島岡女子10名、渋谷教育幕張29名他(2023年度)
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【冬期講習】2023年12月23日(土)~2024年1月8日(月) ※1回80分×回数自由
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