在籍生徒の9割が東京と神奈川の学校
しろくまさんにアドバイスを頂きたい人は集まりましょう。パート6
しろくまさま
パート5が容量オーバー気味の様子ですので、新スレを立てさせて頂きます。
出しゃばり、どうかお許しください。
いつもお忙しい中、親身で適切なアドバイスを下さるしろくまさまに
心から感謝申し上げますと共に、今後とも
中学受験に悩む保護者達に御助力下さいますよう
よろしくお願い申し上げます。
相談者の方々に
このスレでの御相談に対するしろくまさまのアドバイスは
外部ブログに掲載されます。
不都合をお感じの方は、その旨明記くださいますよう。
イヌイットさま 外の人さま
とても控え目でいらっしゃいますが、しろくまスレをこっそり支える
善意の協力者でいらっしゃると思っております。
いつもありがとうございます。
しろくまさま
初めて書き込みします。どうぞよろしくお願いいたします。
当方、小6女子の親ですが、少々、迷っておりますので
アドバイスいただければ幸いです。
志望校は、京女のⅡSなのですが、秋から冬にかけて塾の模試では
合格率50%程度の偏差値でした。
ただ、過去問をやっても30点くらい足りないことが多いです。
算数が非常に弱く、国語と社会の点で埋めているが、埋めきれていない
というのが実状です。
ⅡSが算数重視の点数配分のため、算数での最後のカンフル剤があれば・・・
と考えているところです。
今からでも合格ラインまで算数の引上げが間に合うのか、
ここで志望校を変更するのか、迷ってもおります。
もちろん「学問に王道なし」と承知しておりますが、
親としては、なんとか成功体験が共有できればと念じてなりません。
そこで、どの分野をどのくらいやればよいのか、ご教授いただければ
幸いです。
また、おすすめの教科の時間配分をご指導くださいますようお願いします。
現在は、算数7割、理科2割、残りが国語と社会となっています。
どうぞよろしくお願いいたします。
しろくま様
年末の忙しさからお礼が遅れましたこと、お詫びもうしあげます。
しろくまさんのおっしゃる通りです。
娘の人生を賭けにてはいけませんよね。
反省です。
前回の書き込みは、オープンキャンパスに伺った次の日で、まだ私自身がかなり興奮しておりました。
娘にもそのテンションで話をしてしまい、すっかりその気にさせてしまいました。
しかし、そのあと、私から詳しい話を聞いた主人が、反対をしだしました。
それは大学ではなく、専門学校だと。
しろくまさんがおっしゃるところの、資格をとるための授業をしっかりやってくれて実績のある私立大学も
恐らく、1年生や2年生の間は、幅広くいろいろな勉強をさせて多方面の知識を身につけさせると思われます。
そして先生に言われたからではなく、自分の視野で見聞を広げていくというのが本来の大学ではないのかと思うのです。
私がとても気に入って帰ってきたその学校は、さすがに建築に関することはすべてカリキュラムに組まれています。
そして、共通の学科ももちろん単位をとるようになっています。
しかし、1年生の初めから製図のデスクにすわりっぱなしと聞いてます。
そこから講義へ行き、講義が終わったらまた戻るという生活のようです。
それだけ演習が多いようなんです。
そしてそれが6年間続きます。
娘はそれでいいと言いますが、私も不安になってきました。
建築しかできない人間になってしまいそうです。
おっしゃる通り、主人がとにかく国公立派です。
就職などでの世間一般の評価は、やはり私立より高いと疑っていません。
実際主人も採用の面接に携わっておりますが、やはり違うといいます。
でも国公立だからいいとか私立は併願校だとかの既定概念は捨てなければいけませんね。
また、ひとことで地方の国公立とはいっても、その地方では一番の学校です。
特色あるカリキュラムも組んでいるかもしれません。
娘は今日も朝から予備校に出かけていきました。
頑張っている娘のためにも、親として確実な情報を集め、精査し、後悔しない道をアドバイスできたらと思います。
なにか感じるものがあった!などあてにしてはならないこと、よくわかりました。
泣いて笑ってもあと3カ月のうちには結果が出ます。
それまで、最大限のサポートをしていきたいと思っております。
入試の直前ですが… ちょっと色々なお話を…
ご相談の中で、女子の算数のお勉強、という話がたびたび出てくるようになったので…
関西の塾は、いうまでもなく「算数」にものすごい力点を置いています。「入試は算数できまるっ」と、昔も今も、そう言われ続けているでしょう。しろくまもそれを否定しません。実際、それを実感してきましたから…
関西の中学入試の歴史の流れを兵庫県と大阪府を例に話しますと…
兵庫県には、灘・甲陽・六甲を3つの山の頂とする一つの「山」がありました。兵庫県では昔々はこの3つをめざして中学入試が展開されたものです。
しかも、これに関学や甲南、といった、上に大学がついているエスカレーター校がありました。色々なニーズに応えられる背景がありました。
また、高校入試のシステムも中学入試を後押しする背景がありました。総合選抜制度をきらう人たちが、中学のうちに大学実績のある私立へ、あるいは大学附属のエスカレーター校へと流れたのです。
入試科目はこれらはすべて「3教科」校…
女子校も豊富にありました。神戸女学院・神戸海星・親和・甲南女子… これらは社会が加わって4教科校…
この兵庫県の中学受験文化、というのは、とくに大阪の人間はなかなか理解できないところ… たとえば大阪出身で公立高校から京大や阪大、神戸大に合格してアルバイトでしろくまのいた塾の講師に来た学生たちは、いろいろ「無知」から衝撃を受けていました。
え? 入試に社会が無いんですか??(高校受験でも灘・甲陽には社会はありません)
え? 甲陽ってそんなに京大に合格しているんですか?
おもしろいでしょう。甲陽の実績を知らない大阪人、昔はたくさんいたんですよ。大阪は公立高校が大学実績をしっかり出していましたから、他県の私立高校、というのに目が向かなかったのでしょうね。
大阪府は昔は公立高校全盛の時代。公立中学、公立高校、そうして大学へ、というのが一般的な世界…
では中学受験はなかったのか、というとそんなことはありません。
大阪教育大学の附属中学が3地域に存在し(池田・天王寺・平野)、中学受験、といえば大阪の場合は「附属への受験」とほぼ同義の時代がありました。
また、男子中、女子中では、星光・明星の「2星」と清風・清風南海の「2風」、大谷・四天王寺・大阪女学院・プールの「4女」は中学受験もありましたが、このうち高校入試がない純粋の6年一貫校は「大谷」のみ… 高校からの入学者が多数の時代があった私立がほとんどでした。共学私立、と、なると極端に数は減り(金蘭千里など)、エスカレーター式の大学の付属の関大一中・同志社香里中は当時は男子校でした。
そうして入試科目は多くは「2教科」つまり算数と国語のみ… 附属は2教科どころか、理科と社会に加えて、体育・家庭科・音楽・図工までそろっていました。
大阪は、高校入試における内申書のしめる割合も高く、トータルなお勉強が要求され、苦手な教科を持ちつつも、優等生というと、わりとすべてできますよっ という子たちでした。
大阪の中学入試の専門塾は小規模、個人塾が多く、大きな塾は「高校入試」が専門でした。中学受験塾は、附属を目標とするところから入り、星光や四天王寺などの2教科校のお勉強、と、しだいに裾野を広げていった、という経緯があります。
指導する塾の先生も、非常勤のアルバイトも含めて公立高校出身、附属出身の先生が多く、わりと全教科の総合力で合格させる、という考え方が「昔は」強かったのです。
兵庫県は違いました。塾、といえば個人塾も企業塾も中学受験専門がほとんど… ただし、高校入試は灘・甲陽狙いになりますから、独特のスパルタ系となりました(これは大阪の入江塾も同じ)。
大昔はおもしろかったですよ。国語なんか勉強してもしょーがないっ 理科なんか自分で勉強しとけっ と、言い放っていた個人塾も多くあり、「算数」を教えるのが塾だっ という時代がありました。
関西で現在、灘の実績を出しているところは、いわば伝統的「兵庫スタンダード」の塾ですよね… 浜・希・日能研…
ただ、この「兵庫スタンダード」が「関西スタンダード」になってしまって、ちょっと苦労してしまうのが「女子」だと思うんですよ。
質・量ともに「算数」やらせすぎ、だと、思うんです。あ、いや、できる子はいくらでもやっていいと思うんですよ。できるんですし、難しい算数の問題を考えて解くのは、ほんとうに楽しい(と、思える子たくさんいますから)。
ただ、現実に4教科受験が女子中は多くなり、神戸女学院は120:120:100:100。四天王寺は昔は算数と国語だけで、それが4教科になって200:200:100:100の傾斜配点から、現在では120:120:80:80と、急傾斜から緩和されるようになりました。
「昔の大阪スタンダード」つまり、バランスよく教科勉強をして点数をとる「昔の優等生」女子のほうが合格していく状況ができていくような気がします。(四天王寺に象徴的で、配点変化と難問緩和が進む中で「兵庫スタンダード」の塾より「大阪スタンダード」の塾が実績を増やしていくのではないでしょうか…)
最近、この場でみなさんとお付き合いをさせていただいて、最近の過去問などに目を通すようになってわかったことですが、女子中の「難問出題率」は、しろくまの時代と比べて格段に減少している、というのが実感です。
もちろん、しろくまは国語の講師でしたから、その点は割り引いてお話を聞いていただいてかまいません。ただ、前から申していますように、男子の場合、算数ほど国語の勉強の時間を割いていないのに、算数に比べて国語ができないんですっ と、言われても、まぁ、そりゃまず国語の学習時間が足りませんね、という話から入らざるをえなくなります。
入試の直前でも、国語はもう伸びない、と、きめてかかって「漢字の書き取りや読み」などの暗記系に力を注いでしまうケースが目立ちます。
これって、国語がもともと得意な子の得点力も下げてしまうんですよね… だって読解の演習量を減らして学校によっては全体の2割も占めない語句系の勉強ばかりしてしまうのですから…
ところが、女子になると、ちょっと逆の問題も表現されます。算数ができない… 点数がとれない… と、きてしまって、もう算数は伸びないから暗記系に力を入れよう…
国語の語句系の勉強、社会の統計丸おぼえ、理科の生物・地学系の1問1答学習に走っていく…
これは算数と国語の演習量を減らしていく、という「2つの失敗の沼」に知らず知らずに足を踏み入れてしまうことになっているんです…
難問算数に疲れきった女子は、暗記系に「逃げて」、得意の国語の得点力を低下させる、という悪循環にも陥る危険性があるんですよ。
入試の直前で「算数ができていない」と嘆いている女子のみなさん!
まず、入試と同じ時間制限で過去問を1年度解いてみてください。
できなかった問題、分類してください。
A もう一度やったらできた(ミスでできなかった)問題
B まったくわからない問題
B-1 解説読んでわかった
B-2 解説読んでもわからなかった
B-2はもう不要です。
Aの分野は何でしたか? 同じ分野の小5の小テストや模試をもう一度解いてみてください。
これの繰り返しで過去問五年分通してやってみてください。
オーケストラの練習で、難しい部分、指揮者の要求に応えられない部分は「パー練習(パート練習)」します。でも! 「通し」でうまくいかなくては意味がありません。
入試も同じで、通しの時間の中で、その分野の問題が解けなくてはならないのです。わたしの友人の女性算数講師はそういう学習を「戦う算数」と申しておりました。
まず入試と同じ時間で「通し」。そうして「できなかった問題」をパート学習、ただし、できる問題による易問集中学習、そうしてまた次の「通し」… というようにやっていきましょう。
「できる問題」「解ける問題」をたくさんやらせてやってください。直前学習で絶対にしてはいけないのは、「できる問題」や「解ける問題」の演習量を減らしてしまうことです。この時期、「できない問題」を「できるようにする」努力よりも得意を磨くことと、「できる問題」を本番で「できなかった」とさせない努力が大切ですからね。
「わらにも」さま
しろくまは、入試には
「どこの学校にも通用する部分が7割」
「その学校に特徴的な部分が3割」
と、説明してきました。合格可能性が50%、と、いう段階で、30点足らずの状態の原因が主として算数にあるとするならば、「どこの学校にも通用する7割」の部分をまずはしっかりと学習するのがまずは正攻法。
ただし、同時にしろくまは、『孫子』に出てくる
およそ戦いは
「正」を以て合し
「奇」を以て勝つ
という言葉も入試に転用可能だと考えています。
これは、しろくまがよく言う話なのですが、算数ができない子は、まずは「比と割合」を徹底的に復習してほしい、ということです。これは中学入試のいろいろな問題に展開していく、いわばハブの部分。
「速さ」と「図形」などの問題は、この「比と割合」がしっかりわかっていない、ミスしがちである、というところで第1のひっかかりがあると考えられるからです。
「通し」から「パーツ」へ、ということを先ほど書かせてもらいましたが、お子さんの場合は、ちょっとひねって、まずは「パーツ」の再構築から入りましょう。
「比と割合」に関しては、かなり易問から流してみてください。とにかく、年内いっぱい、「比と割合」をていねい、かつ量も重ねる、という作戦をしてみましょう。
具体的にはお通いの塾でやられた小テストの「比と割合」の復習、また、たびたびろくまが紹介する「近・中・標」の算数は手に入りませんか?
P9は「割合」の解法のポイントが書かれています。まずこれを読んでしっかり確認。P11の「比」まででかまいません。
その後、P48~P55、1~30まで(偶然ですが、京女の平成22年の問いで終わり)やっていく…
十分理解しなければ先に進まずでかまいません。まずは「かわる」を優先しましょう。
その上で、同様に、
P14の「速さ」の解説に目を通します。これはP15「速さと比」まででかまいません。そうしてP68~71、1~11まで通してやってください。
で、平面図形にもちこみます。
「角度」はやらないで、「長さ」から入ります。P97の12から始めます。P107の44まで。
ただし、
16・20・21・22・26・28・41・42・43・45は、やらずに抜かしてください。
どうでしょう、年内と1月7日くらいまでは、これでいっぱいいっぱいでしょうが、ちょっと集中的にやってみませんか?
ポイントはかみしめるように「わかる」を優先してやっていく、ということです。で、ラスト一週間は「通し」に持ち込んでいく、ということです。
京女の過去問は、もう、六年分くらいやってしまいましたか? あと一週間の通し演習に二年分くらい残っているとありがたいのですが…
しろくま様
アドバイス、ありがとうございます。
早速、計算に関しては『解答用紙の折り返し』と、『屏風折り』
志望校の解答用紙に合わせて 徹底できるようやってみます。
お試し受験も、本人に『模試のつもりで』ということ、そして結果ではなく、
あくまで『本命への雰囲気慣れの練習』ということをよく話しておきます。
『5296』様のコメント、そしてしろくま様のアドバイスを読ませて頂き、
まさにうちの娘も同じ状態で しろくまさんのおっしゃる通りな気がします。
娘も第一志望に受かりたい!頑張る!とは言うのですが、
時間を大事にして集中してやるべき事をこなす・・・と言うのがなかなか出来ず、
その日やろうとしていたことがこなせないうちに眠くなり、寝てしまう・・・
『5296』様のように、娘が寝た後で一人、
「あぁ・・また今日も終わらなかった・・・」と、焦りともどかしさが・・・
しろくまさんがおっしゃる通り、
心のどこかで「頑張ってもどうせダメなんじゃないか・・・」と思ってしまっている部分があるように思うんです。
過去問やってもあまり点数が取れないし、成績も上がらない。
自信をなくしてしまっている気がして・・・
なのでうちもなるべく なんとか時間を作って易しい問題をやらせて
『解ける』という気持ちに持ち上げてあげないと
本来 解ける問題まで「解けない・・・」と思ってしまっている状態なので、なんとか負のいスパイラルから抜け出さなくては・・・と思います。
「解ける!」と思って解くのと、「私には解けない」と思いこんで解くのとでは
脳への影響も全く違うと思うので・・・
「自信もって!絶対解ける問題だから大丈夫よ。」と 声かけはするのですが、
それより易しい問題を解かせて「解ける!」経験をたくさん積む事が大切なのですね。
計算スペースの使い方の練習と共に、それも合わせて 進めてみます。
いつもとても為になるアドバイスを下さり
本当にありがとうございます。
しろくま様
わらにもです。早速の丁寧で的確なアドバイスをありがとうございます。
昨日,さっそく「近中標」を買ってきました。
そこで,昨夜と本日,指示通り,実行開始しました。
「速さ」のP71の11まで終了しました。
「割合」,「比」はAが8割,残りがB1で,
「速さ」がAが7割,B2が1問,残りがB1でした。
今,「平面図形」に取組んでおります。
しろくま様に直接メッセージを頂いたことで本人もがんばろう!という気が
出てきたようです。
具体的な指示があり,明確に目標があるとモチベーションがぐ〜んと
あがるようです。
本当にありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします。
しろくまさま
最後の最後までしろくまさまに助けていただいて
何とお礼を申し上げていいかわかりません。
子どもは落ち着いて、手を動かして、問題に向かうように
親はオロオロせず、今日できたことの方を認める。
これからは受験校だけを見つめて、粛々と入試に挑みます。
ひょっとして国語で補えるかもしれません。
理科も数少ない得意分野が出るかもしれません。甘いかもしれませんが・・・。
逆流法、お正月1日かけて復習してみます。
これを打ちながら、思わず涙ぐんでしまいました。
不甲斐ない息子ですが、なんとかがんばってほしいと思います。
ではしろくまさま、よいお年を!
~しろくまからの、寒中お見舞い~ ①
今年もまもなく終わります。みなさん、いかがお過ごしでしょうか。関西は1月15日から入試ですね。センター試験も同じ日に?あり、中学と大学の入試が始まる、ということになります。
しろくまの時代、大晦日には塾生たちが塾に集まり、教室ぶちぬき(教室の壁が可動式だったので壁を取り払い)で大晦日の特訓と激励集会をしました。今でも色々な塾ではイベントがあるんでしょうね。
きみたちの正月は、受験がすんだときだっ!
と、やや講師たちもヒステリックに叫んでいました。子どもたちは、みな真剣に講師の「激励」を聞いていました。この集会に出てから、ちょっと変わりました、と、おっしゃる保護者もおられました。
「激励」の意味もありますが、「安心」の提供、という意味合いも強いのですよ。受験生が一箇所にたくさん集まって、「みんなといっしょ」ということが子どもにとっては心強いところもある… 不安の解消、ということは年末の課題でもあります。
ただ、しろくまの時代の入試は3月初日でしたから、「まだ」入試までは時間がある時期… 一月一日には最レ生たちを集めて「もちつき大会」なんてのもしました。入試を意識しつつも、「ゆるやかさ」もありました。
それでも、「正月返上」というのはあたりまえ… お正月特訓、三賀日特訓など塾に来て勉強する、というのはフツーでした。
1月15日に入試なんかが始まると、もうこの時期の受験生のご家庭は、受験生中心に家が回転していることでしょうね…
ただ、正直申しますと、わりと「ゆるやかに」お過ごしのご家庭も、そして本人もいましたよ。それが「実際」というもの。
今でもそうではないですかね~ 塾の先生には「お正月も勉強しますっ」とか真剣な顔をして「宣言」して、お家ではごろごろと小5のときと変わらない正月を過ごす… 弟や妹とゲームをして遊ぶ、おじいちゃんやおばあちゃんの家に行ったりする、などなど… 保護者もどこかで「ま、正月くらいはいいか」と年末のご決心は緩んでいく…
塾に「逃げてきた」子もいましたよ。
「お父さんが正月くらい勉強すんなっ て、怒るねん~」
しろくまたちは、思わず笑ってしまいました。わりとお父さんは、「大きく」入試を捉えられているケースが多く
「一日くらい勉強しないからって成績下がるくらいなら、最初から合格せんっ」
「正月勉強したからって何点上がるねんっ そんなんで不合格なっても、ともと力がないからやっ」
「そんなこともできないくらいなら能力ないねんっ 受験やめてまえっ」
と、根本からひっくり返す話で「お怒り」になられるんですよね。で、お母さんはキっとお父さんを睨んで反撃に出る…
「あなたがそんなこと言うからだめなんでしょっ!」
「そんなこというてたらほんまにこの子は何にもしないねんからっ」
もう何年も何年も、同じ「風景」をみてきました。
入試の直前は
「特別なことをして合格しようとするな」
「あたりまえのことをするから合格できる」
ということを意識してください。
正月返上して、特訓だぁ~ というのが「正月特訓」のもともとの趣旨ではなかったんですよ。ものすごい勘違いがあると思うんです。
正月ゆっくりしてもいいんですよ。でも、ふだんどーりに勉強もする、ということです。「特別なこと」を意識するんではないんですよね。
毎日計算練習していたなら、正月だからって休む必要は無いんです。お正月でも計算練習はしましょう。
毎日塾の無いときは三時間勉強していたら、正月だからって休む必要は無いんです。お正月でもその時間は勉強はしましょう。
「あたりまえ」のことを淡々としていく、というのはすごい「力」になるんです。
小5のみなさんは、ふだんどーりのお正月でよいんです。むしろ色々させてやってください。旅行、ゲーム、ふだんのお正月よりもぐっと「豪華な」お正月、楽しいお正月を演出してやって
「でも、来年はこうはいかないからね」
「来年はできないし、まぁいいか」
という一言を必ず添えて「いろいろする」ことを許してやってほしいのです。
遊んでもよいんですよ。「でも、来年は行けないしね」と付け加えておく… 今から「来年」を意識させた仕込みを少しずつしておきましょう。
しろくまの時代、「初詣」ならぬ「初学校詣」をされる保護者がおられました。お子さんを連れて神社や仏閣にお参りをされ、その後、志望校の「学校詣」をする… 門前まで「学校見学」に家族でいっしょに行く、という作戦です。あ、べつに門前で柏手打って拝まなくてもよいですよ。(でもね、実際、志望校の門前に立つと、ほんとうに拝みたくなる気持ちになります)
ただ、これは3月初日が入試の時代… 現在なら、むしろ小5の方にお薦めかもしれません。
入試一週間前、というのは、できるだけ家族といっしょに行動する、というのを心がけてやってください。塾へのお出迎えも、妹や弟、お父さんなんかもみんないっしょに、というのがよいですよ。
で、特別に「がんばれ」とか「テストどうやった?」と、こちらからはいっさい聞いたりしない。言いたかったら黙っていても本人が話します。本人が話す、というのが大切なのです。
お母さんが「がんばりなさい」って言うんでしゃなく
本人が「おれ、がんばる」「わたし、がんばる」と言う空気をつくる
というのが大切。こういう発言が本人から出るのは、家族みんなで行動しているとき、楽しく過ごしているときなんです。
入試独特の緊張感と不安の解消は「本人が自分の口で話す」というのがもっとも大切なんですよ。
だから塾でも「合格宣言」といって、本人に話させる、ということをするんです。
今までをふりかえってみてください。やはり中学入試というのは、「家族ぐるみ」でやってきたことでしょう? いろんなことを「がまん」して勉強してきた数年間だったと思うんです。
だから最後のしめくくりは、「家族みんなで」してやってください。
特訓終わって出てきたら、家族みんなが出迎えてくれる、そうしてみんなでどこかで食事…
入試は孤独な戦いだっ
なんてことをいう講師もむろんいます。正しいですよ。でも、だからこそ、入試以外のところではお子さんを一人にしないでやってください。一人じゃない、と、思えるから孤独に向き合えるんです。
どうか今夜は、家族みんなでお過ごしくださいな。年越しそばを食べながら、受験の話はいっさい抜きで色々話しをする。まぁ、ばかげたテレビ番組みながら盛り上がってください。もちろん、時間が来たら、ぱっと切り替えてお勉強。そんななかで、子どもは、ふとつぶやくんですよね。
「おれ、合格するで」「わたし、がんばるね」




































