国語が苦手な5年生には「音読」が効く!たのしく苦手克服できる技(2ページ目)

親子で楽しく!音読がおすすめ【青山先生のアドバイス】

青山先生:多くの方が悩んでいる内容ではないかと思います。家でどのように勉強をしたらよいか分からなくて、勉強しやすい算数や理科に取り組んでしまう。国語は取り残されがちな悲しい科目です。

ご家庭で漢字や語彙に取り組んでいるのは素晴らしいですね。中学受験の読解は、4年に通読力や中身を把握する力を学び、6年で論理構造を学びます。5年生は論理的に読むことを習っている途中ではないでしょうか。

お子さまの通読力についてはいかがですか? すらすらと読めるようになっていないと、論理構造を学ぶことはできません。私の教え子は、「やわらかい岩」を「やわらかいがん」と読んでしまい、内容が分からなくなってしまったことがありました。

お子さまに通読力が身についていないなら、音読を聞いてあげることをおすすめします。毎日1題、塾のテキストを読んでもらい、分からない単語が出てきたときには都度説明してあげてください。「披露宴」や「またぐ」など、大人は分かっても、子どもには分からない言葉はたくさんあります。
楽しく音読をして、お子さまの苦手意識を減らしてあげましょう。
※楽しく音読するヒントは動画をご覧ください。

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今回の回答者:青山 麻美(あおやま あさみ)先生

今回の回答者:青山 麻美(あおやま あさみ)先生

アートオブエデュケーション関西指導部長。
プロ家庭教師・受験カウンセラーとして1000人以上の生徒を担当。受験を通して人生を生き抜く力をつけてもらうことを目標としている。プレジデントファミリーなどで取材多数。
あさみ先生の中学受験ブログを連載中。

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