日能研の日特は前期から受けたほうがいい?塾の特別講座を選ぶ前のチェック項目(2ページ目)

【回答】小川先生からのアドバイス動画

「目的の確認」と「理解度の点検」を!

動画ダイジェスト

小川先生:どの塾であっても、特別講座にはそれぞれ目的があります。まずは、どういった学習をするのか?問題のレベルはどのくらいなのか?宿題が出るのか?など、塾の先生に確認することが必要です。そのうえで、お子さんに必要なのかを考えましょう。

日能研の日特は、演習が中心です。本科とは別の単元構成で進むため、忘れかけていたことを思い出すきっかけにもなるでしょう。
受けた方がいいかどうかは、授業を受けるお子さん次第です。

4・5年生の単元の基礎的なことを、ある程度理解している子にはメリットが高いでしょう。スピードUPや対応力・集中力を高めることなどができます。
一方で、うろ覚えの単元が多い子や、理解が怪しいかなと思われる子には、マイナスに作用してしまう可能性があります。基礎が不安なお子さんの場合は、日特に参加するよりも、単元ごとのポイントをわかりやすくまとめている教材(※動画では、小川先生おすすめ教材も紹介しています)などを活用して、家庭学習をじっくり進めた方が良いかもしれません。

YouTube:日能研の日特は前期から?塾の特別講座を選ぶ前のチェック項目

小川 大介(おがわ だいすけ)先生

小川 大介(おがわ だいす)先生

教育家。中学受験情報局「かしこい塾の使い方」主任相談員。
京大法を卒業後、社会人プロ講師によるコーチング主体の中学受験専門個別指導塾を創設。子どもそれぞれの持ち味を瞬時に見抜き、本人の強みを生かして短期間の成績向上を実現する独自ノウハウを確立する。塾運営を後進に譲った後は、教育家として講演、人材育成、文筆業と多方面で活動している。6000回の面談で培った洞察力と的確な助言が評判。メディア取材も多く、YouTubeチャンネル『小川大介の「見守る子育て研究所」』も公開中。