受験期の子どもの自己肯定感はストレス対応力で守る!−知っているようで知らない本当の「自己肯定感」とは(5)

受験期のお子さまは、自分の成績が進学先に直結するため、思春期に見られる自己肯定感の低下に加えて、さらに注意が必要です。自己肯定感と受験期の子どもについて、インターエデュの掲示板に寄せられた実際の受験のお悩みをもとに、子どもの発達科学研究所所長・子育て博士の和久田学先生に解説していただきました。

【質問】「自分の自己肯定感が低い」と思い込んでしまっている受験期の子どもに対し、親はどう接するとよいのでしょう

【質問】「自分の自己肯定感が低い」と思い込んでしまっている受験期の子どもに対し、親はどう接するとよいのでしょう

「大学受験を控えた娘がいます。身の丈に合わない志望校を目指していますが、言うほど勉強もせず成績もぱっとせず、とても合格するとは思えません。本人もいっぱいいっぱいになってしまい、周りに当たり散らし勝手に落ち込んでいるのです。
学校が楽しくない、『自分は自己肯定感が低い』『暗い人間になってしまった』など泣き言ばかり聞かされて、こちらまで参ります。元々生きづらいタイプなのですが、勉強のストレスが追い討ちをかけているようです。」

受験勉強がうまくいかず、さらに自分の自己肯定感が低いと思い込んでしまっている子どもに対し、親はどう接するとよいのでしょうか。

【子育て博士の回答】自分の気持ちを調整する力を身につけることで自己肯定感も守られます

「受験期は勉強から逃れられないためストレスがかかりやすい時期。レジリエンス(ストレスをはねのける力)やコーピング(ストレスを軽減するための対処法)が大事です。」と和久田先生。動画の最後では受験生の保護者に向けて、心に留めておいて欲しいに大切なメッセージをお話しされています。ぜひ最後までご覧ください。

子どもの発達科学研究所では、自己肯定感と合わせて考えたい「子どものこころ」についても動画で配信しています。ぜひご覧ください。
子育て応援チャンネル:「こころ編」

回答者紹介

和久田 学(わくた まなぶ)先生

和久田 学(わくた まなぶ)先生

公益社団法人子どもの発達科学研究所 所長・主席研究員。小児発達学博士。大阪大学大学院招聘教員、日本児童青年精神医学会会員及び教育に関する委員会委員他歴任。

教員経験ののち、博士号を取得した稀有な経歴を持つ研究者。日本の教育、子育ての世界に科学的根拠に基づく先進的な研究やプログラムを導入。「愛と科学は両立する」を信条に、子どもたちが本来持っている能力を存分に発揮できるよう、研究・開発・社会実装に力を注いでいる。
著書に『科学的に考える子育て~エビデンスに基づく10の真実~』(緑書房)、『学校を変える いじめの科学』(日本評論社)。その他論文多数。
本メディアでは、2021年7月から10月にかけて「反抗期を科学する」をテーマに全12回に渡り連載。

公益社団法人子どもの発達科学研究所 とは?

子育て、発達障害、いじめ予防、就労支援等に関し、科学的根拠に基づくプログラムの研究開発と提供を行う日本では数少ない社会実装団体です。
いじめ予防に関するオリジナル動画コンテンツの制作やプログラムの普及を行うほか、子どもの「こころ」の発達や「学び」に関する正しい支援・対応が学べる講座をシリーズで提供し、教育関係者や保護者の方々から高い評価を得ています。
すべての子どもの幼児期から思春期における成長を科学で支え、健やかな未来へと導くため、研究、開発、コンサルティングなど、幅広く活動しています。

公式サイト:https://kodomolove.org/

YouTube:「子育て応援チャンネル」