計算ミスしない子は1%!ミスを「間違い」と認めることが大切(2ページ目)

「ミス」を禁止!間違いだと認めましょう【富田先生のアドバイス】

富田先生:中学受験をするご家庭の99%が感じているお悩みではないでしょうか。少しだけ厳しい話をしますと、「計算ミス」「ケアレスミス」という言葉を使っているところが気になりました。「ミス」と言ってしまうと、子どもはたいしたことがないように感じてしまい、点数を失っているという意識が希薄になってしまいます。どんなタイプの間違いか、しっかり見極めることが大切です。

できる対策としては、もしも計算問題をするときにタイムトライアルをしていたら、5年生のうちは止めてください。入試では1問につき2〜3分の時間をかけることができます。10問あったら15分から20分かけてもかまわないので、確実に100点をとるようにしてください。目安の時間を決めて計算を解き、見直しをする時間をつくりましょう。そうするとどのような見直しをしているか分かると思います。
※さらなるアドバイスは動画をご覧ください。

自分が間違えないための確かめ・検算の方法を5年生のうちに確立してください。計算ミスは一朝一夕で直せるものではないので、コツコツと頑張ってください。

あなたのお悩みも聞かせてください

中学受験の勉強方法や、家庭学習でのお悩みはありませんか? プロの先生方が回答します!
どうぞお気軽にお寄せください。
お悩み相談の投稿はこちら ▸

今回の回答者:富田 佐織(とみた さおり)先生

今回の回答者:富田 佐織(とみた さおり)先生

アートオブエデュケーション関東指導部長。中学受験カウンセラーとして年間120件超の学習カウンセリングをし、的確な分析力で志望校合格に導いている。桜蔭学園卒。四谷大塚に飛び級入塾し、公開模試1位。元大手塾算数講師。著書に「中学受験算数 教え方のコツ」(PHP研究所)。朝日新聞EduAにて『親子で挑戦 ・ 中学受験算数』を連載中。プレジデントファミリー等各教育誌で取材多数。

専門家プロフィール一覧を見る ▸